世論調査と選挙結果2

昨日世論調査の比較を見たように設問によって支持不支持が割れる結果になり、同年中におこな割れた選挙結果を総合すれば、国民は「戦争法」とか、「平和憲法を守れと」いう観念論ではなく、どこまで米軍に協力すべきか・・具体的なギブアンドテイクのあり方に関心があったことが浮き彫りでした。
TPPその他各種国際協定の賛否でも、TPP反対という抽象論よりはどの条項が日本にとって不利で別の条項が有利などの複雑な組み合わせですから、その不利益部分をどの程度まで(関税協定等によって恩恵を受ける業界から不利益を受ける業界への補助金等の資金移動など含めて)緩和できるか・農産物の関税緩和するにしてもすぐでなく10年かけて実施するなど)交渉力にかかっていることです。
日本にとって有利か否かは、不利な分野(例えば農産物関税引き下げ率を少しでも)で緩和してもらうために、日本に有利な輸出産業分野でどの程度まで譲るかなどの具体的比較考量の結果で(特定利害集団の自己利益実現の主張に引きずられることなく)判断すべきです。
多様な利害集団の利害を考えながら国民独自に判断すべきですから国民が健全な判断をするには交渉項目別の詳細情報開示が重要です。
しかもその先の着地点は現在進行中の交渉力にかかってくるのに、交渉前から前もって「絶対反対」という主張ばかりでは国民にとって意味不明・・「何も考えるな」という強制です。
彼らの主張方式は、「個別内容を聞かないでくれ自分らの主張・判断に賛成するかどうかだけで良い」と言わんかのような運動形式です。
「一定政治勢力の判断にお任せ」というならば、総選挙でどの政党に一任するかは決まったことです。
総選挙後に特定政策に反対する以上は、反対するに至った新たな具体的内容を開示してこの点が良くないと適示してこそ(国民もなるほどと・・)「選挙で任せたもののこの問題は一任しておけないな・・」と考え直すことになる順序です。
集団自衛権や共謀罪法案に対する具体的問題点指摘なしに、憲法学者や文化人がこんなに多く反対しているという論調は結局「自分ら所属集団・ブランド」に頼れ・「一任しろ」という総選挙結果の否定論にしかなりません。
TPPに限らず各種EPAどの分野に補助金をつけるかなど政治というものは特定政策の実行・反対にはそれぞれの利害団体があって賛成・反対するのはわかりますが、個別利害に関係ない一般国民にとっては文字通り利害関係から中立的立場で複数以上の錯綜した個別利害を聞いた上で国民一人一人がどの程度の折り合いで決めるのが日本にとって有利かの総合判断を行うのがボトムアップ社会です。
一般人には合理的判断力がないが「誰に委ねればよいか程度の投票はできる・これが代議制民主義の精神だ」と政治学で習いました。
アメリカ大統領選挙で選挙人制度という制度に驚く人が多いでしょうが、一般人はまともな判断能力がない前提の民主主義です。
日本の場合国民一人一人のレベルが高いので、国民がだれかに判断権を1任する社会ではありません。
内容のないアジ演説・・・賛成・反対という結論を何回聞いても意味がない・・そんなことより内容をきっちり説明してほしい国民の方が多いのではないでしょうか?
共謀罪や安保法制で言えば、憲法学者や刑法学者あるいは弁護士何人が反対しているかではなく、共謀罪法のどの条文が諸外国の法律とどのように違っていて問題なのか、その問題点について国会でそのような議論をしてきたのかが一般国民にとって重要です。
内容説明なく「近代法の法理に反する暴挙」とだけ主張されても??という人が多いでしょう。
集団自衛権論では、日本だけの自衛力では中国の侵略を防具能力がないのは自明ですから、現状で米軍がどの程度協力してくれるのか?
いざという時に米軍の防衛協力度合いを引きあげる(武器の補給をしてくれるだけでなく)には、日本も日頃から米軍にどの程度まで協力しておくべきか?
