米中の親和性と日本文化の隔絶5

戦後70年も敗戦国日本が一言も反論出来ずに来たので、表の世界(日本でも公式なマスコミや教育界などで・・)ではアメリカの対日悪宣伝が行き渡っていました。
マスコミや文化人の発言を見て、韓国が自信を持って慰安婦攻勢をし掛けたのですが、民族の誇りを傷つけられて防衛意識に目覚めた日本人が猛然と反撃に出ると、韓国の告げ口外交は空回りに終わりました。
世界中に行き渡っているアニメなどを通じて日本的価値観が浸透していることや、世界に進出している個々の日本人を通じて生身の人間の人柄を肌で知っている人が増えているので、日本人の言う方が信用性が高い・・韓国人や中国人の方を信用出来ると言う国は、世界でも皆無に近いでしょう。
「マスコミや教育界さえ押さえれば勝負あり」と言うアメリカ(ユダヤ?)式支配は短期的には効果がありますが、長期的には意味がないことが(長期信用を重んじる日本人の価値観からすれば当たり前ですが・・)最近明らかになってきました。
今では70年間くらいでは、簡単に実体験(韓国のように国を挙げて噓を言う民族は別にして、その他多数の日本統治経験のある諸国での体験)が風化しない・・人の寿命が延びたことも大きな影響があったでしょう。
日本社会は縄文の昔から数百年〜千年単位後の子孫の繁栄を願うものですから、噓をついて短期間誤摩化すと却って子孫が損をすることを知っています。
何回も引用していますが、平家物語の宗盛の演説・・以下の一節・アンダーライン部分が日本人の価値観です。
「・・平家は福原の故里に着いて、大臣殿、然るべき侍老少数百人召して宣けるは、「積善の余慶家に尽き、積悪の余怏身に及ぶが故に、神明にも放たれ奉り、君にも捨てられ参らせて、・・・」
マスコミ支配さえすれば良いと言うのは、ある会議中に自己の意見に対する異論封じをするのに睨みを利かせるのを、大規模にしたに過ぎない・・正論を力で押さえつけるのは時間の経過で無理が出る点は同じです。
企業広告も同様で、いくら派手にやっても、製品(飲食店で言えば、味が悪ければリピーターが来ない)が良くなければ、一定期間で空振りに終わります。
特定民族に対する悪宣伝は、製品のように、製品の良しアシが消費者に直ぐに分り難い・・日本人を直接知らない遠くの国民に対して「日本人はそんなに悪いか」と言う印象を与えるのは簡単で、製品にあたる日本人と接触が少ないので一旦与えられた悪印象の払拭に時間がかかるだけのことです。
マスコミ宣伝に頼る・・実質価値と違った宣伝・・これを噓と言います・・を重視するのは、自然環境を破壊し尽くし、環境が悪くなりあるいは噓がバレて居心地が悪くなれば土地を棄てて移動すれば良い・・いくらでも環境破壊し、噓を言い、短期間良い思いをすれば良いと言う民族移動を前提とする価値観社会カラでて来る思考行動形態です。
民族移動ではないPM2.5の悪化で首都移転論が出ている北京だけの簡単な移転でも実際には大変な作業です・・。
これに比べても個人が逃げ出せば良いだけ・・居住地を変えられる・・国を持たないユダヤ人がマスコミ宣伝に頼る度合いが高いのは、むべなるかな・・と言うところです。
いつでも逃げられるように民族移動の自由を強調しているのは彼らですし、(今回の難民大量発生によって、この虚構性が揺らぎ始めました・・どこの人でも、他人と1つ屋根の下での暮らしたい人はいないし、これが本来正しいのですがこれをうっかり言うと「極右」と言うレッテルを貼られてしまう始末です)その分、世界中で信用され難い民族になっていますが・・それなりの理由があるのです。
今は地球規模で記録が残るので、環境破壊や噓がバレてから地球規模で移動しても、元の土地で悪いことをしたのが知られてしまうことになりました。
ところで、安倍政権は、価値観共有外交と言っていますが、民主的手続や人権重視と言う季題以降のメッキ部分では欧米と日本は共通であり、中韓では未だしの感がありますが、本質的同質性では米中の同質性には叶いません。
日本の場合、西洋が人権と言い出す前の古代から、全てのものを大切にする社会・・・口の聞けない動物や植物の気持ちまで大切にする社会でやってきました。
西洋や中国では、相手が弱ければどんな酷いことをしても良いのが原則で、思いついた分野だけ動物愛護(捕鯨反対運動の激しさなど)とか人権と大きな声で主張する社会の底(教養・人間理解)の浅さにうんざりしているのが日本人です。
日本異質論を、ガラパゴス化などと折に触れて批判的報道し、世界で孤立すると頻りにマスコミが煽りますが、日本の価値観が世界のどこよりも豊かで進んでいるので周回遅れの粗野な生活習慣に同質化したくないのは当然です・・。
その結果、孤立しているように見えるのは仕方がないことですが、結果的に米中韓の方が親近感で繋がっていることには、いつも気をつける必要性を書いています。

