恩を仇で返す国への協力の仕方3

韓国にとっては今では日本が過去に敗戦国になったことがあるという1点だけが、末永く日本に対して言いがかりを着け続けるよりどころです。
その結果、戦争の当事者でもないのに戦犯合祀・靖国参拝に目の色変えて騒ぐし、軍旗にもケチをつけるようになっています。
日本から見れば韓国にそんなこと言う関係があるの?と理解不能な関連性・・文字どおり言いがかりも良いところですが、韓国にとってはこれが重要なのです。
彼らの言う歴史認識というのも、この一点の認識・・「日本が敗戦国であることを忘れるな」という1点にかかっています。
日本が敗戦後立ち直ってしまった・・韓国よりも強いならば、トラの威を借るしかない・・韓国の今の関心は全て連合国/アメリカの対日怒りを如何に引き出すかに・・トラの威を借る点に関心が集中しています。
日本は、戦後レジーム脱却などと大きなことを主張してアメリカを刺激すると韓国の思うつぼですから、ココは隠忍自重するしかないでしょう。
韓国では日本が戦争で負けたり東北大震災で弱ったと見れば、手のひらを返して無茶な言いがかりをつけて来る民族であることを、日本人みんなが骨の髄まで知るようになりました。
こんな恩知らずの韓国にかかわるのを(今は伊藤博文だけではなく)日本人全員が懲り懲りしているので、今後は率先して肩入れしたり、(余程の協力依頼がない限り)手助けしない方向に行くでしょう。
日韓スワップ協定で欧州危機による韓国の取り付け騒ぎを漸く逃れたのに、今になると日本から頼んで来たから協定したとうそぶいている始末です。
今後は経済に限らず文化面での協力を頼みに来たら、はっきりお願いをさせてこれをマスコミ報道してその限度で最低限協力してやる程度に控えめにしておくのが日本のためです。
今回の反日騒動に対して、修復を拒むつもりはないが特に解決したい懸案もないので・・と韓国から修復を頼みに来るまで放置しておけば良いと言う現政権のスタンスには賛成です。
今回は明治維新当時と違いロシアの脅威を防ぐ焦眉の課題に迫られている訳でもないし、朴槿恵大統領の言うように千年かけても・・隣の人がマトモになってくれたらいいな!程度のゆっくりした協力が適当です。
相手が強いか弱いかだけの基準で挑んで来る今の韓国人相手では、人間で言えば4〜5歳のギャングエイジあるいは犬猫、動物類の喧嘩に大人の日本が参加するようなものでマトモな議論が出来ません。
頼まれれば、少しでも民度引き上げに日本が協力することによって・・どちらが強いかの基準しかない・・善悪=道徳の基準がない社会は恥ずかしいことだということ程度は、気がつくようになってくれるのは日本にとってもプラスですが、頼まれもしないのに日本が協力を申し出るほどのことではありません。
江戸時代はこの理解で李氏朝鮮に好きなように威張らせて放置していたのですが、明治維新のときには迫り来るロシアの脅威に共同対処が必須でしたので、日本も焦ったのが失敗でした。
「無視して放っておけば良い」という意見は感情論としては理解出来ますが、これは頼って来ない限り放っておけば良いという程度で合理性があります。
文化道徳の押し売りは不要・・と言うより害悪がありますが、韓国自身が自国を普通の道義を理解する国に近づけて行った方が良いと言う気持ちになっている・・日本に協力を求めるならば、頼まれる限度で(今度は控えめに)協力するのは、隣り合う日本のためでもあります。
ただし、癖悪ですからまた協力したことを逆用してケチを着ける材料にされないように余程注意する必要があるでしょう。
文化協力の成功・・韓国人が普通の道徳を理解するようになれば、善悪の区別を知る民族になって少しは前向きになりますが、これを実践出来るようになるには朴槿恵大統領の主張するように千年かかるかも知れません。
このときこそ、明治以来の対朝鮮民族へ協力の完成・・韓国人が理不尽な対日の恨みに基ずく理不尽な主張ばかり言わなくなる完成型です。

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