中韓の移民政策3と我が国留学熱の低下1

今でも日本人の場合、外国へ行くのはより良いものが学べるかもしれないという期待があって行く人が大半であって、自国が駄目だからと言って自国を棄てて逃げるために行く人は滅多にいません。
今や生活様式・道徳のあり方その他いろんな分野で最先端発進基地・社会になっている日本では、進んだ海外文化を学ぶための留学生が減るのは当然です。
留学熱の冷却化の代わり企業活動として海外に出掛ける企業=企業人・・地方の中小企業に至るまで・・増えています。
バブル崩壊以降、海外が学ぶ場ではなく稼ぐ場に変わって来たのですから、海外に出る目的が変わってきました。
マスコミが昔の尺度で若者の留学熱が下がったと心配しているのは時代錯誤です。
古代に唐から学ぶものが少なくなって、遣唐使を廃止したのと同じことを国家が決めなくとも若者が自然に実行しているのですから、頼もしいことです。
いつも書きますが、過去に正しかったことをお勉強しているに過ぎない学者の意見にしたがっていると社会の進路を誤ります。
留学熱と言うものは、後進国の向上意欲と先進国への脱出意欲とにかかっているのですから、中韓両国国民が熱心なのは自国が遅れている分・・落差の大きさに比例するのは当然のことで、日本がこれに遅れを取っていると煽るのは間違っています。
先進国から後進国への留学は言わば現地風俗の研究や現地の歴史・考古学等の資料収拾のために滞在する目的であって、いわゆる留学の必要性ではありません。
あるいは企業などが現地進出するための市場調査など・・。
大手企業が地方へ工場立地したり出店加速しているからと言って、若者が田舎の大学に進学する必要があるかは別問題です。
企業海外進出にあわせて現地の実情を知る工夫は、赴任してからで間に合う・・社員教育・研修は進出企業に任せればいいことであって、若者の傾向一般を論じる問題ではありません。
そのやり方で日本企業は、今まで東南アジア等に進出してうまくやってきました。
アフリカ等に進出するからと言って、その前から留学しておいた方が少し就職に有利か?という程度でしかなく、逆に現地大卒として現地で就職活動すると現地社員採用基準となって学生にとっては不利な感じです。
海外で通用する人材育成には、本社志向の腰掛けではなく、現地に長期間駐在させる仕組みにした方が合理的ですが、こうした工夫は企業が考えるべきことで、今の若者は・・・と言う問題ではありません。
中韓の移民熱に戻ります。
中韓の人が日本が好きだから、学びたいから日本に来たという人がいても、ちょっと中国政府が裏で金を出して動員すれば他所の国である我が国でも反チベットデモのように簡単に大量に動員されるのには驚き・恐れた人が多いと思います。
折角自国から逃れて外国へ行っても中国人街・・韓国人の多く住むところに集まるしかない・・あるいはそのネットワークから離れられない弱い人が中韓からの移民には多いことによるのです。
在日は戦後何十年もたっても日本の隅っこで生きているので、同胞で助け合うしかないので同胞の呼びかけには反応するしかない傾向があります。
いずれにせよ、我が国あるいは世界中に現地に同化出来ない中国人や韓国人が多くなるのは危険な兆候です。
チベットでもどこでも漢人の方が次第に多くなっていて、もしも住民投票をしたら独立反対派の方が多くなる時代になっています。
チベットやウイグル自治区などで真に民主選挙が行なわれたとしても、漢人の方が多くなってしまうとチベット族やウイグル族の代表は選出されません。
ソ連時代に各地の共和国ではロシア人を大量に送り込んでいてロシア人がリトアニアなどバルト3国では現地人よりも多くなっていることが報道されていました。
これを属国ではないアメリカや西洋・・もしかして日本でも進行中?で実行しているのが中国や韓国の国際戦略です。
我が国での在日韓国人の参政権要求が強まっているのは、その一環として理解すべきです。

米軍占領政策3(朝鮮人利用政策1)

