男の存在意義3

 
 
男性のほとんどは妻の蓄積された不満に気づかないので「この刑事事件が終われば・・」とか、「破産・債務手続きが終わればいいのじゃないか」と男の方は、人にもよりますが割と軽く考えている傾向があります。
プロ野球選手ダルビッシュの離婚報道の題名だけ見ると「何故オレだけが悪い・・」となって疑問を持っているようですが、離婚に至るまで女性は我慢しているものとする前提が我が国ではあるのと、男の鈍感力が底流にあるからです。
正式に離婚になってしまった場合でも、一旦(特定の)事情があって別れただけだから、(倒産処理が終わればとか、浮気でさえ反省して)出来ればヨリを戻したいと考えているフシの見える男はいくらもいます。
そのためにせっせと生活費の仕送りを続けている男が結構多いのですが、女性の方は(金の切れ目は縁の切れ目と)割り切っていて、一旦別れてみると意外にどうってことがない事が分り、最早ヨリを戻す気が全くないことが多いようです。
女性の方が割り切りがいいと言うよりは、離婚の正統性をいつも再確認している・・せざるを得ない精神構造にあるので、一旦離婚を持ち出した以上は、おいそれと元に戻る気がしないこともあるでしょうが、実はそれだけではないかも知れません。
普通のサラリーマンの場合、生活費として月に10万円前後を別居中の夫がきちんと送って来ている以上は、何かあっても(家の修繕が必要になったり・・・まだ男が前面に出ないと不安な場面がありますが・・)相談には乗ってもらえるし、夫が家にいない方が生活費も安く済む(夫が同居していると生活費がかさむので5〜6万多く払ってくれる程度ではマイナスです)上に、妻には気楽な生活でもあります。
昔から「亭主は達者で留守がいい」と言われるように、女性から見れば夫にはものすごく気を使っていて一緒にいるのは実は大変な精神負担になってる実情があります。
単身赴任生活が長引くと妻の方では、生活費だけ送ってくる別居生活の方が気楽(「亭主は達者で留守が良い」)となる人が多いのと同じです。
この辺は September 8, 2010 オスの存在意義1の続きですが、男の存在意義としては05/24/03「男の存在価値2」までを書いていますので、今回はその3となります。
子供さえ生まれれば、後は生活費の仕送り・・経済安定+イザと言うときのために用心棒としての男がいさえすれば良い・・別居=通い婚で十分な印象です。
(性欲関係については別に書きます)
最近60代で内縁関係になった内妻(夫は現場系60代後半ですので経済的には今後あまり頼りにならず、むしろこれから介護等世話する負担の方が大きい印象ですので)一緒にいるメリットを聞いてみると、「やはり男性がいないと(家の修理等?)何かのときに不安ですから・・・」といっていました。
まだまだ、オスには用心棒的需要はあるようです。
人間以外の他の動物の撃退は火器の使用で十分ですので、女性警備隊でも間に合うでしょう。
世の中にオスが一杯いるから、これに比例してオスの用心棒的役割が必要となるのですが、もしもオスが種付け用冷凍精子製造機みたいになってしまえば、(土木建築関連、植木の手入れ等現場関連も皆女性で間に合う時代が来て)メス対オスの比率が10万分の一になれば用心棒機能もその比率で足りる事になります。

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