ハニトラ→美人局の現代版1

8月末頃からサーバー不具合の関係で、かき溜め消化になっている関係で、5月4〜5日頃から連載していた財務省次官のハニトラ疑惑関連記事の先送り分の復活掲載です。

選挙が自由に行われている日本で解散・総選挙を嫌がる野党の国会追及って?国民支持を受けていないのに、メデイアの応援を受けて国会で空騒ぎしているに過ぎないことを自白しているようなものです。
森かけやセクハラ問題の追及が国民の支持を受けているならば、解散は前回の選挙で負けたやり直しになるので党勢拡大の好機ですから大喜びのはずです。
ところが昨日紹介した日経調査の支持率で内閣総辞職を主張して解散になると、立憲と民主、共産社民、自由をあわせて現議員数121名→議席占有率で計算すれば、26%あまりですが、今の野党合計支持率が仮に15〜6%あまりしかないとすれば大幅減になります。

注 今になると上記、「昨日紹介した日経調査の支持率」の「昨日」とはいつのことか今になると不明です。
5月中旬頃の日経調査を検索しましたがすぐに見つからず、以下の文が出ましたので、参考のために引用しておきます。

2018/6/29付
日本経済新聞 朝刊
野党の支持率が伸び悩んでいる。日本経済新聞社の22~24日の世論調査では、政党支持率は自民党が44%なのに対し、衆院で野党第1党の立憲民主党は9%にとどまる。共産党は4%、日本維新の会は1%ともっと低く、5月に結党した国民民主党に至っては0%だ。野党の支持基盤の薄さが安倍内閣の強さにつながっている面もある。
多分5月調査を引用したのでしょう。
これで野党が解散に追い込む?のか逆に追い込まれたら?壊滅的でしょうから、内閣総辞職を求めている訳ではないと言いだして結局審議再開に応じました。

大手メデイアも選挙近しとなると、昨年のように選挙結果とあまりにも違う世論調査発表では信用をなくすのが心配になったのか、急にまともな結果を出すようになって来た印象です。
大手メデイアも選挙近しとなると、昨年のように選挙結果とあまりにも違う世論調査発表では信用をなくすのが心配になったのか、急にまともな結果を出すようになって来た印象です。
「大手メデイアの世論調査は・・(政治を一定方向へ誘導したい偏りがあって?)信用出来ない」と昨年の総選挙以降言われ出したのを気にしているのでしょうか。
日経の世論調査結果をネットで見ると、なぜか無党派層の64%が審議拒否否定データが出ていません。
なぜメデイア界では「綺麗どころ」ばかりが出世するかの疑問が言われているように、女性が何かの仕事をもらおうとすると性的サービスを要求されるのが普通と言われている・・性風俗の乱れが普通に言われている業界です。
芸能関係者の異性関係・ゴシップ報道がメデイア界にとっては重要ニュース・・定番でしたが、これを政治の世界に拡大した→営業政策の失敗とも評価できます。
・・芸能人のゴシップ記事みたいなことを国政の重要争点・・「あらゆる国政をストップするような事件かよ!」と多くの国民が苦々しく思っているのがわからなかったのです。
この関連で思いされるのは、安倍総理シンパで知られる元TBSの山口氏が安倍総理賛美する書籍出版直前(衆議院解散直前の絶妙のタイミングで)に発表された以下の事件です。
「ホテルに意識不明下で連れ込まれて強姦された」と刑事告訴した女性が記者会見して一時騒ぎになりましたが、結局刑事立件されなかったというネットニュースでした。
男性は女性が同意してホテルに行ったという主張だったと思いましたが、私は先ずは真偽は別として女性が何か仕事をしようとするとすぐにこういう関係になる業界だという印象を受けました。
ただ例によって安倍政権による捜査介入説もネット記事が飛び交っていてどちらが本当かわかりません。
事件の真相に関心があるわけではありませんが、今回のセクハラ事件と流れがひどく似ていますので以下引用しておきましょう。
以下の通り15年の強姦被害だというのに、記者会見が17年の解散がいつあるかというタイミングでした。

