新型コロナウイルス対応の巧拙(現況)

劇的感染拡大が続いている現在、7日も前のデータは古いですが定点データのつもりで日本国内だけの数字を厚労省データで一部見ておきましょう。https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10032.html

1.国内の発生状況(3月8日12:00)
408例の患者、46例の無症状病原体保有者が確認されている。
これに加え、空港検疫で1例患者が確認されており、合計すると455例となる。
【内訳】
・患者409例(国内事例397例、チャーター便帰国者事例11例、空港検疫1例)
・無症状病原体保有者46例(国内事例42例、チャーター便帰国者事例4例)
うち日本国籍387名、退院者80名(患者66名、無症状病原体保有者14名)
3.国外の発生状況

国別に感染者と死者数が出ていますの興味深いですが、日々激しく変動してデータが古くなっているので省略します。
現在の状況と3月8日と比較したいときには参照に便利ですのご利用ください。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/
には毎日更新で世界全体の日々の感染者数や死者数がグラフで出ていますのでこれを参照してください。
一時中国に次ぐ3〜4位だった日本が、今やずっと順位が下がって上位に出なくなりました。
文字情報部分の一部引用しておきます。

新たに確認された死者数は中国で2月中旬にピークを迎えた。2月下旬からは中国本土以外で増え始め、新規の死者数は3月3日以降、中国以外の合計が中国を上回る。累計の死者数はイタリアで1000人を超え、中国以外の合計は計1700人を上回る。

朝日新聞の新型コロナウイルス感染者数の推移には、日々更新の感染者と死者数字とグラフが出ています。
3月13日現在では日本の感染者数(累積かな?治った人の数字不明です)659名で死者19人で日々増えている状態ですが、世界各国の増加率とは顕著な差があります。
韓国の場合・釜山領事館の記事です。
https://www.busan.kr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000772.html

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)韓国国内感染者数(3月8日0時発表基準)につきまし
3月8日0時現在 感染者数7,134名(3月7日0時発表時から367名増加)

上記のように1日で367人も増える状況です
https://www.afpbb.com/articles/-/3273287

新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(14日午前2時時点)
2020年3月14日 4:18 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]
【3月14日 AFP】各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、日本時間14日午前2時現在での世界の新型コロナウイルス感染者数は124の国・地域で14万720人に達し、うち5347人が死亡した。
13日午前2時以降に確認された新規感染者は9265人で、死者は422人。
昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生した中国では、香港とマカオ(Macau)を除く本土で8万813人が感染し、うち3176人が死亡、6万4111人が回復した。13日午前2時以降、新たに20人の感染と7人の死亡が確認された。
中国以外で被害が大きな国は、死者が多い順にイタリア(死亡1266人、感染1万7660人)、イラン(死亡514人、感染1万1364人)、スペイン(死亡120人、感染4209人)、韓国(死亡67人、感染7979人)。
14日午前2時現在の地域別感染者数はアジアが9万1154人(死者3278人)、欧州が3万4708人(死者1491人)、中東が1万2371人(死者525人)、米国・カナダが1839人(死者41人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が284人(死者3人)、オセアニアが189人(死者3人)、アフリカが183人(死者6人)となっている。

中東欧米はこれから増える地域とすれば、先行していた日本に比べて被害拡大レベルの高さに驚きます。
韓国で言えば、3月8日7134人から14日午前2時時点までで7979人ですから6日間で日本の総感染数を超える数が増えています。
日経新聞14日朝刊3pによると日本の13日午後9時半現在の数字は感染者数707の他帰国者や検疫官感染32で、死者21となっています。
13日の午前0時で韓国の死者67人対14日午前日本21→約3倍ですが、韓国人口は日本の約半分とすれば人口比約6倍もの死亡率です。
韓国の言い分は日本より検査体制が充実しているから感染者数が外見上増えているだけだと逆に検査能力不足の日本批判している状況ですが、事前検査体制が充実しているかどうかは実際の死者がどれだけ出るのを防いでいるかの結果によるものでしょう。
(重症〜死亡さえ少なければ普通の風邪ひきと同じどころか無症状のまま治る人の方が多いというのですから、世界中で騒ぐ必要がありません)
検査キット自体の正確性が5割あるかないかの現状の上に、感染後4〜5日はウイルスが少なくて検査しても陰性になってしまう結果、ある日検査で陰性となっても翌日に陽性になるかもしれないので安心できないし、(2週間ほど毎日検査しないと安心できません・・だから帰国後2週間の自宅待機が要請されるのです)早期発見しても治療法がまだわかっていないので入院しても安静にしているだけですることがない?重症化して初めて点滴や酸素吸入器などの出番になるようです。
重症化するまで対応する方法がない→結果的に90代とか死亡直前の重病患者がコロナ型ウイルス感染すると、酸素吸入する程度では体力がないので死亡に直結しやすいようです。
一般的に各種重症患者が、最後に肺炎による死亡が多いのと同じパターンです。
この結果中年でも糖尿病その他重い病気を患っている人は抵抗力が弱いのでコロナ型ウイルス感染すると死亡する人も出ます。
このように考えると高齢者・病人等基礎体力弱者への感染をどうやって防止するかにかかってくるようです。

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