中国共産党→中国政府→人民2

中国共産党もテロ・ゲリラ戦の繰り返しで国府軍を圧倒して行っただけであって、ソ連のボルシェビイキ政権同様に国民本来の支持を受けたことは一度もありません。
現在のリビヤやエジプト等の騒乱の結果を見れば分るように、テロや騒擾によって政権を倒すことは出来ますが、だから誰が・どのグループが国民の支持を受けていることになるかとは別です。
人民解放軍は、中国国民を守るための軍ではなく、国内で政敵を圧倒するために作られて来たし現在も党勢維持・粛正するためだけに関心のある組織ですから、どんな過酷な弾圧でも必要とあらば辞さないでしょう。
北朝鮮軍も対外的に勇ましいことを言っていますが、政権維持のためにやっていることであって政権維持装置としての機能が中心である本質は同様です。
共産党政権はこうした生い立ちから、国民の支持をもともと必要としていないので、議会を作る発想がありません。
中国の全人代をあたかも日本の国会にあたるものだとマスコミが紹介していますが、これは飽くまで共産党員の全国大会であって、国民代表の集会ではないので国会に擬するのは甚だしい誤導です。
中国はロシアのように元々議会が出来たことはありませんから議会を乗っ取っているのではありませんが、結果的にボルシェビイキ同様に政府の頭脳部分を乗っ取ってしまっている点は同じで、政府は共産党に乗っ取られている状態です。
政府を占領している共産党から政府が独立しない限り、そのままで欧米が期待するような民主化することは将来にわたってあり得ない点は、将軍様支配のママで北朝鮮政府が民主化しようがないのと同じです。
北朝鮮だけ独特の考え方・仕組みだと思っている方が多いと思いますが、実は北朝鮮は中国・共産党政府のミニチュア版であって、思考形態・統治形態・関心はほぼ同じです。
中国の場合も国民のための政府でない点は北朝鮮政府と同じです。
北朝鮮は未だに個人崇拝のままですが、中国共産党は集団世襲制に移行していることによって、個人崇拝から組織維持に力点を変更している点が違うだけで、国民や国家の命運より党権力維持に関心の上位がある点は同じです。
国民が苦しくなって共産党支配に反抗した場合、それが漢民族であろうとなかろうとチベットやウイグル族に対するのと同様以上の過酷な弾圧が待っているます。
法輪功に対する弾圧は異民族弾圧ではありませんが、その過酷・凄惨さが想像を絶する事態になっているのは、異民族かどうかではなく、共産党政権存続にどれだけ密接度があるかによると見れば理解可能です。
政権が本当に苦しくなれば、あまた手段を厭わない方法の1つとして、先ずは外国資本の攻撃から始めてそこに国民のエネルギーをそらせる保身策に努めるでしょう。
これが先ず簡単な反日暴動(日本は何も仕返しをしないので気楽です)の煽動になった・・本番に備えて予行演習的役割で行なったものですから、今後も政権維持が苦しくなれば、先ず日本叩きから始まることは目に見えています。
反日騒動を煽るだけでは不満が収まらない・・効き目がなくなれば、反米その他あらゆる対外排撃運動をやるでしょう。
現在中国の場合、戦前のように諸外国が自国民保護のためと言って、自国軍を上海に進駐させることはできません。
現在中国は核兵器の威力があって、世界中を敵に回してもどこも攻め込んで来る心配はありませんからやりたい放題を煽動するでしょう。
(北朝鮮もこのために核保有を狙っています)
ただ、世界から孤立すると国民がいよいよ貧困化して不満を持ちますが、共産党政権は北朝鮮政府を見ても分るように共産党政権さえ維持出来れば、国民の苦しみなど二の次です。

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