米中の親和性と日本文化の隔絶4

米中共に、環境破壊・安もの好き・超格差社会(奴隷に頼って経済構造→フードスタンプに頼る人口が3〜5000万人もいる現在アメリカの構造と中国の大量生産・・低賃金に頼る世界工場化の共通性)・・じぶんの都合が良いように歴史を書き換えるのに罪悪感もない・・(中国では毎回王朝が、前王朝全否定の繰り返しでした・・これが発展性のない2000年の原因です)噓の歴史でも言い通せば勝ちと言う価値観→勝てば相手を破壊し尽くす・・個人の生き方では、全てお金次第の行動原理等々全てアメリカの後追いをしているだけです。
ただ、中国の方が洗練されていない・・露骨な点が野蛮に見えるだけです。
地球温暖化防止協定も米国と中国だけが協力しないままでいた・今回のCOP21で漸く米中が一緒に一歩踏み出したばかりです・・。
このように基礎的価値観は米中一致しています・・。
アメリカにとって、中国はずうっと前から、気持ちが通じているし、遅れて追いかけて来るだけですから、追い越される心配がないので、アメリカは中国を怖くないでしょう。
他方、日本の価値観は人種差別反対→平等主義の徹底、信義を重んじ目先の金では動かない・・自然保護(生きとし生けるもの全て慈しむ・・)相手が弱くても無茶しない・・伝統を大事にする→噓はキライ・・敗者を大切にする→歴史は真実であって勝った方が勝手に書き換えない・・などなど全て価値観は真逆ですから、この価値観が世界に広がるのはアメリカや中国にとっては困ります。
この価値観相克・・人種平等意見の顕在化が象徴的事件でした。
(・・日本が国際連盟常任理事国になって植民地支配下のアジア人に対する非人道的被支配に我慢出来なくなって発言するようになりました)
国際連盟の常任理事国になった日本の提案で、人種差別や過酷な植民地支配などに関する議論がテーマになってきました。
この裁決までに進んだ結果、第一次世界大戦後に日本と英米価値観の対立構造が顕著になって・・・これに怒った英米は、「有色人種のくせに生意気だ」となって日本を叩き潰す戦略が決定されたのです。
これがアメリカの対日戦争準備のオレンジ作戦開始の原因です。
オレンジ作戦遂行のために価値観の合う・・他民族支配が好きな中国人を手先に使って、植民地支配を維持する政策が採用されました。
当然、対日作戦協力勢力であれば良いので、(対ソ連のためにゲリラ組織アルカイダを養成したのと同じ発想です)中国人・・共産党軍(当時は単なる匪賊レベル)も国府軍も平等に援助対象になりました。
ところで、中国人華僑は今でこそ世界に散らばっているので、昔から自然に世界中にいるように思っている人が多いしょうが、そうではありません。
欧米の植民地政策遂行・・現地支配道具として便利なので、間接支配の道具として、中国人をアジア植民地に投入したことに始まります。
このように、中国人は西欧植民地支配の手先としてアジア人収奪に深く係わって来たのであって、日本人のようにアジアの植民地人を可哀相だと言って個人で植民地解放に努力した人はいません。
ソモソモ、アヘン戦争その他で中国は西欧食民主政策の犠牲者ぶっていますが、清朝自体が周辺諸民族を植民地支配していた侵略者でしかありません。
清朝政府にとっては、植民地軍同士の戦いに敗れて支配地の一部である香港を割譲しただけのことです。
これが日米戦争の基本対立構造でした。
この根底的文化対立が今も続いていて戦争では負けたものの日本が子供(弱者)や自然を慈しむ文化は、アニメなどを通じて世界に浸透し、各種日本価値観浸透は目覚ましいものがあります。
アメリカは自分が仕掛けた戦争が如何に正しかったか・・やましさを隠すために歴史を改ざんし、世界のマスコミ支配を通じて反日宣伝に努めてきましたが、草の根では逆に日本の優しい文化が浸透しています。
戦後70年やって来た日本人の静かな実績を見れば、どちらが正しい心の持ち主だったかが一目瞭然です。
この逆転現象に危機感を抱いているのが、アメリカの本音です。

