出国熱2(韓国12)

今日は令和元年元旦というべき日で昨日から新聞もネットもこの関連記事満載でなんとなくおめでたい気持ちになりますが、このコラムはいつもの連載となります。
韓国は「中進国の罠」を逃れたという統計上の触れ込みですが、それはコバンザメのように日本に吸い付いていた見せかけに過ぎず、出稼ぎに頼る現状を見ると内面実質では新興国の域を脱していないからでしょうか?
統計・・公式意見が実態を反映しないのは中国も同様ですが、それは専制政府の責任で国民が率先してゴマ化しているわけではなさそうです。
ネットコメントを見ると言論統制の厳しいと言われる中国人は意外に自国を冷静に見ているコメントが多いのですが、韓国人の方は虚像そのままの意見しか言えない弱さがあります。
同じ安倍政権批判でも「支持率100%の我が習近平に敵わないだろう」というエスプリ満載です。
韓国の場合、政府の統計数字自体の信用性がないのではなく、統計の元になる数字算出にバイアスがかかる韓国特有の傾向がありそうです。
音楽アルバムの人気ランキングで言えば、還流スターでは日本での集計作業は正常でもコンピューター処理による「いいね」投票が機械的に大量送信される仕組みを利用することによって、上位ランキングされる・・・IQテストでは事前に問題集で特訓して受験させる?・・・英語レベルが国際ランキングになると知れば英語教育に特化する・・女性はほとんど美容整形でごまかす・・。
こういう内容のない嵩上げが普通になっているのが、韓国のイメージです。
慰安婦騒動以来続く反日運動に対して日本の方でも嫌韓意識が高まった結果、徐々に日本からの技術導入パイプが細くなってきたので、今後の韓国産業は磁石の切れた金属のように先祖帰りが始まりそうです。
韓国の反日活動激化の基礎感情は「もう日本を追い越した」というメデイアの煽る(深い劣等感の裏返し!作用)優越感に基づくものですが、「それが劣等感の裏返しに過ぎない」などとは国民一致して認めたくない心情なのでしょう。
対日関係では事実よりは心情重視が韓国民の特徴です。
対日劣等感が本当になくなるまでは、不合理な対日心情政治がなくならないのは仕方がないですが、劣等感を本当になくすには、韓国自身の経済・社会・文化的向上が必須ですが、心情政治・感情暴発をやっている限り「またか!」と日本は「うんざり」することの繰り返しですから、本当の意味の文化格差が縮小するのは無理でしょう。
訪日韓国人数と訪韓日本人数の比較をしておきましょう。(今年2月の統計です)
https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/outbound/

国・地域別 日本人出国者数 2019年04月16日更新
方面別に日本人出国者数をみると、2月の日本人出国者数は韓国は21万3千人(前年同月比+26.7%)、台湾は14万5千人(同+16.6%)、香港は9万2千人(同+21.0%)、マカオは2万2千人(同+9.3%)と東アジアすべての国で前年同月を上回った。
国・地域別 訪日外国人数 2019年04月10日更新
市場別の訪日外客数をみると、中国は72万4千人(前年同月比+1.0%)、韓国71万6千人(同+1.1%)、香港17万9千人(同+0.5%)と微増であった。

人口5000万の韓国の訪日が月間約70万で1億数千万の日本からの訪韓が21万人(前年同月比+26.7%)ですから、いわゆる片思い・国内比喩で見れば都と地方の関係になっています。
東京と地方の関係で見れば、地方には東京からの出張者や旅客が溢れているように見えますが、実は地方の人の方が東京へ行く比率が圧倒的に高いのが現実です。
私の場合で言えば、日弁連や東京地裁に行く関係、東博や国立新美術館〜演劇鑑賞同窓会等々で東京へ100回行くのに対して、東京のひとが千葉に来る率は100分の1もあるかないかでしょう。
古来から都人が地方へ行くのに対して、地方から上京する数の方が多いのが原則です。
この傾向は県都千葉市と県内各地の関係も同じです。
今や東京あるいは日本列島全体が、アジア諸国の首都圏化していると言っても過言ではないでしょう。
日本から遠いタイ人の訪日比率などを見ておきます。
https://www.jnto.go.jp/jpn/inbound_market/market_basic_thailand.pdf

日本からかなり遠い国であるタイでも、出国者の約12%が日本に来ているし、しかもリピーターや個人旅行が多いことがわかります。

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