そのためには日本が負担すべき範囲・応分の負担がどの程度まで要請されているか?を具体的に議論すべき時代になっています。
国土を守るというよりは中韓に侵略された場合(ありもしない被害をでっち上げては)、「報復として何をしても良い」式の占領支配が想定されるので、チベットやウイグル族に対する以上の弾圧が待っていると覚悟すべきかどうかも判断基準でしょう。
想定される残虐支配を防ぐために米軍の援助が必須とした場合、国民がどの程度までの負担を許容すべきかの問題です。
戦後長い間米国本土まで報復攻撃できる国がなかったし通常兵器でも米軍の戦力は圧倒的でしたので、米国がある国が攻められているときに守ってやるために参戦介入しても戦闘参加の兵の損傷も微々たるものでした。
大陸間弾道弾の開発以降、中国が日本侵略した場合アメリカが日中間の争いに参戦して自国に核弾頭が打ち込まれる事態を招くような参戦をしてくれるかの疑問が生じています。
また通常戦力限定の戦争介入でも、米軍が参戦したら湾岸戦争時のイラクのように?「相手が逃げ回るだけ」と言う時代ではなくなっています。
アメリカが自国への報復攻撃被害を前提にしなかった日米安保条約初期とは立場(北朝鮮でさえ米本土に対する核攻撃能力を今にも完成させるようになったのが今の北朝鮮問題です)が変わっているので、日本国民の多くが片務的条約・アメリカが一方的に日本を守る日米安保条約の実効性に疑問を持つようになっているのです。
「いざと言うときにアメリカが応援してくれるのだろうか?」と疑心暗鬼になっているのが尖閣諸島問題激化したとき以降の日本人の心情です。
この心配を払拭するためには、日本もある程度米国の国防に協力しないと、アメリカは自国への報復被害を覚悟してまで日本の防衛にコミットしてくれないリスクが高まっている・・これが日本人の常識であり、国際常識だからこそ中国が堂々と尖閣諸島海域での領海侵犯を繰り返すよう・(南シナ海の基地化もアメリカの出方を試す動きの一環)になったのです。
中国はアメリカの出方・・「鼎の軽重を問う」ていたのに対し、オバマ政権は明白に世界の警察官役をしないと明言しました。
要はギブアンドテイクで約束した範囲以外は、守らないという宣言でしょう。
次期トランプ大統領がNATO諸国に対し、応分の負担を求めるようになったのと同じ文脈です。
このまま日米安保条約の変質・結果的にアメリカが日中戦争に巻き込まれるのを尻込みする事態の進行・日米安保条約の空洞化進行を放置するのか?
安保条約の空洞化を防ぐ必要があるという立場に対し、空洞化を進行させるべきというのが親中韓(韓国も米軍のくびきから外れれば、対日侵攻が第一目標であることをもはや隠しもしない印象です)派勢力の狙いでしょうか。

昨日世論調査の比較を見たように設問によって支持不支持が割れる結果になり、同年中におこな割れた選挙結果を総合すれば、国民は「戦争法」とか、「平和憲法を守れと」いう観念論ではなく、どこまで米軍に協力すべきか・・具体的なギブアンドテイクのあり方に関心があったことが浮き彫りでした。
TPPその他各種国際協定の賛否でも、TPP反対という抽象論よりはどの条項が日本にとって不利で別の条項が有利などの複雑な組み合わせですから、その不利益部分をどの程度まで(関税協定等によって恩恵を受ける業界から不利益を受ける業界への資金移動など含めて)緩和できるか・農産物の関税緩和するにしてもすぐでなく10年かけて実施するなど)交渉力にかかっていることです。
不利な分野で緩和してもらうために日本に有利な部分をどの程度まで譲るかなどの具体的比較考量の結果で(特定利害集団の自己利益実現の主張に引きずられることなく)多様な利害集団の利害を考えながら国民独自に判断すべきですから国民が健全な判断をするには交渉項目別の詳細情報開示が重要です。
しかもその先の着地点は現在進行中の交渉力にかかってくるのに、交渉前から前もって「絶対反対」という主張ばかりでは国民にとって意味不明です。
彼らの主張方式は、「個別内容を聞かないでくれ自分らの主張・判断に賛成するかどうかだけで良い」と言わんかのような運動形式です。
「一定政治勢力の判断にお任せ」というならば、総選挙でどの政党に一任するかは決まったことです。
総選挙後に特定政策に反対する以上は、反対するに至った新たな具体的内容を開示してこの点が良くないと適示してこそ(国民もなるほどと・・)具体論なしに憲法学者や文化人がこんなに多く反対しているという論調は結局「自分ら所属集団・ブランド」に頼るだけの主張になります。
それぞれの利害団体があって反対するのはわかりますが、個別利害に関係ない一般国民にとっては文字通り利害関係から中立的立場で複数の錯綜した個別利害を聞いた上で国民一人一人がどの程度の折り合いで決めるのが日本にとって有利かの総合判断を行うのがボトムアップ社会です。
一般人には合理的判断力がないが「誰に委ねればよいか程度の投票はできる・これが代議制民主義の精神だと政治学で習いました。
アメリカ大統領選挙で選挙人という制度に驚く人が多いでしょうが、一般人はまともな判断能力がない前提の民主主義です。
日本の場合国民一人一人のレベルが高いので、国民がだれかに判断権を1任する社会ではありません。
内容のないアジ演説・・・賛成・反対という結論を何回聞いても意味がない・・そんなことより内容をきっちり説明してほしい国民の方が多いのではないでしょうか?