米中の親和性と日本文化の隔絶3

アメリカは自国のアジア回帰作戦に対する中国の明からさまな挑戦には「臨時」対抗しますが、本質的に中国に親和感を抱いていることは間違いないので、この辺の意見は何回も書いてきましたが警戒が必要です。
安倍政権になってからアメリカが日本寄りのように見えても、アメリカ正義論・・悪い日本を叩き潰したと言う戦争正義論・・これの宣伝のために日本の戦時中の悪行宣伝を中韓にけしかけて来たアメリカとしてはこの看板を下ろせません。
これをやめたときに初めて、「アメリカが日本敵視政策をやめた・・」真の同盟国になったと言う評価が出来るように思えます。
・・日本悪=アメリカ正義論の基礎をナス東京裁判否定に繋がりかねない靖国参拝に必ず不快感を示すのは、この米中が真の同盟国であり、日本が究極の敵であると言う基準をおろさないと言う中国への忠誠心?のアカシ・・踏み絵になっていると思われます。
不快感しか示せないのは、明白に日本批判をすると、東京裁判否定論争の盛り上がり→戦争責任論の掘り下げ→アメリカの戦時中および戦後の戦争犯罪行為の掘り起こしになるのは、今世界で孤立しつつあるアメリカにとってはとって得策でないというだけです。
アメリカにとって、靖国参拝を容認すると従来の日本悪玉論取り下げ→これまで「中韓が本当の味方であって究極の敵は日本である」「日本批判をいくらでもして下さい」とけしかけて来た旗を降ろすことになるので、これを取り下げる訳に行かないからです
・・。
明白に日本非難して今は日本と争うことがきないことから、「不快感」表明程度になったものと推測されます。
アメリカの基本姿勢は、・・伝統的に米中は親密である・・飽くまで中国との対立ポーズは臨時的なものに過ぎないと言うものに見えます。
・・中国の埋め立て工事を放置すると周辺国の信用を失う・・アジア回帰の看板に傷がつくので仕方なしに、「形だけ何かするよ!」(中国の工事を妨害しない範囲・・精々飛行機を近くに飛ばして格好つけているだけだから、ドンドン工事を完成させてしまいなさい・・その内航空機部隊や海軍の基地にして既成事実化すれば良いでしょう・・)
一定期間が過ぎたら無理に飛行機を飛ばしても意味がないと言うことで飛ぶ回数を減らして行きます」と言うのがアメリカの真意・・当然裏でこうした連絡をやっていると思われます。
中国政府高官がアメリカの航空機派遣に対して「戦争にはならない」と直ぐに断言している・・工事が関係なく着々と進んでいるのは、こうした密約があるからです。
アメリカの基本政策は中国を引き立てて日本を封じ込めるのが伝統的政策ですので、中国との一時的対立関係が解消すれば、また中国と組んで日本敵視政策に戻るのは目に見えています。
そのために、靖国参拝は絶対に容認しない・・日米の火種として残しておくことが中国への意思表示・・忠誠心の証?になっていると思われます。
太平洋二分論は習近平氏が突如言い出したかのように見えますが、アメリカが内々将来の構想として(中ソ対決のころに自陣営に引き入れるために)早くから提案していた可能性が大です。
これを中国が不用意に・・習近平が内政緊迫のために待ち切れずに表面化したので、アメリカが直ぐに応じられなかっただけの可能性があります・・。
実際にオバマはこの発言に困った顔で応じましたが、明確に否定出来ない・・この点は「鼎の軽重」を問われたと言うテーマでFebruary 19, 2014, 「アメリカの指導力低下13(引き蘢りのリスク1)」で書いたことがあります。
息子が親に早く経営を任せろと他人のいる前で言い出したようなもので、困った顔をしているのがオバマと言う感じですし、親に反抗して(南沙諸島などで)暴れる限りで、少し示しをつけるしかないかと言う程度で、ちょっと軍艦を出してみたり他人(日本)に協力を求めている程度のようなもので、米中の基本的価値観・・目指す方向は共通です。
中国がいくら台頭しても、アメリカ式価値観と同質でただ遅れた状態の特典・・大目に見てくれとわがままな主張しているに過ぎませんから、アメリカは全く脅威を感じていないことによります。

