国(くに)とは?6

親(日本で言えば国民を守るべき政府・親同然)にいじめ殺されそうな児童が国家権力(もっと上位の米国や国際世論)による庇護を必要としているような状態でしょうか?
ここまでくると、中国が香港人やウイグル人を統治すべき正統政府と言えるかの疑問が生じます。
政府とは何か?ですが、国民の生命財産等を守るのが第一の使命でしょう。
政府を守るために人民を戦車で踏み潰すのを意に介しない政府とは?
いずれにせよ、中国では政府側としては支配対象人民とは敵対すべき関係で同胞意識など全くないし、民主主義・人民が政治参画を考えることすらできない状態でやってきました。
中国共産党や朝鮮人民共和国のいう人民とは古代社会からの用語・・支配対象としての人民であってリンカーンのいう政治に主体的に参加するようになった人民ではありません。
https://jp.wsj.com/articles/SB12636345258602743387504586016293987967186

香港デモ再び緊迫、大学が新たな主戦場に
By Jing Yang and Stella Yifan Xie
2019 年 11 月 14 日 11:02 JST 更新
【香港】医師のチュー氏は患者に縫合処置を施すのに、普段より手間取っていた。香港中文大学(CUHK)の体育館内に設置された簡易治療所で同氏が手当てしていたのは、デモ隊と警察との衝突で負傷した若い学生だった。
飛んできた催涙ガスの弾筒で頭部を負傷したその女子学生は、膝を抱えて痛みに耐えていた。チュー医師は、ボランティアが握っている懐中電灯の明かりを頼りに、麻酔なしで学生の頭部を4針縫った。医師は自身に影響が及ぶことを恐れ、姓名は明らかにしなかった。
中文大学では12日、終日にわたり…https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/11/ha-2.php
香港デモ隊と警察がもう暴力を止められない理由
2019年11月12日(火)18時25分
ジェームズ・パーマー(フォーリン・ポリシー誌シニアエディター)
<腹を撃たれて倒れたデモ参加者、親中派の男性に火を付けたデモ参加者──世界の香港に対するイメージは一日にして暴力的なものに変わった。これからどうなるのか>
──警察とデモ隊の両方が暴力に訴えるようになっているようだ
上記原稿記載から一ヶ月以上先送りになっていましたが、この間香港で区議会選挙が行われ、中国政府の思惑に反して自由を求める勢力が圧勝したようです。
その後高等裁判所は、「行政府による覆面禁止条例制定は違法である」との判断が示され、中国政府は法の解釈権は政府にあるという声明を出したようですが、ここまでくると文字通り中国政府が国際常識から追い詰められた様相です。
司法権の決定に行政府が優越すると宣言するのでは、一国二制度の返還条約を守っていることになるのでしょうか?
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52338310Z11C19A1MM0000/
中国「覆面禁止は適法」 香港高裁判決を批判

2019/11/19 13:24
【北京=羽田野主】中国の国会に相当する全国人民代表大会常務委員会法制工作委員会の蔵鉄偉報道官は19日、香港でデモ隊がマスクや覆面で顔を隠すことを禁じる「覆面禁止規則」について「(香港の憲法に相当する)香港基本法に適合している」と指摘する談話を出した。香港の高等法院(高裁)が覆面禁止は「違反している」と初の判断をしたばかりで、波紋が広がりそうだ。
https://www.sankei.com/world/news/191209/wor1912090022-n1.html
8日の大規模デモを経て抗議活動はどこに向かい、中国当局はどう対応するのか。
「昨日の疆蔵(きょうぞう)」「今日の香港」「明日の台湾」-。
8日のデモ行進で掲げられていたのぼりである。「中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区やチベット地方で起きた問題は、香港で起きつつあり、台湾でもこれから起きうる」といった意味だ。

https://www.sankei.com/world/news/191216/wor1912160010-n1.html

中国首相、香港デモを批判 一層の取り締まり指示
2019.12.16 13:51
香港では15日夜から16日未明にかけて政府に抗議するデモ隊と警官隊が衝突、地元紙によると、少なくとも16人が拘束された。警察は物を投げるなどの過激な行動を取っていない参加者にも催涙弾を発射し、より強硬な姿勢を示した。過激デモは沈静化の兆しを見せていたが、市民の反発は強まっており、年末にかけて衝突が激化する懸念もある。

このところ体調悪く過去の書きダメ原稿そのままの掲載になっていますので、現時点の香港状況とは様変わりですが当時の記録としてお読みください

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