共謀罪や安保法制で言えば、憲法学者や刑法学者あるいは弁護士何人が反対しているかではなく、共謀罪法のどの条文が諸外国の法律とどのように違っていて問題なのか、その問題点について国会でそのような議論をしてきたのかが重要であって、集団自衛権論では、日本だけの自衛力では中国の侵略を防げないの自明ですから、現状で米軍がどの程度協力してくれるのか?
いざという時に米軍の防衛協力度合いを引きあげる(武器の補給をしてくれるだけでなく)には、日本も米軍にどの程度まで協力しておくべきか?そのためには日本が負担すべき範囲・応分の負担がどの程度までか?を具体的に議論すべき時代になっています。
国土を守るというよりは中韓に侵略された場合(ありもしない被害をでっち上げては)、「報復として何をしても良い」式の占領支配が想定されるので、チベットウヤウイグル族に対する以上の弾圧が待っていると覚悟すべきかどうかも判断基準でしょう。
想定される残虐支配を防ぐために米軍の援助が必須とした場合、国民がどの程度までの負担を許容すべきかの問題です。
戦後長い間米国本土まで報復攻撃できる国がなかったし通常兵器でも米軍の戦力は圧倒的でしたので、米国は守ってやるために参戦しても戦闘参加の兵の損傷も微々たるものでした。
大陸間弾道弾の開発によって、中国が日本侵略した場合アメリカが他国間争いに参戦して自国に核弾頭が打ち込まれる事態を招くような参戦をしてくれるかの疑問が生じています。
また通常戦力限定の戦争介入でも、米軍が参戦したら湾岸戦争時のイラクのように?「相手が逃げ回るだけ」と言う時代ではなくなっています。
アメリカが自国への報復攻撃被害を前提にしなかった安保条約初期とは立場(北朝鮮でさえ米本土に対する核攻撃能力を今にも完成させるようになったのが今の北朝鮮問題です)が変わっているので、日本国民の多くが片務的条約・アメリカが一方的に日本を守る日米安保条約の実効性に疑問を持つようになっているのです。
「いざと言うときにアメリカが応援してくれるのだろうか?」と疑心暗鬼になっているのが尖閣諸島問題激化したとき以降の日本人の心情です。
この心配を払拭するためには、日本もある程度米国の国防に協力しないと、アメリカは自国への報復被害を覚悟してまで日本の防衛にコミットしてくれないリスクが高まっている・・これが日本人の常識であり、国際常識だからこそ中国が堂々と尖閣諸島海域での領海侵犯を繰り返すよう・(南シナ海の基地化もアメリカの出方を試す動きの一環)になったのです。
中国はアメリカの出方・・「鼎の軽重を問う」ていたのに対し、オバマ政権は明白に世界の警察官役をしないと明言しました。
要はギブアンドテイクで約束した範囲以外は、守らないという宣言でしょう。
次期トランプ大統領がNATO諸国に対し、応分の負担を求めるようになったのと同じ文脈です。
このまま日米安保条約の変質・結果的にアメリカが日中戦争に巻き込まれるのを尻込みする事態の進行・日米安保条約の空洞化進行を放置するのか?
安保条約の空洞化を防ぐ必要があるという立場に対し、空洞化を進行させるべきというのが親中韓派(韓国も米軍のくびきから外れれば対日侵攻が第一目標であることをもはや隠しもしない姿勢になってきました)勢力の狙いでしょうか。

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