中韓の移民政策4(残留孤児)

朝鮮系在日または帰化した元在日などが一杯いるので、その婚姻を通じて朝鮮系あるいは中国系の在日がドンドン増殖する仕組みです。
その子供など簡単に国籍取得出来るので、今後は韓国・北朝鮮系日本人、中国系日本人何十万人という統計が必要な時代がくるでしょう。
満州に置き去りされたいわゆる残留孤児の帰国が続きましたが,彼らは一人で帰ったのではなく妻子・あるいは夫や育ての親を同伴してきました。
それどころかその後これを頼って中国人の親族らも次々と日本へ入国してくるので,彼らの一家眷属の数は実は膨大な数にのぼっている印象です。
満州から帰った残留孤児(と言っても50台でしたから残留孤児2世ということだったか?)の刑事事件を4〜5年前に担当したことがありますが,中国人の妻だけではなくその妻が呼び寄せた妻の甥や姪など多数が関係者として日本に住み着いていて事務所に来たのには驚いたことがあります。
彼ら甥や姪の方が中国人妻よりは1世代若いので、日本社会への適応が進んでいて(残留孤児の夫は逮捕されているので、事務所に来るのは中国人妻です・・)妻に対する日本の制度などの説明・通訳的役割を果たしてくれました。
残留孤児が中国で世話になったことに対しては感謝するしかありませんが,それは別としてドンドン中国人の親類筋を呼び寄せている・・フィリッピン人と結婚すると一族が日本へやって来たり,生活費の援助を期待すると言われますが,同じパターンが帰国残留孤児でも行なわれているのです。
残留孤児は人種としてはまぎれもない日本人ですが,中国で生まれ育ったからそう言う価値観になっていると言うだけではなく、日本での生活適応が大変なために中国人の仲間と助け合って日本で生きて行くしかない・・まさに一般の在日中国人や韓国人と同じ思考方式で生きている様子です。
一般外国人労働者の場合それなりの仕事があって,あるいはその期待で日本に来るので若い人が多く適応力もありますが,残留孤児の場合仕事の見込みすらないのに孤児というだけで(多くは中高齢者が)帰って来るので、普通に来日する外国人労働者よりも適応するのに大変な感じです。
外国人と違って受入れる方の気持ちが違うしそれなりの社会援助もありますが,彼らに必要なのは経済援助よりは仲間です。
親の故郷で歓迎会を何回も開いてくれても彼らはそれでは不安が溜まる一方です。
心細いから仲間を増やすために故郷から人をよびたくもなるのでしょうが,これが膨張圧力になります。
マスコミ報道では帰国残留孤児の多くが生活保護に転落しているのでこの援助をしなければならないという方向での意見が多いのですが、彼らはそんなことよりも同じ境遇で助け合う仲間が欲しいのです。
中国残留孤児が帰国して50年ぶりに親族と再会したと言っても,生まれてから一回も見たこともない従兄弟や叔父や叔母との交流の興奮は一時的なものに過ぎません。
帰国してみると一方的に援助を受け続ける関係は誰でもイヤなものですし,援助する方も余程出来た人でないと気持ちが続きません。
事実上上下関係になってしまう血の繋がった日本の親族よりは、長期的には心の通い合う同じ境遇の仲間の方が心が落ち着きます。
誰でも援助を受けるよりは自活したい・・心細いので他人でも同じ境遇のもの同士の方が良いでしょうし,まして妻の親族などが日本に来てくれれば,心強いでしょう。
こうした仲間意識が強固になっている結果、犯罪行為であっても、中国人社会の仲間はずれになる訳に行かずに誘われるとそのまま仲間に入ってしまうようです。
結局日本人と中国人は人種差というよりは、生育環境・現在の環境要因が大きいことが分ります。
韓国人や中国人が日本やアメリカとオーストラリア等でガン細胞のように増殖しているのは、移住先の社会で恵まれない境遇にあるから本能的に仲間を少しでも多く呼び寄せたい・・自分自身は多くの子を産みたくなっているからではないでしょうか?
移住先の日本人やアメリカ人等に対してはいつも最下位であっても、仲間を郷里から呼び寄せれば、自分の方は先に来て現地の事情をより多く知っている分、そのグループでは大きな顔が出来るメリットもあります。
子供を多く産めば夫妻はそこ・小宇宙での中心人物になります。

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