良く知られているところでは、アメリカは中華民国総統の蒋介石に「沖縄を中国領土にしてやっても良いぞ」と持ちかけたのですが、彼は、中共と交戦中であって日本の協力が必要であったことから、余計な紛争を抱え込みたくないと断ったことで、今の沖縄が日本領に残りました。
こうした経緯があるので、中華民国政府に変わった中共政府の方では沖縄を自国領土だと主張する権利があると最近言い出しているのです。
アメリカはいろんなところに,地元の国同士の紛争になる置き土産・地雷を仕込もうと画策していたことが分ります。
極東の国同士の紛争小型版を、日本国内でのいがみ合い社会を創設しようとしていたのが、戦後占領政治でした。
マッカーサーの思うままになっていたら、日本は助け合い・思いやりの国から何百年単位でいがみ合うとんでもない国になってしまうところでした。
アメリカはマスコミが世界中で宣伝しているような善意に満ちた正義・民主主義推進国どころではありません。
何回も書いていますが、アメリカ支配下では韓国・台湾、南ベトナムだけではなく、民主革命が起きるまでは中南米、中東、東南アジアその他全てで軍事独裁国家ばかり樹立して傀儡支配の道具にして来ました。
自分のエゴを押し付けるための宣伝道具として、民主主義を広めると宣伝して来たように見えませんか?
イギリス植民地支配もアメリカ支配も民主主義の伝播どころかそれまで話し合いでやって来た地域にまで、その土地にニワカ王族や軍事政権を創設して自分の都合良い傀儡政権化・・地元民主化の逆行ばかりでした。
中東地域で革命等で追い払われた元王家は全て革命の数十年まえに英米軍が担ぎ上げてにわかに王様になった人たちでした。
その点では米英がでっち上げたイスラエル建国とほぼ同じです。
日本を占領したアメリカ政府が、仮に朝鮮人を支配層に据えようとしていたとすれば、日本を東南アジアの植民地で利用して来た華僑に代えて、朝鮮人を利用して二重支配下に置こうとしていたことになります。
アメリカにとって、幸いなことに朝鮮人は酷薄非情な人種ですから、もしやらせていたら日本支配は苛烈を極めたでしょうから、日本人を占領軍と朝鮮人の二重支配下に置けば日本人を半永久的に奴隷状況においておけると考えたのではないでしょうか。
日本人は朝鮮人の非人道的な支配に反抗するのがやっとで(彼らは日本支配時代の仕返しだと事実無根のことをでっち上げて・・口惜しかった先祖を恨めと正当化するでしょう)その後ろ盾に存在する米軍を相手にどのような反乱も出来ません。
米軍占領政策の思うようになっていたら、今の日本では中国によるチベット支配どころではない朝鮮人支配による地獄のような日々が待っていた可能性があります。
敗戦直後の虚脱状態とは言え、負けた後の日本の政治家は戦場で勇敢に戦った皇軍兵士同様によく頑張りました。
圧倒的軍事力を背景にする米軍の強権政治に対して、時にはいなしながらときには重光外相のように毅然として、しなやかに対応して日本民族の独立・・朝鮮人支配をはねのけるのに成功したのです。
堪え難きを耐えながら民族の誇りを維持するために、粘りに粘った私の親世代の苦労に感謝しなければなりません。
交渉にあたる指導者がしっかりしていただけではなく、米兵の続発する強姦事件朝鮮人の犯罪行為に対して民衆の一人一人が隠忍自重して暴力支配の口実を与えなかったところがすごかったと思います。
戦争で負けた後の戦後処理こそが,本当の戦争・・撤退戦は華々しくないものの攻撃戦より苦労が多いのが原則です。
我々弁護士でも勝つに決まっているような事件で勝つのは何の苦労もありませんが、負ける事件をうまく軟着陸させる方が難しいし腕が必要です。
このとき米軍と折衝する人材は戦争中のような華々しい活躍が出来ないばかりか、時には妥協もするので非国民の汚名も着ます・・後は歴史が検証してくれるのを待つばかりです。
朝鮮人を使って日本支配をしようとしていたアメリカの策謀(があったというネット情報が正しかったとすれば・・)を跳ね返してくれた先人の苦労に感謝するよりほかありません。
この種の計画が仮にあったとしても、占領初期に日本にも軍政を布く予定(軍令3号)があったけれども、直ぐに米軍司令部が撤回して結局布告しないで終わったように、日本人と朝鮮人の民度差を見てGHQが直ぐに撤回したのが本当のところだったのではないでしょうか?
8月28日末尾に紹介した論文によると朝鮮ではそのまま軍政が布かれ、大韓民国樹立まで約3年続きました。
仮に軍政予定があったり朝鮮人利用の予定が最初にあったにしても、米軍は占領直後日本人の礼節のある合理的対応を見て、直ぐに(占領後数日程度で)方針転回をするなど、かなり公正に見ていたことになります。
11年の大震災における対応を見ても分るように、敗戦時における日本人は、上から下まで対応が見事過ぎたからです。

米軍占領政策2(二重支配)

