米国ホームレスの実態1

米国ホームレスの実態1

この辺で統計数字とは違った現実状況を紹介しておきます。
https://camusiclife.com/2017/10/18/なぜ多い?】日本と全く違うアメリカのホームレス事情について考えてみた。」では以下の通りです

2017年10月18日 · 更新済み 2018年1月6日

アメリカ・カリフォルニア在住のアラサー主婦、
Leeca(リーカ)です。
SFのホームレスの現状
2013年からみるとやや増の計7,499人がホームレスということが分かります。うち、半数以上の4,353人はシェルター外での路上での生活者。
地区によってホームレス人口に差があるようです。このデータをみると、マップ右上のDistrict SIX(第6地区)がもっともホームレスの数が多い場所のようですね。ってさらって言ったものの、1地区に3,655人ってすごくないですか?しかもスペースせまい・・

※この部分に地図区分が入る予定ですが(私の技術不足で)何故か今日のコラムの欄外に表示されていますので見にくいですが、欄外の地図を参照してお読みください。

第6地区あたりは、有名なユニオンスクウェアもありますし、大企業が立ち並ぶエリアでもあるのでザ・観光地。観光客はホームレス人口の多さにすぐ気づくはず!
私もつい先日、友人が日本から観光でアメリカに来ていてサンフランシスコで合流したのですが、友人が泊まるホテルの前で集合ということで行ってみると・・・・まさにこの第6地区。OH NO! ですよ。集合時間が遅かったのもあり、ゲトー感漂う異様な空気でした。
中には絡んでくる人もいるのが現実。夜のサンフランシスコをぷらぷら歩くのはおすすめできません。
友人も「サンフランシスコのイメージが崩れた・・・」と嘆くほどショックを受けた模様。そりゃ〜これだけホームレスの人たちで道を占領されていたら、そう思うのも無理はないかなと。私も初めて訪れたときは衝撃でしたから。(無知すぎた)

有名観光ホテル周辺で、ホームレスゴロゴロの状態が出ています
これが今をときめく最先端都市サンフランシスコの状態のようです。
アメリカは一握りの高額所得者が住宅価格を押し上げ、一方で国外移転による製造業(空洞化)からサービス業へのシフトにより、(宅配運転手増加?)収入下落に悩む労働者排出という両端への拡大関係が浮き彫りです。
アメリカ社会は足元から腐り始めているようです。
https://toyokeizai.net/articles/-/246696
東洋経済・プロの記事です。

「アメリカのあまりに深刻な「ホームレス問題」
住宅価格高騰で家賃すら払えなくなっている
2018/11/10 15:00
アメリカでは昨年、ホームレスが7年ぶりに増加した。理由の一端は、住宅価格が急騰したことにある。中でも深刻なのが西海岸だ。年収10万ドル以上を稼ぐハイテク企業の従業員が、ホームレスのいるテント村を迂回して通勤する事態となっており、自治体に対応を求める声が強まっている。
不安定な所得、DV(家庭内暴力)、薬物中毒、精神の病など、ホームレスとなる理由はさまざまだ。最近の推計によれば、アメリカでは55万人超がホームレスを経験。別の調査によるとホームレスの4人に1人は無職ではない。

ホームレスの4人に一人が無職でないと言うのですから驚くべき現実です。
以下続きます。

・・・ホームレスの割合が特に高いのは、カリフォルニア州、ニューヨーク州、ハワイ州、ワシントンDC。ホームレス比率の高い上位10州のうち8州が、全米でも最も住宅費の高い地域となっている。
・・全米3007郡のうち、連邦最低賃金の時給7.25ドルで働いてワンルームの家賃が賄える場所は12郡にしかない。
・・・アメリカでは3分の2近くの世帯が500ドルの突発的支出に備えた貯金すら持っておらず、ちょっとした不運が起きただけでホームレスとなりかねない。国民が路上に放り出されるのを防ぐセーフティネットも、複雑な手続きのせいで、利用を事実上阻まれるケースがかなりの割合に上る。

3分の2近くの世帯が、わずか500ドルの蓄えもない生活をしていると言うのですから驚きです。

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