第二次世界大戦=景気対策と人種差別の合体戦争1

第二次世界大戦に関して戦勝国アメリカによる虚偽宣伝が行き渡っていますが、これに対するコラム・・2012/11/09「景気対策と軍需景気1(批判者の気持ちと批判文言)」あたりから話題がそれていたのでその続きになります。
アメリカが如何に虚偽の思想教育・宣伝をしようとも、日本は経済対策のために銃弾や鉄製品を無駄遣い出来るほど資源もなければ貨幣的にも余裕はありませんでした。
昔から「勿体ない」が生活信条の国ですし、経済大国になって何十年経っても資源の無駄遣いをしないで生産・燃費効率上昇に頑張って来た国ですから、もっと貧しかった戦前にそんなバカなこと(・・生産過剰解消のための資源浪費)を考える余地は全くありませんでした。
(「油の1滴は血の1滴」とすら標語していた時期です)
ありもしない日本の思想を創作して敗戦国日本に対して軍需景気創出が戦争原因だったとする歴史教育をアメリカは強制して、(本当はアメリカに引きずり込まれたことを隠すために・・?)戦後の教育現場に持ち込んでいたのです。
今回の尖閣諸島や竹島問題でもしも戦争になるとしたばあいに当てはめれば、「日本は失われた20年と言われる長引く不景気で困っていたので戦争を仕掛けた」と言う歴史教育が中国でされるようになるのでしょうか?
大人はそんな馬鹿なこと・・と思っていたでしょうが、公的に言えないので黙っているしかなかったし、当時の私たち脳みその真っ白な子供らに対して日本の実態からしてあり得ない歴史教育して来たことになります。
日本の実情から今冷静に考えればあり得ない行動パターン教育をアメリカが強制して来たものですが、洗脳というのは怖いもので、私も子供の頃から、アメリカによる洗脳教育を受けてそのようにずっと信じてきましたよ・・。
(物資の有り余るアメリカでは戦争による物資の無駄遣いは合理的かも知れません・・自分の行動パターンを相手に当てはめて相手を非難する傾向があることについては、2012/11/09の上記コラムで書きました。)
中国や韓国の虚偽に満ちた歴史主張・教育同様に、アメリカも結構やるものです・・。
ところで話題が大きく変わりますが、アメリカ人の白人優越思想・・信奉は根強いものがあります。
黒人差別が根強く残っている現状(今現在のことです)で知られるとおり人種差別意識・・白人の優越意識の強いアメリカでは・・第二次世界大戦当時には、アーリア人の優越を主張していたナチスよりもひどい人種差別意識があったと思われます。
我々日本では戦後アメリカに都合が良いように、ドイツだけが人種差別でジェノサイドという大罪を犯したと習うのですが、実はその当時の欧米全般を覆う人種差別意識をポリュリズム・大衆迎合主義で勢力を伸ばしたヒットラーが、政権獲得後更に支持をつなぎ止めるために利用したに過ぎないように思われます。
20数年ほど前に家族で観光旅行でフランスへ行ったときに、タマタマ、ユダヤ人に対する差別問題の写真展・解説があったのでこれを見て驚いたのですが、ユダヤ人差別はドイツの専売特許ではなく、その前から、むしろフランスで最初にユダヤ人差別問題に庶民レベルで火がついていたことが具体的に分りました。
ドレフュス大佐事件等で日本の学校で習う歴史にも少しは出て来るので、点々とした予備知識はありましたが、日本で習う世界史では各国の実情までは本に書いていませんから、他の欧州諸国でどうだったのかまでは分っていませんでした。
(ただし、フランス語の解説は殆ど読めないのですが、英語に基本単語が似ているのとある程度歴史を知っているので写真と総合して大方分った程度です)
草の根でユダヤ人排撃がフランスでかなり進んでいたことを具体的に知って驚きました。
外国旅行して地元博物館等に入ると、地元の常識が分るメリットがあります。

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