クリスマス・イヴ

今年もクリスマス・イヴがやって来たので、恒例にしたがって今回と明日は特別番組です。
クリスマス・イヴは、若い人が幼い頃から慣れ親しんだ行事ですので、老夫婦だけよりは娘達参加の方が盛り上がります。
私に限らず、私たち世代は自分の時代は高度成長期でうまくやれたが、広く言えば日本の将来狭く言えば自分の子供など次世代の将来を心配している向きが多いと思いますが、目の前に複数の娘や息子がいて幸せな家庭団らんがあれば、それを素直に喜んでいれば良いのではないでしょうか?
子供ら次世代の職業不安、結婚していても子供がいないことを理由にする子供ら夫婦の将来不安等々、子供の将来を心配するのは、現実にはあり得ない杞憂かも知れません。
杞憂と言う言葉が生まれた意味を考えると実際にはあり得ない想定ですから、現にあった事柄と言うよりは人間は先々のことを心配してクヨクヨしがちだから、先のことを考えるのも程々にしなさいと言う教訓でしょう。
次世代には次世代の考えがあって生きているのでしょうから、6〜70代の世代の考え・自分の育って来た生き方を基準に彼らのことまでくよくよと心配してやる必要がありません。
クリスマス・イヴくらいは子供のことまで心配しないで、逆に子供たちがいることを最大限利用して楽しく過ごすのが良いでしょう。
次世代がしっかりしないのは心配と言えば心配ですが、先のことをくよくよ心配しないで考え直せば、私の場合身近に娘が2人もいるのは親にとっては幸せなことです。
何しろ、何だかだと言っても(今の若いもんは・・式の議論を良く聞きますが・・・)やはり世代が違う分新しいことには敏感ですし、パソコンがちょっとでも調子が悪いと、ちょっといじって直してくれるし(その分まるでコチラの実力がつきませんが・・・)いろんな分野(食事の嗜好なども違うので、食べたことのないものを食べさせてくれるし)にわたって便利です。
2世代相互関係は、将来のことは別として生活が便利であることが確かです。
若い方も親世代の智恵や財力を利用出来るし、多世代同居・身近にいることは賑やかで悪いことは殆どありません。
男女関係の将来をテーマにこの秋から書いて来ましたが、昔は力仕事の関係などで、一家に男手が必須だったこともあって同世代の男女関係維持が中心的テーマでした。
しかし今では、パソコン操作等軽作業が中心になって来てジェンダーが不要な時代ですから、ペアーを組むなら世代間協力関係よりは2世代相互助け合いの方が(高齢者と次世代の組み合わせを考えても・・介護問題はあらかた解決できます)当面の生活は(次世代の将来を心配しなければ)合理的でしかも便利です。
次世代と別居しているから、他人の訪問介護や買い物援助などが同居している場合に比してより多く必要になっているとも言えるでしょう。

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