私、伊藤詩織が実名でレイプ被害を公表した理由 | 司法と政治の「ブラックボックス」をあばく

2017年、ひとりの女性が日本社会、司法、政治に大きな疑問符を投げかけた。
大物ジャーナリストからレイプされ、刑事告発するが不自然な経緯で不起訴となったため、伊藤詩織と実名を公表し、日本の性犯罪をめぐる「ブラックボックス」の実態を明るみに出した。現在は民事訴訟中だ。
2017年5月下旬、私、伊藤詩織は、東京地裁の司法記者クラブで記者会見を開き、自分のレイプ被害を公表した。
日本では、女性がレイプ被害を公表するなんて考えられないことだ。でも自分がとくべつ勇敢だったとは思わない。それしか選択肢がなかった。
伊藤の行動は、世界の#MeToo運動とも共鳴し、各国メディアから注目された。
本記事は、2018年1月に伊藤自らが「ポリティコ」ヨーロッパ版に寄稿した英文の邦訳である。
2015年4月4日の早朝、気が付くと私は東京のホテルの一室にいて、当時、TBSワシントン支局長だった山口敬之にレイプされていた。山口は安倍晋三首相と親しい関係にあるジャーナリストだ。
前の晩、私は就職の相談をするために山口に会った。その晩の記憶は、鮨屋で気分が悪くなり気を失ったところで途絶えている。私は刑事告発する決意をした。

これだけ極端・明日なトーリーであれば、刑事立件されないとは思えないのですが・・ただ、意識不明の大柄な女性を担ぎ込んだというストーリー自体の無理筋で警察は信用しなかったのでしょうか。
政権批判側のネット主張では彼女を引きずってホテルに連れ込む映像があったかのようにいい、男性側は昨年解散直前の選挙妨害?安倍政権潰しの陰謀に過ぎず、自分でホテルにはいった動画があったので不起訴になったという正反対の主張のようです。
上記は意見ではなく両立できない事実主張ですから、どちらか虚偽主張していることになります。
これに対するここからは私の意見ですが、それだけの客観証拠があれば不起訴とは考え難いところです。
そこで反安倍政権側は、政権の圧力を唱えるのですが、独立性の高い日本検察に政治圧力かけるようなことができるのか?常識的に無理な憶測のようですが、この点はどちらが本当か不明です。
ただ結論として、検察審査会でも不起訴相当になった事実は認めているようですから、
この審査会委員にまで政権の圧力があったとは想像しにくいことです。
検察審査会に対する圧力まで 言うと憶測で書いているのではないか?という印象を受ける人が増えるでしょう。
https://ameblo.jp/don1110/entry-12316396779.html

【Yahoo!ニュース(毎日新聞) 2017.9.29.】 「詩織さん」準強姦を不問に付した検察審査会 「不起訴相当」までの奇怪な経緯
詩織さんの代理人弁護士が言う。

「7月18日頃、第六審査会の伊藤事務局長から、追加の証拠の提出時期を確認されました。詩織さんの陳述書がまだでしたので、“その週のうちに”と回答したのですが」
(中略) 「事務局長から“証拠を追加のうえでの議決を希望されますよね?”と聞かれ、当方が“当然希望します”と述べたところ、“こちらにも都合がありまして”と言われたのです」
詩織さんの代理人弁護士が言う。
というのが検察審査会が政権の圧力を受けていると言う主な根拠のようですが、添付されている決定書を見ると9月29日ですから、2ヶ月もなぜ出さなかったか(申立書に詳細意見を書いているでしょうから新たに出す意見がなかったから?)不思議です。

その他補助審査員を選任しない点を批判していますが、法的判断の必要な時に選任するものであって、ホテル出入り時の動画を見ての判定・・自分で歩いて入ったか引きずられていたかくらいは素人でもわかるから必要がないということでしょう。
審査会でも起訴不相当ということは、外形的に見れば政権の捜査妨害説よりは安倍政権潰し演出説の方が客観性があるような印象ですが、本当を知るには民事訴訟の結果を待つしかないでしょう。
民事も動画次第でしょうから、動画の証拠調べさえすればすぐに方向性の決着がつくはずです。
(もうついているのかな?

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