今回は前回書いたアメリカが占領当初朝鮮人を使って間接支配しようとしていたという情報が真実であったとした場合の話です。
人望のない少数民族に支配させるとそう言う民族は公正な政治が出来ず、無茶をやることが多いので、政権は民衆の支持を永久に受けられないので、しょっ中国内が揉めます。
・・たぶん朝鮮人が日本の支配層になって今も君臨している状態を想像すれば分りますが、専制君主制しか知らないので、今の北朝鮮みたいな絶対服従政治を強制していたでしょう。
その結果、国内はしょっ中揉めて大変な社会になっていた筈です。
裁判所もみんな朝鮮人で固められていると公平な裁判が期待できず、不満がたまって来ると米軍が出て来て超法規的に救済してくれる・・占領軍のアメリカは格好いい役回りです。
仲裁役としての植民地軍・・正義の味方のように裁いてくれる植民地軍の影響力が強くなって、日本人は朝鮮人の横暴から救ってくれる米軍の駐留を望むので、植民地支配が永久的に安泰だからです。
何と恐ろしい計画だったでしょうか?
「日本人を奴隷にするにあらず」わざわざ明記したポツダム宣言を紹介して、本当はどうやって奴隷支配しようかと計画していたのではないかとの疑いがあると11/30/06「ポツダム宣言」前後で連載し「米国の残虐行為と歴史ねつ造1」Published October 26, 2012でも書いたことがありますが。
もしも朝鮮人を支配者に据えようとしていたとすれば、本気で日本民族を他民族の支配下に置いて隷属化を固定すること・・事実上の民族奴隷化を計画していたことになります。

[年月日] 1945年7月26日
[出典] 日本外交主要文書・年表(1),73‐75頁.条約集第26集第1巻,5‐7頁.
1〜8省略
九 日本国軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後各自ノ家庭ニ復帰シ平和的且生産的ノ生活ヲ営ムノ機会ヲ得シメラルベシ

十 吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非ザルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ厳重ナル処罰加ヘラルベシ日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スベシ言論、宗教及思想ノ自由竝ニ基本的人権ノ尊重ハ確立セラルベシ
ビルマで今に残る少数民族問題はこうした英国の手先に使った残党が、英国軍が日本軍に追い出された後にも未だに根強いことから起きていることです。
独立を果たしたビルマ軍は当然英軍の手先だった少数民族をそのまま優遇する訳がありません。
少数民族圧迫政策が米英の癇に障って、(アメリカの息のかかった軍事政権は世界中に一杯あるのに)軍事政権を言いがかりにしたミャンマーイジメになっているのです。
中東諸国では何故かシーア派等少数部族や宗派が支配階級についていることが多く、(逆にシーア派の多い国ではスンニ派が支配層になっている)国内紛争が絶えないようになっているのは、こうした英国の植民地支配の常套手段の歴史・・置き土産に由来します。
アフリカではインド人を連れて行って間接支配して現地人の憎しみをインド人に向けさせて東南アジアでは華僑を利用して支配階層にして憎しみの矛先を華僑に向けさせる・・何か暴動があるとまず華僑商店が焼き討ちに遭う光景を戦後何十年もインドネシア等で報道されて来た構造要因です。
アメリカは日本国内の紛争の種を在日朝鮮人という形で残しましたが、支配階層という変則な形では残すのには失敗したことになります・・。
支配させるのに失敗してしまったので、今度の反日運動の激化がないと70年近くも前のことで・・戦後朝鮮人が威張っていたことすらみんな忘れかけていました。
その代わり、今で言えば、極東という大きな地域では一番将来性のある日本を中韓と反目させておく戦略・・竹島紛争と尖閣諸島の紛争を敢えて残しておく・・中韓と日本を揉めさせておいてアメリカが正義の味方のごとく仲裁しようとしています。

米軍占領政策1(虎の威を借る狐4)