米中の親和性と日本文化の隔絶2

これに対して中韓は、慰安婦攻勢や南京虐殺に日本が反対するのは、アメリカの戦後レジームに対する挑戦・・「アメリカに対する反抗と同じ」と言う旧来型論法で慰安婦攻勢や南京虐殺宣伝で反撃を強めました。
日本としてはアメリカに対してある程度不満があっても、(日本が世界のナンバーワンを目指すことが出来ない以上は)中国支配よりはアメリカの方が良いので、パックスアメリカーナ自体に挑戦しているものではありません。
むしろパックスアメリカーナに対して正面からの挑戦姿勢を示し始めたのは、中国の方であり、これにすり寄った韓国の方でした。
中国が尖閣諸島一点突破を図ればまだ道があった・・日本も苦しかったのですが、中国の対日暴動その他は国内矛盾激化をそらす方策の1つでしかなかったから、日本の思わぬ反撃にたじろいでいると国内政治が持たないので、今度は抵抗力の弱い西沙南沙諸島に目を向けざるを得なかったと見られます。
この作戦変更は相手が弱くて無抵抗なので、簡単に既得権の確保をしつつありますが、中国の周辺国の警戒感を生み、膨張主義と言うレッテルが国際的常識になって来たことと、アメリカもまだ世界の警察官役を完全にやめたとは言えない以上、この膨張主義を放置出来なくなりました。
このねじれ現象が日本に幸いして、このまま尖閣諸島や南沙諸島を中国にとられてしまうのでは大変だと言うアメリカが(目先の)価値判断に傾きました。
尖閣諸島に中国の基地が出来ると太平洋に中国潜水艦が自由に出入り出来る・・アメリカの安全保障上も座視出来ませんので、「戦後秩序を見直したい」と言う基本姿勢の安倍政権を潰してしまう訳に行かず、占領政治の批判さえしないならば・・と言う範囲で、アメリカが「当面」日本の応援をするしかなくなったところです。
イラク侵攻以降、世界中でアメリカのやることなすこと評判が悪くて信用ガタ落ちで、反米感情が広がる一方になって来たこともあって、唯一アメリカ支持を続ける日本をむげに扱うことが出来なくなって来たこともあります。
世界的に見れば西洋や中東諸国での反米感情が凄まじいものがあって自信を失って世界の警察官ではないと言い出したのですが、東南アジア諸国では、まだ反米感情がそれほどではないので、東南アジアではまだ権益を守りたいし守れるだろうと言うのがアメリカの本音で、アジア回帰と言い、アメリカ中心経済圏TPP構築に乗り出したのです。
TPPを意味あるものにするには日本参加が必須でしたし、この辺は、補完勢力としての日本の重要性を、2014/02/22アメリカの指導力16(引き蘢りのリスク5)ころまでと〜May 4 2015「覇道と日本の補完性1」まで書きましたが、話がそれていますので「補完2」以降は来年始めころのコラムに先送りになっています。

