家庭サービスと外注

 

話が老人介護にずれましたが、2010-9-10・・(1)「妻のサービスと代替性1」のつづきです。
家庭内サービスが悪いと男は家庭外サービスに誘惑されて行き勝ちですが、これは子育てや老人介護等の外注化が奨励されているのとは違い、家庭破壊に結びつき易い・・今のところ家庭は社会の基礎単位ですので社会的に許容されない関係です。
このため風俗系は水商売として蔑まれ、一般家庭女性の目の敵にされているのです。
現在のように普通の勤務先でも女性社員が多数いる社会では、女性と接触する機会がいくらでもありますが、それ自体を目の敵にしていられません。
接触する機会・場所を用意すること自体がいけないのではなく、女性が酒食でもてなすと男がすぐその気になりやすいことに原因を求めるべきかも知れません。
ところで、一般家庭女性がよその男と個人的に一緒に飲酒しているのは、(勤務先の同僚とでも個人的なものになると)それだけで不倫の疑いをもたれる行為ですが、風俗系の場合それが商売ですから、営業店舗での行為である限りそれ自体で不倫の疑いを持つ人はいません。
と言うことは風俗系の場合、それ自体商売なのでチヤホヤしてくれても男性の方もその場限り・その気で遊んでいるところがあって、却って危ない方向へ行き難いとも言えます。
妻子がいるのに商売女相手に本気になってしまう男は自制心が足りない・価値観が大分狂っているか、家庭が先に破綻状態になっている場合が多いのかも知れません。
夫が外で毎晩飲んで帰ってくれれば食事の世話をする手間もいらないし、外泊で滅多に帰って来なければ楽だなどとうそぶいていると大変なことになるのが普通です。
実際にそんなことを考えているのではなく,帰らなくなった夫に対する強がり一種の捨て台詞でしかないのかも知れませんが・・・。
子育てや介護その他の外注とは違い、妻も働き盛りの夫に対するサービスだけは外注に頼って手抜きをしてはいけないことが常識として分っているのでしょう。
サービスが悪いと男の切り札(離婚請求は滅多に認められないので浮気による事実上の離婚実現)があるとは言うものの、男の方も安定した家庭を破壊し子供との関係を失い・長期にわたる養育料負担があるので、経済的には一生暗くなるので妻のサービスが余程悪いときだけしか実行出来ません。
こういう訳で、夫も出来ることなら家庭で仲良くしていられる方が気持ちがいいものですし、老後は夫婦で楽しむしかないので、今の夫は若いころから家庭大事にしているのが普通です。

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