非賢人政治1

韓国の移民戦略・策謀の結果、最近では韓国系市民の多いアメリカ西海岸の都市で日本の寄付した日本庭園入り口に慰安婦の像を設置されてしまいました。
アメリカの善意を信じていて戦前大失敗しましたし、上記のような移民戦略の動きもあるので、アメリカ人の善意を信じて安閑としていると、日本はまた中国や韓国の謀略にやられてしまう危険があります。
2013/08/31「韓国民の行動様式12(虎の威を借る狐5)」,まで連載して来たトラの威を借る狐から、トラの意思決定に参画しようとしているのが、戦前からの中国の謀略・基本政策であり、今の中韓両国政府です。
今度こそ苦汁をなめないように、中韓の策謀のすごさとアメリカの善意の正体を見誤らないようにする必要があります。
道義の高さでは負けないといくら自慢していても、中韓両国の宣伝活動の結果、逆に日本が道義のない国と決めつけられることになります。
アメリカの善意は、2012/12/05「民主主義と正義12(政治資金3)」や2013/09/13「アメリカの政治2(ロビー活動とマスコミ利用2)」 前後で書いたように、関係国の働きかけ・・ロビー活動の強弱やハニートラップその他不正ルート次第でどうにでも変わって行く弱いものです。
(我が国政治家や役人あるいは企業経営者も同じ状態に陥っている可能性が高いことをこれまで書いて来ましたが・・。)
国民一般で見れば我が国もアメリカもどちらかと言えば道義心の確かな人・高潔な人は接待や広告などしたくない人が殆どですが、こうした働きかけを積極的にするのは、スジ悪の人やグループの方が積極的傾向があると一般的に言えるでしょう。
広告と言うとアクセス障害をなくすために必要だとかいろんなもっともらしい議論が出て来て分り難いですが、「自慢する人って?」「相手の悪口を陰で吹き込む人って?」親しくなりたい人ですか?と問えば、答えは簡潔です。
接待ばかりしたがる人って好きですか?
接待ばかりされて良い気になっている人って好きですか?
政治家に近づいて来る人物はそれなりの目的がある・・友人としては、望ましくないタイプが原則です。
政治家にとってはギブアンドテイクの関係が重要ですので、下心のある人物の方が却って役に立ちます。
話題が横へ飛びますが,スパイは相手に信頼されないと良い情報をとれないので,有能なスパイほどイザとなれば二重スパイの汚名を着せられて始末される弱みを握られていることになります。
相手に8の情報を与えて10の情報をとる・・8の情報を10の価値があると思わせて10の情報をとるなどが有能な諜報員ですから、・・ときには相手から8の情報を貰って10の情報を与えて,相手にもたまに良い思いをさせる必要がある・・この繰り返しで人脈を築いています。
この結果、自分が餌として漏らした情報を証拠としてにぎられていますので、何らかの権力争いの種に使われたらおしまいです。
政治家も同様でやったり貰ったりの繰り返しですから、落ち目になると過去に協力した何が政敵に利用されて暴露されるか知れません。
政治家をやっていると社会の良識から言えば交際しない方が良いような人物が、政治家にとって日常的に接触する階層になって行きます。
この結果、アメリカ・・に始まって我が国でもそうですが、先進民主主義国の政治には、道義心のしっかりした普通の国民は政治に近づかない・近づきたくない傾向になってきました。
政治家の人望がなくなるのに比例して、(変な人の)働きかけ次第で政治を行なうのを気にしない人材ばかりが政治家になって行き、結果的にサイレントマジョリテイーの意向が無視され、変なスジ悪の人やグループの意向が通り易い国となります。
衆愚政治とはレベルの低い国民の声に従う危惧を言うものですが、ココで書いているのは国民レベルが高くても政治家レベルが卑しくなる一方でこのリスクが高まります。
指導者任せ・代議制の場合ココに食い込みさえすれば良いのでこのリスクが高く、中韓等は専制政治下の讒言等の権力闘争経験が豊富なのでココへの働きかけに成功して来た・・経済で言えば言わば政商・財閥が活躍する社会です。

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