江沢民がアメリカ訪問時に対日戦勝連合国の一員としてそのときの協力関係を忘れない(米大統領同席の記者会見での声明だったか?)パールハーバーだったか軍人墓地だったかまで出向い手戦時中の米中協力関係の誇示・・要は日本を標的にした共同戦線に戻るという意味をわざわざ声明しました。
(アメリカはそんなことを中国と秘密に協議していたのかと日本では大変驚きましたし、中国の復興に力を貸して来た日本は裏切られた気持ちを持ったので、記憶の鮮明な方が多いでしょう)
しかも帰国後イキナリ反日教育に精を出し始めました。
(これは数十年経過で効果を発揮するものですから、対日長期敵視計画であって一時の気迷いではありません)
これに対して日本は何も抗議しないで更に援助を続けて来たのですから、おめでたいものです。
ロシアに対しても北方領土問題解決のための資金援助をする気風がありますが、そんなことは何の意味もないでしょう。
ロシアがぺこぺこして来るのは自分が困って日本からお金を欲しいときだけであって、日本が震災で困ってればそのスキにもっと侵略の手を伸ばしたいと思っている国です。
日本以外の国では困ってればぺこぺこするが、日本の援助の御陰で生活水準が上がっても援助してくれた相手が困ってれば、この機会に侵略しようとする心構えの国ばかりです。
大震災で困ったときを狙って、ロシア大統領が北方領土に足を伸ばし、韓国は竹島上陸し中国は尖閣諸島の領海侵犯を始めました。
周りは仁義のない国ばかりです。
ロシアにいたっては日ソ不可侵条約を一方的に破って、戦車がイキナリ押し寄せただけではなく、何十万もの人々が抑留されて奴隷労働させ大勢死亡しました。
これほど明白な人道に対する罪を全く国際法廷は裁かないで日本に対しては本当にあったかなかったかの虐殺をでっち上げて処罰しているのです。
中韓両国は、この不満の傷口に毎年刺激を与えては日本の憤激を誘い・・ひいてはアメリカの脅しの出番を期待していることになります。
韓国、中国では、専制君主制時代以来の自主的正義感のない権威利用主義・トラの威を借ることに最大の価値基準を見いだす社会が続いているのですが、これを助長して来たのがアメリカの対日政策であったことが、あまりにも理不尽な中韓両政府の言動によって、日本人多くの共通認識になって来ました。
中韓両国が露骨な反日行動に走るようになった経緯を見ると、ジャパンアズナンバ−ワンと言われるようになったころから始まっています。
戦後二度と立ち上がれないようにとする意図の元に製鉄の禁止や飛行機1つ作らせないなど最大限の抑圧をして来たのですが徐々に日本が力を付けて来てアメリカの経済力を凌ぎそうになって来たのを苦々しく思っていたからです。
中韓両政府による反日攻撃が激しくなったのは、アメリカが中韓との友好関係にくさびを打ち込もうとした意図・効果が数十年経過で漸く発火点に達したと見るべきでしょう。
専制君主制の歴史しか知らない・トラの威を借る・・迎合主義の中韓両政府がこれに喜んで乗ってしまいました。
江沢民の声明以降激化した中韓政府の反日行動の結果、アメリカの対日悪意・・酷い目に遭わされた戦前・戦後の行動まで思い出す人が増えて来ました。
占領直後日本の文民政府を廃止して軍政を布こうとして(軍令1〜3号)重光外相による民主化のためのポツダム宣言を受諾したのに、宣言違反ではないかと強行に反抗されて撤回した事例・・婦女暴行のあまりの大量発生に困って慰安所を日本政府の費用で設置したこと、その他蛮行の数々が今や次々と暴露され始めました。
このとき米英得意の少数民族による分離支配・反目を狙って在日朝鮮人を支配階級に育成して米軍の手先に使おうとしていたことが暴露され始めました。
これも流言蜚語のたぐいかも知れませんので、仮に本当とすればの話ですが、こうしたことはアメリカ側の客観データは隠蔽されるのではっきりしませんが、当時の客観状況と照らし合わせて考えるしかないでしょう。
朝鮮人はこの米軍の方針を知って自分たちが今度は米軍の手先になって良い思いが出来るとばかりに多いにはしゃぎ、早速支配者になったつもりでいろんな悪逆非道を働いたのを多くの日本人が実体験した結果知っていることと、この情報は結果が一致します。
ただし、朝鮮人の研究ですが、以下の論文がネット上で掲載されていますので関心のある方はお読み下さい。
これによるとアメリカ軍が朝鮮に解放軍としてではなく、日本に代わる支配者として入って来た・・このために日本総督府の役人をそのまま利用し、日本統治下の親日層・・警察官地主等をそのまま重用したと書かれています。
この文脈では、日本に悪意を持っていたとも思えないし、日本で朝鮮人を重用する計画があったとは見えません。
別の見方をすればアメリカは、占領地でそれぞれ逆の支配者を置いて、間接統治するのが好きなので、その方針どおり朝鮮では日本の官吏をそのまま使ったとも読めます。
当初朝鮮人を支配の道具に使う予定であったが日本人が素直に服従したので、朝鮮人を間に挟む必要がなくなり、間接統治が不要になったと言うことかも知れません。
以下の論文でも触れられていますが、朝鮮支配と同様に対日でも軍令1〜3号があったが、日本では実施前に撤回された(3号は軍政そのものです・・朝鮮では実際に軍政を敷いたが日本では・・軍政の実施は一度も出来なかった)と紹介されています。