米中の親和性と日本文化の隔絶1

23日の続きです。
日本民族は西欧近代で民族主義が始まるずっと前の古代から・・白村江の海戦敗北以降日本列島を上げての列島防衛意識の高まり・・列島人一丸として戦う前提で、国家体制の再構築(大化の改新)に邁進し、防人制度も創設しました。
卑弥呼の頃には、それぞれがバラバラに交易していて今のような民族意識はなかった筈ように習いますが、(交易用に代表団を結成しているうちに一体感が出来たのか?)長い交易期間を通じて列島人と半島人と気質の違いを実感して来て「自分たちとあいつら」の区別がしみ込んでいたからでしょうか?
文字を残した中国の史書だけを基準に考えて来た従来の歴史学から見れば、日本列島は卑弥呼のこの頃にはまだ未開の地域ですが、考古学が発達して来ていろんなことが分って来ると・・1万年前後遡ると、列島の縄文文化の方が進んでいた可能性すら分ってきました。
何もかも大陸から伝来したのではなく、逆に日本の工芸品?が大陸にわたっていた様子・・遠慮して言えば可能性が出て来たのです。
このように歴史は魅力一杯ですから興味が尽きませんが、縄文時代から植林するなど循環型社会が根付いていたことが既に知られているように・・これが佛教の輪廻思想が根付いた所以です・・循環型になると環境重視→同じ環境を利用する共同体意識が強力になります。
日本の場合、外敵と戦うための民族意識強調と言う政治目的による根の浅い概念ではなく、環境重視=共同体意識が縄文時代から自然発生していた・・その後水田・・灌漑社会になって、より共同体意識が強固になって行ったことが今の西洋流の民族意識の母体になっているものですから、西欧で言い出した民族意識よりも歴史が古く基礎がしっかりしています。
ゴーストタウンにして街を棄てて行く・・居住地域を結果的に砂漠化させて移動して来た世界中の有名文明の跡地とは心構えが違っています。
・・アメリカや中国(公害を除去しないで、北京を棄てようとしています・・)の生活意識では、先祖代々繋がるような共同体意識が育ちません・・そこで、権力維持のためにアメリカでは国旗を振りかざして国歌を歌う程度の皮相な愛国心の強調の場合、いつも外敵が必要です。
平和のためと称して、アメリカは戦争ばかりして来たことを見れば分ります。
西欧の民族意識強調は、ナポレオン戦争遂行の必要のために生まれたもので、日本のように共同体・・環境や動物愛護意識から、自然発生的に生まれたものではありません。
運命共同体意識の強さに比例して、よそ者の参加にはハードルが高くなるの当然です・・インフラ整備に参加していない人がイキナリやって来て無償利用出来るのでは、代々の積み重ねで築き上げた環境を他所から来た人にただで利用されることになります。
何かの行事をみんなで苦労して盛り上げて来たときに、全く手伝わなかった人がハイライトのときだけ参加して大きな顔をされたらしらけるのと同じです。
環境に関心の低い・・格差社会の国が、「よそ者を低賃金労働に使えれば良い」と言う計算で受入れるのとは訳が違います・・日本人は一緒に住む限り平等前提で、格差や奴隷制度を前提に低賃金労働者を受入れることが出来ません。
防人は・・東国人中心に編成されていた・遠くの九州の防衛に協力させていて破綻しないで、機能していたことが驚きです。
一般に東北地方の服属は、征夷大将軍坂上田村麻呂の遠征によると言われていますが、大化の改新のころには既に東国(と言っても岐阜県以東?)からの防人派遣がさしたる抵抗なく?(万葉集等に出て来るだけで歴史書に出て来ないだけかも?)行なわれていたことになります。
危機が治まれば民族意識は鎮静して平和主義に徹して柔弱そうに見えますが、中世での蒙古襲来時の団結力・・幕末ペリー来航時の庶民に至るまでの国防意識の高まりなどなど、民族防衛意識は世界一高い民族性です。
民族を守るために命を投げ出す覚悟のある日本民族の強固な意識は、民族の一体感より一族の利益を守る意識中心の中韓等民族意識がまだ1つハッキリしない国では、理解を超えた状態ですから、マスコミ中心に流布している非武装論を日本人の脆弱性と誤解してしまったように見えます。
日本人は腰抜けばかりになってしまったから、一撃を加えればすぐに折れてしまうと甘く見て攻撃強化を始めたのが中韓両国の失敗です。
(ロシアは日本が怒り出すとすぐに引いてしまい対日友好外交に切り替えたのは日露戦争の教訓があったからでしょうか?)
変わり身が早いと言うべきですが、・・日本人からみれば、日本の弱みに付け込んだ先の不可侵条約違反→シベリヤ抑留と二重写し・・ロシアは日本が弱ったと見れば何をして来るか分らない国と言う記憶を呼び起こしてしまうマイナスに気が付かないから、露骨なことをするのでしょう・・。
(ロシアは国の歴史が浅くて目先の損得しかない・・最近のプーチン氏のやることは一見うまく行っているようですが、(ウクライナ侵攻・クリミヤ併合、やシリア介入・トルコ威嚇等々・・)相手の弱みに付け込むだけで、あまりにも見え透いていて子供みたいです)

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