新型コロナによる諸外国の実害(序盤採点1)

まだ治療薬もなく収束への流れ不明の結果、現在序盤の終盤にさしかかったかどうかすらわからない段階ですが、収束しているように見える中国韓国はもとより、日々千人〜数百人単位の死者が出ている米欧でもロックダウン一部解除〜緩和の動きが始まりました。
この辺で序盤における諸外国の実害相違を比較して総括的感想を書いておきたいと思います。
データは後日の訂正があり得るので3〜4日単位で細かく見ても切りがないのですが、4ヶ月以上経過して大方の傾向が見えてきたように思われます。
世界的な流れを見ると、感染の激しかった中国武漢では新規感染者数が激減し、ついで韓国の場合も当初激しかったのに比例して急速に収束しているのを見ると、(中国のことだから統計操作があると見る人が多かったのですが、数字上の統計と違い現実に多くの人が次々と死ぬ事態を隠しきれるものではありません)人間=生物の適応力として感染者周辺で免疫獲得運動が起きて生き物としての適応力獲得に成功した事によると推測可能です。
中国でも武漢から離れた地域・黒竜江省などで感染者が増えた例など見ると適応するチャンスのあった地域となかった地域の違いのように見えます。
感染者や死者急増の欧米でも一定の頭打ち傾向が見えてきたのは何か医学的あるいは画期的政策成功があったからではありません。
単にやり過ごしてきただけです。
ロックダウンしようとしまいと、一定期間経過で感染者数が増減して行くのが普通とすれば、以下のようなド素人の私のような超能力的理解想像が可能です。
周辺で感染症が猖獗を極める場合、それを見ている別の生物が自分が体内に取り込まないまでも一定の適応・抵抗能力を身につけて行くのではないかと言う仮説まで行かない仮の思いつきです。
生物としての適合能力・・体内での応戦体制が整うまで新型ウイルスに席巻されっぱなしになっていた時間・個々の人間の適応というよりも襲ってくる敵に対して一つの生き物のように行動する魚群集団と同様に民族集団として全体で学習し各人の体内で抵抗力を高めうる作業をしていた結果と見ることが可能です。
中南米の原住民がほぼ絶滅したのはスペインの残虐性によるばかりでなく、旧大陸で経験済みの各種病原菌に対する民族的耐性がほとんどなかったことによると言われることの逆バージョンです。
21世紀に入ってからの新型ウイルス・・香港風邪やサース等は全て中国発祥であり中東症候群マースでも中韓香港台湾シンガポールなどはいずれもひどい目に遭っているので、防疫システムも整えていただけでなく、生物としての適応力もその間に準備して来たと思われます。
日本はいずれの新型ウイルス禍にも対岸の火事程度で(国民のほとんどで記憶がない程度で)終わったのでまともなシステム整備まで行なっていなかっただけでなく、国民個々人の体内準備もしていなかったので、上記中韓香港台湾等の過去事例勉強でやるべきことが頭で分かっていても現場の準備がなかったことから、その場しのぎ対応に終始するしかなかったと言われます。
以上が合理化された説明ですが、香港やシンガポールに限らずその他周辺アジア諸国の剣尖社数や死亡率が欧米に比べて大幅に少ないのです。
北朝鮮の実数は不明としても鎖国していないモンゴルだって感染数、死者が少ない点は同じです。
指導力がない場当たり的と批判されながらも、日本人の被害が現在欧米に比べて大幅に少ないのは、中国に地理的に近い事が重要ではないでしょうか?
近いので、知らず識らずのうちに中韓人との接触が多いので、新型ウイルスに対する迎撃体制を日本人の身体がいつの間にか(ウイルスに感染して免疫ができたというよりは、)魚群のように以心伝心で適合訓練していたからでしょう。
中国語や韓国語を習わなくとも、ちょっと会話を聞けば、中国人か韓国人か区別がつくようになっているのですが、接触チャンスの少ないアフリカ系の場合どこの国の人か全く区別がつかないのと同じです。
今回のウイルス対応力の差は震源地中国との関係が近い順に、政治家、学者国民個々人の物言わぬ体内細胞に至るまで、新型ウイルスに対する予備知識・抵抗力を身につけてきた違いによるような印象です。
米国が防疫専門の巨大組織を作っていたものの、欧米の場合、地球の果ての災害程度の距離感で他人事だったし生物的接触率も低いので、結果的に最大規模の被害になりました。
結局は置かれた民族関係の距離差による対応差によると見るのが合理的で、立場の違う他民族の真似をしても仕方ないということでしょう。
以上は「素人の直感による想像を膨らませた感想であって、世間に主張できるような意見」ではありませんが・・。
結果から見ると日本民族の対応は見事だったというのが序盤の成果ではないでしょうか?
いかに日本政府対応がお粗末かの批判論調中心だったメデイアもついに以下の意見が出てきました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200511-00000000-ykf-soci

新型コロナ、日本人の低死亡率に新仮説…すでに“集団免疫”が確立されている!? 識者「入国制限の遅れが結果的に奏功か」
5/11(月) 16:56配信 夕刊フジ

「2週間後はニューヨークのようになる」など悲観的な予測もあった東京都、そして日本の新型コロナ感染だが、別表のように現時点ではニューヨークにもロンドンにもなっていない。中国や韓国、表にはないが台湾など東アジアが総じて欧米よりも死者数や死亡率が抑えられている

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