東日本大規模地震3(千葉の場合)

一般論を別にして今回地震と津波による千葉の被害を少し紹介しておきましょう。
全国版では千葉の被害はマイナーな被害になるので殆ど報道されていませんが、この一連の大地震の一つとして千葉でも銚子と鹿島の沖合を震源とする地震が次々と発生していますし、津波も九十九里浜方面に押し寄せています。
テレビ等に出ない地域でも・・旭市の飯岡ばかりではなく大分南の東金辺りでも津波にあったらしいです。
月曜日午前10時に事務所来所約束の依頼者と打ち合わせの途中で、ふと気がついてあなたのお姉さんの家は海岸に近いと聞いていたがどうでしたと聞いてみました。
その姉をテーマにした相談だったからです。
聞いてみると相談者の家はもっと奥ですが、姉の家は九十九里浜の海岸から300メートルのところにあるらしく、その辺までは津波が来たそうです。
どこの海岸でも同じでしょうが、砂浜がある程度陸に向かって高くなっていてその終わりに九十九里の場合、堤防みたいな道路が走っています。
一回目の津波はこの堤防で戻って行ったらしいですが、追っかけて来た第2波とこれが合流してもっと高い津波となってこの堤防を乗り越えてはって来たそうです。
ただく九十九里浜では原則として防砂林が何百メートル単位幅で植えられているのでこれで波の勢いが弱まって、姉の家の当たりまで押し寄せてらしいのですが、ひたひたと来る勢いであったので家が流されるような被害がなく、みんな今は後片付けで忙しいだけとのことでした。
浸水は川沿いに入ってくる分もあったようで、川沿いの地域は大変だったらしいですが、その人としては直接的な経験ではないらしく抽象的な話でした。
ただ、相談者の姉の家の直前までは少し低い土地なので、土手を超えて入って来た水が引かないのでそこではまだ浸水したままになっているそうです。
私は千葉で何万世帯の停電と報道されているのを見るとどこの話かよく分っていなかったのですが、事務所のすぐ近く・・車で1時間以内の場所から朝1番で予定通りに相談に来た人の生活空間で被災しているのには本当に驚きました。
上記のとおりの被災が普通の時にあれば大騒ぎですが、この大地震にとっては被害が少ない方ですので、マスコミ報道から漏れているのです。
計画停電の話になりましたが、その地域では当然のことながら地震以降停電したままらしく、朝トイレに行って便座が冷たくてびっくりしたと経験談を語ってくれました。
千葉市内の埋め立て地には、マンション群が立地していますが、(震度5の地震が短時間に繰り返し襲ってきましたので)いわゆる液状化現象で水道管が破裂して断水事故に見舞われていました。
千葉市内よりは大規模に高層マンションの林立する浦安(デズニーランドのあるところです)では、大変なことになっていて激甚災害認定を申請したいくらいの大被害らしいです。
千葉では、その他にコスモ石油の爆発炎上などの被害がありますが、(昨日は火曜日で仕事開始2日目ですが昨日来た人は松島近くの多賀城出身とのことですし、毎日のようにそれなりの関連のある人が来ますが・・)今のところ身近な関係者がまだ来ていないので、報道以外の具体的な話は知りません。
電車運行停止の被害は昨日書いた通りですが、私のような意見が多かったのか昨日は電車がかなり動くようになりました。
出来る範囲で出来ることをすると言う気概が鉄道関係者に乏しかったのではないでしょうか?
あるいは政府の姿勢・・産業の復興・維持よりは民生重視の民主党の姿勢が問題だったかもしれません。
ちなみに私の事務所に関しては、自宅から歩いて行ける距離ですので自分が鉄道運休の被害にあったので文句行っているのではありません。
私の事務所では途中で停電すればそのときのこととして、(パソコンが使えなくとも記録を読んだりすることはいくらでもあります)月曜日から仕事を始めていますが、幸い事務所のある地域は計画停電の対象外になっているようです。
自分の被害で起こっているのではなく、100出来ることを確実性のある80しかしない、80出来ることを60しかないと言う繰り返しでは日本経済が駄目になってしまうことを恐れているのです。
実際こうした月曜日の社会全体の動きを見て火曜日には株が暴落しました。
これは地震自体の被害に対するものよりも国民がこれを理由にサボタージュを始めたことに対する冷静な批判の結果と言うべきです。
食品であれ、燃料であれ、生産力から見て関東圏の食料がなくなるわけがないのに入荷しなくなっている・・作っても売れなかったらどうする・・仕入れても売れなかったらどうすると言う安全思考ばかりが先行して縮小再生産に陥っているからです。
これを見れば株価が暴落するのは当然です。    

