クリスマス・イヴ

毎年クリスマス特別番組で書いていますので、いつもの連載を休憩です。
今年は年末の気分なく普段通り忙しく仕事をしてるうちにあっという間に20日になってしまいました。
21日には、午前中千葉で民事調停に出席して、午後は1時から日弁連修習委員会に出席です。
午後3時からは、弁修協と言って、日弁連と司法研修所教官との協議会があって、そこで1年の情報交換を行います。
研修所の卒業試験(我々の世界では2回試験と称しています)の不合格(12月14日発表)に関する説明も行われたりもします。
落第した修習生にとっては、のどから手が出るほど気になる情報ですので、「良く聞いて来て!」と期待されているので、居眠りなどしていられません。
今年は出席してみると司法研修所の講義内容に関するパワーポイントによる解説など盛り沢山で、試験内容の具体的な話題にまで行き着きませんでした。
委員会では昔千葉修習であった同期の人で今は熊本にいる弁護士と隣に座って、当時の千葉の修習仲間の消息について(多くは70歳を超えていますので)あれこれ聞かれてそれぞれ元気にやっているなどと話しながら委員会に参加していました。
分科会への場所移動時間に廊下で別の用務で来ていた同期同クラスの弁護士数人と久しぶりに出会って旧交を暖めましたが、こうしたことがあるのも多忙な時間を割いて日弁連の会議に出る楽しみの1つです。
この出会った級友の一人は、今年の3月11日の日弁連代議員会に出たときに、会議後偶然ロビーで顔を合わせた人の一人ですがちょうど来合わせた別の級友弁護士と3人で談笑した後、私はまっすぐ千葉に帰って、千葉駅を下りた数分後にあの大震災に遭遇しました。
3月11日の代議員会で彼は日弁連副会長に選任されたところでしたから、当然日弁連に居残っていたでしょうから、岡山までどうやって帰れたのか気になっていましたが、この日(12月21日)も部屋移動中に出会って時間がなかったのと別の元クラスメイトが近寄って来たので、これと言った会話も出来ずに別れました。
そんなことで、今年は年末に掛けて日弁連に行ったり(この外にも12月には選挙管理委員会でも日弁連に行きました)東京地裁に出かけたりが多く、年末ギリギリの26日にも、東京地裁に証人尋問が入っています。
(昨年はちょうど赤穂浪士の討ち入りの日に、午前中に東京地裁の事件があったのでその帰りに妻と一緒に国立劇場で仮名手本忠臣蔵の(松本幸四郎の由良之助)歌舞伎を見ましたが、今年は気に入った演し物ものがなかったので、12月始め頃に東京地裁の帰りに青山の根津美術館に出かけたりしましたが・・まだ庭園の紅葉は綺麗でした)
その合間に千葉にいても日常業務に追われるばかりで、年末を慌ただしく過ごしているうちにクリスマスを挟んだ3連休に入ってきました。
3連休中の1日がクリスマス・イヴですので、慣例のデパ地下でのクリスマス準備の買い物も家族そろってゆっくりやれます。
何となく今年は年末らしさを感じるヒマもなく年末が来てしまったので、何の感慨も乗らない平板なクリスマスを迎えそうな印象ですが、家族でデパ地下に行くとその熱気に感染して何となくこちらもお祭り気分になれるのが不思議です。
私の方は宗教意識もないのですが、ただ、子供達が幼い頃から子供らとともに楽しむ・生活にメリハリを付ける行事の1つとして我が家で定着している感じです。
まだ家族そろって元気に楽しめるうちが、華ですから、存分に楽しむ予定です。

クリスマス・イヴ

今年もクリスマス・イヴがやって来たので、恒例にしたがって今回と明日は特別番組です。
クリスマス・イヴは、若い人が幼い頃から慣れ親しんだ行事ですので、老夫婦だけよりは娘達参加の方が盛り上がります。
私に限らず、私たち世代は自分の時代は高度成長期でうまくやれたが、広く言えば日本の将来狭く言えば自分の子供など次世代の将来を心配している向きが多いと思いますが、目の前に複数の娘や息子がいて幸せな家庭団らんがあれば、それを素直に喜んでいれば良いのではないでしょうか?
子供ら次世代の職業不安、結婚していても子供がいないことを理由にする子供ら夫婦の将来不安等々、子供の将来を心配するのは、現実にはあり得ない杞憂かも知れません。
杞憂と言う言葉が生まれた意味を考えると実際にはあり得ない想定ですから、現にあった事柄と言うよりは人間は先々のことを心配してクヨクヨしがちだから、先のことを考えるのも程々にしなさいと言う教訓でしょう。
次世代には次世代の考えがあって生きているのでしょうから、6〜70代の世代の考え・自分の育って来た生き方を基準に彼らのことまでくよくよと心配してやる必要がありません。
クリスマス・イヴくらいは子供のことまで心配しないで、逆に子供たちがいることを最大限利用して楽しく過ごすのが良いでしょう。
次世代がしっかりしないのは心配と言えば心配ですが、先のことをくよくよ心配しないで考え直せば、私の場合身近に娘が2人もいるのは親にとっては幸せなことです。
何しろ、何だかだと言っても(今の若いもんは・・式の議論を良く聞きますが・・・)やはり世代が違う分新しいことには敏感ですし、パソコンがちょっとでも調子が悪いと、ちょっといじって直してくれるし(その分まるでコチラの実力がつきませんが・・・)いろんな分野(食事の嗜好なども違うので、食べたことのないものを食べさせてくれるし)にわたって便利です。
2世代相互関係は、将来のことは別として生活が便利であることが確かです。
若い方も親世代の智恵や財力を利用出来るし、多世代同居・身近にいることは賑やかで悪いことは殆どありません。
男女関係の将来をテーマにこの秋から書いて来ましたが、昔は力仕事の関係などで、一家に男手が必須だったこともあって同世代の男女関係維持が中心的テーマでした。
しかし今では、パソコン操作等軽作業が中心になって来てジェンダーが不要な時代ですから、ペアーを組むなら世代間協力関係よりは2世代相互助け合いの方が(高齢者と次世代の組み合わせを考えても・・介護問題はあらかた解決できます)当面の生活は(次世代の将来を心配しなければ)合理的でしかも便利です。
次世代と別居しているから、他人の訪問介護や買い物援助などが同居している場合に比してより多く必要になっているとも言えるでしょう。

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