米軍基地1

ポツダム宣言によると戦後の日本は、軍備ゼロ・警察力もゼロが要求されていました。
・・・軍備ゼロということは主権国として永久に独立を認めない・・領土を守ることをさせない・・その代わりアメリカが領土を守ってくれるのかと言うとそれはしない・・アメリカの軍事支配に必要な範囲で自己の利益のために守るだけでそれ以外の領土紛争にはタッチしないのですから、アメリカの覇権を脅かさない限り近隣国が好きなように占領しても良いという意思表示でした。
単的に言えばアメリカ軍基地への侵入は断固阻止するが、基地の安全と関係ない場所はどうぞお好きにと言うスタンスです。
・・基地の安全を脅かすその周辺・・半径何kmまでかはアメリカが判断することで、日本がとやかく言う権利がない・・と言う勝手なスタンスです。
今のところ中国が沖縄まで寄越せと言えないのは、アメリカ軍基地があるからでしょう。
これの実践をしたのが、李承晩による竹島不法占拠だったことになります。
これに対する日本からの抗議に対して、アメリカ軍は韓国に対して何も(追い払って)してくれませんでした。
これが現在の紛争の元凶になっているのですが、韓国もアメリカ軍の事実上の支配下にある国ですので、アメリカの安全保障にとってはどちらが支配しても意味がないのでアメリカには利害がなかったことが第一です。
まして将来日本が国力を持った場合アメリカに対抗することを恐れていたことから、これを種にいつも両国がいがみ合っている方がアメリカに利益だったこともあります。
アメリカ支配下の李承晩政権がこんなことを出来たのには、内々アメリカの了解を得てやったことは想像に難くありません。
同盟国同士で戦争にまで発展するのは困りますが、不満が燻っている関係である方が支配者にとっては都合がいいものです。
タマタマ朝鮮戦争が勃発したので、アメリカは已むなく日本に警察予備隊を持たせることになり、相応の経済復興を認めざるを得なくなりましたが、それでも韓国が竹島を武力占領しそれまで漁業していた地元の多数漁民が拿捕されても、日本は何も出来ない・・・この厳然たる事実を日本国民に見せしめ的に明示し・日本の無力さを見せつけた一コマだったことになります。
国内では戦後直後朝鮮人によって各地で不法占拠・不法行為が相次いだことは誰でも経験して知っているとおりですが、(ピストルさえ所持出来なかった)丸腰の警察が朝鮮人の不法襲撃に逃げ回るしかなかった、今考えると想像を絶する悲惨な時代があったことが想起されるべきです。
これも英米流離間の策に(インド支配もこの成功によるものだったことを大分前に書いたことがあります東南アジアでではビルマやインドシナ半島に中国人を送り込んで二重支配し、アフリカにはインド人を送り込むなど、すべてこのやり方です)朝鮮人が浅はかにもこれに乗ってしまったことによるでしょう。
弱ったときに助け合う道徳のある日本(東北大震災でも同胞意識がハッキされましたが、これが日本社会では何千年も続く道徳です・・)・・裏返せば、弱った隙をつく生き方は最低の人間として子々孫々に語り継ぐべき恨みになりますので、最大のタブーになる社会です。
韓国では今でも「大震災で弱った日本をやっつけるのは今だ」と喜びに湧いていたことはネット報道等で周知のとおりですし、この時点で竹島をクローズアップした意味を問われた李明博大統領自身が「今、日本は弱ってるから・・」と言い訳していました・・これが韓国では正当性の根拠になる国民性ですから、日本の価値観からすれば驚きですし、余計怒りを買ったことになります。

©2002-2016 稲垣法律事務所 All Right Reserved. ©Designed By Pear Computing LLC