東日本大規模地震3(千葉の場合)

一般論を別にして今回地震と津波による千葉の被害を少し紹介しておきましょう。
全国版では千葉の被害はマイナーな被害になるので殆ど報道されていませんが、この一連の大地震の一つとして千葉でも銚子と鹿島の沖合を震源とする地震が発生していますし、津波も九十九里浜方面に押し寄せています。
テレビ等に出ない地域でも・・旭市の飯岡ばかりではなく大分南の東金辺りでも津波にあったらしいです。
月曜日午前10時に事務所来所約束の依頼者と打ち合わせの途中で、ふと気がついてあなたのお姉さんの家は海岸に近いと聞いていたがどうでしたと聞いてみました。
その姉をテーマにした相談だったからです。
聞いてみると相談者の家はもっと奥ですが、姉の家は九十九里浜の海岸から300メートルのところにあるらしく、その辺までは津波が来たそうです。
どこの海岸でも同じでしょうが、砂浜がある程度陸に向かって高くなっていてその終わりに九十九里の場合、堤防みたいな道路が走っています。
一回目の津波はこの堤防で戻って行ったらしいですが、追っかけて来た第2波とこれが合流してもっと高い津波となってこの堤防を乗り越えてはいって来たそうです。
ただ九十九里浜では原則として防砂林が何百メートル単位幅で植えられているのでこれで波の勢いが弱まって、相談者の姉の家の当たりまで押し寄せてらしいのですが、ひたひたと来る勢いであったので家が流されるような被害がなく、みんな今は後片付けで忙しいだけとのことでした。
浸水は川沿いに入ってくる分もあったようで、川沿いの地域は大変だったらしいですが、その人としては直接的な経験ではないらしく抽象的な話でした。
ただ、相談者の姉の家の直前までは少し低い土地なので、土手を超えて入って来た水が引かないのでそこではまだ浸水したままになっているそうです。
私は千葉で何万世帯の停電と報道されているのを見ると県内のどこで何が起こっているのかよく分っていなかったのですが、事務所のすぐ近く・・車で1時間以内の場所から朝1番で予定通りに相談に来た人の生活空間で被災しているのには本当に驚きました。
上記のとおりの被災が普通の時にあれば大騒ぎですが、この大地震にとっては被害が少ない方ですので、マスコミ報道から漏れているのです。
次に計画停電の話になりましたが、その地域では当然のことながら地震以降停電したままらしく、朝トイレに行って便座が冷たくてびっくりしたと経験談を語ってくれました。
千葉市内の埋め立て地には、マンション群が立地していますが、(震度5前後の地震が短時間に繰り返し襲ってきましたので)いわゆる液状化現象で水道管が破裂して断水事故に見舞われていました。
千葉では、その他にコスモ石油の爆発炎上などの被害がありますが、(昨日は火曜日で仕事開始2日目ですが昨日来た人は松島近くの多賀の城出身とのことですし、毎日のようにそれなりの関連のある人が来ますが・・)今のところ身近な関係者がまだ来ていないので、報道以外の具体的な話は知りません。
電車運行停止の被害は昨日書いた通りですが、私のような意見が多かったのか昨日は電車がかなり動くようになりました。
出来る範囲で出来ることをすると言う気概が鉄道関係者に乏しかったのではないでしょうか?
あるいは政府の姿勢・・産業の復興・維持よりは民生重視の民主党の姿勢が問題だったかもしれません。
ちなみに私の事務所に関しては、自宅から歩いて行ける距離ですので自分が鉄道運休の被害にあったので文句行っているのではありません。
私の事務所では途中で停電すればそのときのこととして、(パソコンが使えなくとも記録を読んだりすることはいくらでもあります)月曜日から仕事を始めていますが、幸い事務所のある地域は計画停電の対象外になっているようです。
自分の被害で起こっているのではなく、100出来ることを確実性のある80しかしない、80出来ることを60しかないと言う繰り返しでは日本経済が駄目になってしまうことを恐れているのです。
実際こうした月曜日の社会全体の動きを見て火曜日には株が暴落しました。
これは地震自体の被害に対するものよりも国民がこれを理由にサボタージュを始めたことに対する冷静な批判の結果と言うべきです。
食品であれ、燃料であれ、生産力から見て関東圏の食料がなくなるわけがないのに入荷しなくなっている・・作っても売れなかったらどうする・・仕入れても売れなかったらどうすると言う安全思考ばかりが先行して縮小再生産に陥っているからです。
これを見れば株価が暴落するのは当然です。  

