「民族の誇り破壊」と文化人の役割2

占領政治・・教育に戻しますと、8月30日に紹介したルーズベルトの偏狭な思想を受けたマスコミ、教育界は、日本の歴史を歪曲したり如何に日本人のレベルが低いかの宣伝教育に精出してきました。
ここでルーズベルト個人思想を代表的に出しているのは、アメリカの対日敵視政策や戦争目的・占領政策を紹介するのにルーズベルトが対日戦争推進の主導者であり(今回トランプ氏が共和党候補になれたのは多くのの支持があったのと同様に)国民の支持で大統領に当選したもので、言わば彼の意見はアメリカ国民大多数の意見を集約代表したものと一応言えるからです。
まして彼の発言記録は、大統領としての責任ある発言であって、個人的に発言したものではありません。
しかも彼の個人的スタンス紹介であれば引用すべき記事があって便利なので紹介して来ただけですので・・彼個人責任追及目的ではない・・アメリカ合衆国全体の問題として書いていますので、お間違いのないようにお願いします。
最近ルーズベルト個人資質批判論文がアメリカからドンドン出る傾向・・イメージが強くなっているのは、日米戦に対するアメリカの捏造歴史の破綻が避けられなくなったことから、そのダメージを最小化する必要から、ルーズベルト個人の資質に振り向けようとする例の分断作戦が見え見えです。
例えば1924年には、「排日移民法」と言う日本人だけを標的に移民禁止法が堂々と成立施行されている・・特定人種向けの差別法が成立しています。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/1921-30/1924_zettaiteki_hainichiiminho.html
  第一次排日土地法(1913年)
  第二次排日土地法(1920年)

大正13(1924)年、アメリカは「絶対的排日移民法」を成立させた(「帰化(国籍取得)に不適格なる外国人」についての「絶対的排日移民法」または「帰化不能外国人移民法」と呼ばれる)
それまでの排日法は州法だったが、これは連邦法で、国家全体として全日本人移民を排斥することにしたものである。これは「日米通商航海条約(1899)」に明らかに違反し、アメリカの主張する「門戸開放・機会均等」の趣旨にも反していた。
日本側には非はまったくなく、一方的にアメリカは日本を敵視したのである。
この法律の成立でついに日本の世論は激昂した。それまで日本人はアメリカが好きだった。しかし、アメリカが日本を嫌う理由が単に人種差別であることを日本人は悟ったのである。日本は言論界・財界まであげて反米に回った。このとき抱いた日本人の”怨念”がそのまま日米開戦につながったと言っても過言ではない」
以上も単なる一例ですが、戦争中に日本人だけ収容所に入れられたのは偶然ではありません。
日本のブラジル移民が多いことや満州移民が自然に行なわれたのではなく、日本標的の移民禁止法によってアメリカへの移民が閉め出された事によると知っている人は少ない・・満州国建国や石油禁輸が戦争原因と思っている人が多いでしょうが、いろんな分野でこんなに早くからじわじわとアメリカによって日本が開戦に追い込まれて行った歴史・・逆から言えば、アメリカに目の敵にされ始めた日本をブラジル外中南米諸国が?受入れてくれた恩義を忘れてはなりません。
排日移民法1つの問題ではなく、こう言う法律がなんなく通ってしまう背景、第一次大戦後アメリカの日本敵視政策が国を挙げて行なわれていたこと・・その背景でルーズベルトみたいな偏狭な人が支持を受けて当選出来て来たコトを誤摩化すことは出来ません。
この後で、ルーズベルトの共産主義傾倒→マッカーシズムの反動を紹介しますが,彼個人の素質ばかりではなく国民がこれを受入れ・・求める素地があったことを忘れてはなりません。
2分論・戦争責任はヒットラーや軍部だけと言う分断作戦が欧米では普通ですが、支配層と被支配者と明確に2分されている社会では妥当する方法ですが、我が国では戦犯と国民2分論が妥当しない所以をこのあとで書く予定です。
話を戻しますと、こう言う軍国主義反対論の人たちがのさばっている限りアメリカは安心するでしょうから,これはこれで必要な時代でしたし、今もある程度必要です。
たとえば、昭和40年頃までは、「日本人は世界でホッテントット人の次にみっともない」と言うマスコミ人が普通だったことをこのコラム開始ころに書いたことがありますが、この種報道はその他しょっ中でしたが記憶に特に残っている事例・・アメリカの日本人観・・日本人は世界一番劣った人種だと言うルーズベルトの価値観に迎合する人が出世し、マスコミで幅を利かす社会だったのです。
10年ほど前には引用すべきネット情報が見つかりませんでしたので、うろ覚えの記憶で書いていましたが、9月2日現在検索で記事が出たのでその記事を紹介しておきます。
http://www.geocities.jp/tolstoyjapan/dad/minikui.htmlの一部です。
「私が指摘する”日本人の欠点”に対し、年配者は同感を示すのに対し、反発して来るのは決まって若い世代だ。」
「アフリカ人の体型、印欧語族の体型、マレー人 の体型、世界中の人種を見渡して見て、日本人ほど体型の醜い民族は他にいない。日本人と同じ顔付きをしている朝鮮民族は、足は真っ直ぐに伸びて、女性は胸が豊かで、西欧人に勝るとも劣らない体型をしている。中国人も日本人同様、長細い体をしているが見て醜い感じはない。多分、短足O脚でないことと、尻が日本人ほど大きくないからではなかろうか?
元アルゼンチン大使の河原崎氏が、日本人の体はホッテントットより醜いと書いたのは、正にその通りである。日本に住んでいると分からないが、ヨーロッパな どで長らく滞在していて、たまに日本人のツアーの集団などを見ると、それが分かる。お尻の位置が白人に比べて一つ分、下にあるのだ。
それに、皆”まっ黄色”である。白人が我々を”黄色人”と呼んだ理由がその時分かった。自分も実はこういう醜い民族の一員なんだなと思い知らされたものだ。」
今の若い人は反発するが・・と言う書き方で日本人の体型が如何に劣っているか・・何故か中国人朝鮮人等と比べても醜いとこれを書いている人が評価している・・一般論を一応肯定的に紹介する記事のようにみえます。
全体を読むヒマがないので、この人は批判のために紹介しているのではなく賛同しているようにも見えますが、ここだけ読むと何年前に掲載した記事かも分らないですが、「未だにこんなことを主張する人がいるのか」と驚く人がいるでしょう。
私はこう言う事実が頻繁に行なわれていた・・過去にあった1例として紹介しているだけです。

©2002-2016 稲垣法律事務所 All Right Reserved. ©Designed By Pear Computing LLC