アメリカ占領政策とその対応 – 明治大学
https://mrepo.lib.meiji.ac.jp/dspace/…/1/daigakuinkiyoseikei_27_213.pdf鄭俊坤 著 – ‎1990

限定戦争と原発政策2

原発は経済的に化石燃料や風力・太陽光発電等に比べて割高という論者(私も国内だけで見れば今のところそう思っています・・)が原発輸出政策を批判すると趣旨不明になります。
原発を輸出して儲けて国内原発コストを引き下げることまで反対するとなれば、経済的パフォーマンスを批判しながら、本音では原子力関連はすべからく反対という宗教運動の一種になります。
交通事故の被害が大きいから・・排ガスが良くないからクルマを禁止しろとか、工場排水・排煙・騒音・労災がいけないから工場を禁止しろと言っていたのでは、科学技術の進歩がないことをこれまで何回も書いてきました。
医薬品や道具類に限らず、政治制度を含めてあらゆるものは不都合な部分を併せ持つのが普通ですから、不都合な部分を工夫して制御して行くのが人類発展の基礎です。
不都合な部分に焦点を当ててこの制御技術を工夫しようとするために警鐘を鳴らすのは合理的・前向き意見です。
(日本はこの結果公害防止技術やクルマの燃費向上で世界最先端技術を発展させ・道路整備等によって交通事故率を低下させてきました)
「放射能が嫌いだから何の工夫もしないで全面的にやめろ」となれば、何の発展性もなく単なる無責任発言または外国のスパイか?と言われても仕方がないでしょう。
核兵器保有問題に戻しますと、実際に核兵器を保有して維持して行くのには巨額の経費がかかりますから、いつでも(運搬手段と一体化した)核開発出来る基礎能力維持にとどめておく方が民需等への汎用性があって合理的です。
兵力で言えば国境線に大軍を張りつけるよりは、一定の距離まで後退したところに兵力を維持してイザとなれば扇型に前方展開出来るようにしておく方が首尾範囲が広く効率的です。
基本的には、米軍がグアムまで後退して行こうとしているのと同じ発想ですが、距離がどのくらいが良いかは兵力移動時間・航続距離等から判断して決まります。
核兵器・関連施設製造にかかる時間・実戦配備のための実験訓練期間があるので、実際には原発技術だけでは心もとないですが、一応「日本もイザとなれば核兵器保有するぞ!と言う脅しにはなります。
部分限定戦争に戻りますと、武力脅迫の実効性は結局通常兵力・部分戦争の戦力差によるのですが、実際には日本の方が通常戦力(練度)が上まわっているので、中国は正規軍を出せずに漁船や海艦という名目での領海侵犯しか出来ない状態になっています。
これが実際に中国海軍が居座って事実上占領されてしまっているフィリッピンの南沙諸島との違いです。
今後の戦争はいろんな人脈・サプライチェーンに影響を及ぼさない・・どこか遠くの海上で雌雄を決する・・代表者による決闘みたいなものになって行くしかないのが国際常識・合意だとするならば、スポーツや芸術・学術やロボット・忍者大会や音楽コンクールその他のワールドカップ・特許出願・取得件数競争等による代替戦争で良いのじゃないか?という気がします。
最近のニュースではイラクでサッカーの試合中に相手のファンがシュートを決めようとしていた選手を拳銃で射殺する事件が起きていますが、代替戦争だとすればその程度のことは大目に見るしかない・・当然の結果かも知れません。
韓国ではどこの国との親善時代でさえも、無茶に相手を罵倒したり危険行為をして怪我させたりして、世界中から嫌われてこの結果親善試合を殆ど組めない状態になっているとネットに出ています。
韓国民はストレスが多くて世界中誰とでも良いから突っかかって行きたい・・喧嘩したくてウズウズしている精神状態を表しています。
その分、闘争精神が旺盛・元気で良いと言う人もいますが・・・・一種の狂犬病にかかっているようで、日本が見放したらどこの国でも関係したくなくなるでしょう。
日本人はどこの国へ行ってもマナーが良くて好かれていてソフト化が進んでいるのは、国民にストレスが少ない・・国内政治・経済が成功していることの証左です。

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