東日本大規模地震1

 

(1)大地震被災者へのお見舞い
今回の大規模被災後、津波前の市街地が池や海あるいは干潟のようなってしまった惨状を見ると敗戦後の東京等大都市が焼け野が原になった写真よりもひどい状況で、言葉も出ない状態です。
しかもこの惨状が海岸線約200kmに及ぶのですから、その救援と言っても容易ではありません。
九死に一生の難を逃れた被災者の方々の肉親や身近かな人を失った悲しみだけでも想像に絶するものがあります。
根こそぎ流された状況から見ると自営業者だけではなく、勤務先であったであろう地元の事業所までなくなってしまい、被災者のほとんどが生活の全手段を失っていると思われるので、(私の家族も私が赤ちゃんの頃に東京大空襲で焼けだされました)緊急事態が終わった後には居住地の変更や職種転換を含めて大変な苦難が待ち構えていることを考えると、もしもこれが自分であったなら・・と想像するだけでもくじけそうな気になるのは私だけではないでしょう。
しかし、敗戦時と違って列島全部で見れば大多数の地域が被害を全く受けていないうえに、国力は敗戦時の比ではありませんから、国全体での助け合いの精神・工夫次第となります。
被害に遭われた人々と心を一つにして、文字通り同胞(おなじはらから)としての心で、彼らの再起にみんなで暖かく息長く協力して行きたいものです。
彼らの居住空間の復活とその後の息長い職種転換を援助する方策の充実・・それには国民の多くが支援する心を維持して行く必要があるでしょう。

(2)大地震後の当事務所の執務体制についてのお知らせ

事務所自体は、書類等が散乱したリ食器類がほぼ全部壊れた被害程度で今回の地震によって特段の被害を受けておりませんので、通常通りの執務を予定しております。(当面お茶を出せませんのであしからず)
しかしながら、計画停電等が実施される運びになっているなど、インフラ面での制約がいろんな方面で生じることが予想されるために、(さしあたりお弁当が配達されるかも分らないし・・外食産業もどうなるやら)月曜日(本日)以降、場合によっては予定が変更になることもあり得ますので、当面は予め電話確認等の励行をお願いします。
また、当事務所が一定時期までに行うべき事務処理が少し遅れる場合もあり得ることをご了承下さるようにお願いします。
ちなみに3月14日・月曜日の事務所の停電予定時間を調べると事務所付近では停電計画がないようですのでご安心下さい。
(毎日予定が変更されるようです)
計画停電時間帯はネットどころか電話もファックスも繋がらないことになるのかな?
真っ暗闇での仕事もできないのでみんな早く家に帰れて身体には良いのですが、(街灯がついていないので真っ暗な道を歩いて帰るのかも・・いろんなことが未体験ので想像がつきませんが)せっかく早く帰っても家の中が真っ暗でお風呂にも入れない(ガスがリモコン・電気で点火する仕組みですから)とは驚きです。
私の自宅の場合、4時間近くもテレビもなければ新聞も読めない暖房もない真っ暗な生活は今のところ想像を絶しています。
今の生活は電気に何もかも頼っているのが分ります。
電気のない体育館で避難している人たちは大変だと思っていましたが、思いがけないお裾分け・・共感の時間が与えられたのは、天の配剤でしょうか?

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