讒言社会3(反日教育1)

アメリカ人は金に弱いところがミソだと、中韓両国は思い込んでいますが、これまで反日中傷が成功出来たのはアメリカの基本政策としての日本台頭を防ぐ・抑えると言う最優先課題・・国益に合致していたから成功したのです。
日本の足を引っ張る挑戦者として育成して来た中韓のうち中国がアメリカに張り合うようになって来ると、足を引っ張り、叩く相手が中国に変わりつつあるので、今までのような中韓のロビー活動がうまく行く保障がなくなって来たのが昨今の国際情勢です。
中国系のスパイ・情報関連の暴露が続くようになったのは、アメリカの基本スタンス変更の結果であり、今まで泳がせていた・・食い込んで来た中国系工作者・関係者がそれだけ多く深いということでしょう。
権力者が次々と出て来る挑戦者を大きくなる前に叩くのはいつの時代でもどこで同じで、同様の意見は「円安効果の限界4」 March 29, 2013で書いたように、上皇が源氏を叩いて平家が出て来るとまた源氏に肩入れする我が国の歴史と同じです。
ですから中国がGDPを真実の4倍でも5倍でも大きめに誇示して、軍事力も実力以上に拡大して・・近い将来には中国がアメリカを凌ぐという早め早めの宣伝をしてくれれば、
 「そうだそうだ!」「中国の未来は素晴らしい」
と相づちを打っておくのが日本の利益です。
米中で角逐していれば、嘘ばっかりで歴史を歪曲して相手を貶めることしか知らない・・同じ穴の狢ですから米中は気が合うでしょうが・・道義のない中国もアメリカもお互いにその内駄目になるでしょう。
世界中の人々が「中韓両国が批判しているように日本のオリジナルなんか何もないし、全て韓国発祥らしいよ!」と言うデマを信じて、アメリカ(白人世界)を安心させていれば良いのです。
日本はその間にしこしこと国民の実質的豊かさを追い求めていればいいことであって、世界ランキングなど気にしない方が良いでしょう。
ミス・ユニバースを見ても分りますが、変な美の基準に合わせて日本女性が世界一にならなくとも,日本人は自分の美意識に合う女性を美しいと思っていれば良いし、そんな競争は中国や韓国等に任せておけば良いのです。
デマや虚偽発表データで世界1〜2位だと自慢して軍備拡大や海外援助など格好だけ付けていても、実体がなければ国民は疲弊するばかりで全然幸せになれません。
中国では大躍進時に国内で5000万人前後も餓死していたのに国威発揚のために大成功していると対外発表していて、アフリカ等への海外援助に精出していました。
韓国では李大統領当時ウオン安効果で韓国経済が絶好調だと宣伝していましたが、同時に売春婦の世界進出が世界問題になり、国民に対する意識調査では金持ちから順に海外移住熱が最も盛んになっている実態が明らかになっています。
公表どおりに経済が仮にうまく行っているとしても、自国から逃げ出したい国民ばかりでは、国民に何ら還元出来ていなかったことが分ります。
勿論中国も同じで「裸官」などと言って、政府高官から順に海外に裏金や妻子を逃がしている状態です。
最近の報道では改革開放政策を決めた最高実力者故鄧小平の息子と娘が何と10兆円もの巨額資金を持って海外逃亡してしまったと報じられています。
韓国は財閥ばかりが儲けて国民が困っているし、中国は政権幹部の巨額私腹肥やしが蔓延しているので・・・国民の不満をそらすために、中韓両国政府は日本非難を更に強めて行く拡大再生産になっているのでしょう。
権力による桁違いの不正や国内不満が亢進する一方では、いくら中国や韓国政府が日本に対する悪宣伝をしていても、中期的に見ると日本国民一人一人の道義心の高さその他で優っている実情が、世界中で草の根交流が増えて来るので隠し切れません。
日本ではあまりにも政治がうまく機能しているのを知ると、遠くにいる世界の為政者全体にとっても面白くないでしょう。
能ある鷹は爪を隠すと言いますが、日本のすごさを知られない方が幸せです。

中国の国際協調能力2(虚偽教育による道徳低下2)

彼ら中国人にすれば「どうだ!中国に逆らうとこんな酷い目に遭うぞ!と威張っているつもりでしょうが、こうした行動自体が世界中への中国に対する悪宣伝になっていることにまるで気づかないのは、(ヤクザと同じで)レベルの低い話です。
中国の工場は、どこでも作れるような最低レベルの汎用品工場・ローエンド商品が中心ですから、リスクの大きい国となれば、投資が他所へ行ってしまうのは目に見えていますが、それさえ気がつかないほど自信過剰に陥っています。
反日暴動以降中国への海外投資資金流入が急速に細くなり、(工場新設の投資が外国からなければ、まだ中国では輸出産業を自前で作れません)貿易黒字の減少傾向どころか今年の3月には、ついに貿易赤字にさえ突入しました。
レアアース禁輸実施は、中国政府・人民が近代的な貿易社会で一人前のプレーヤーとして行動する資格のないことを満天下に知らしめました。
中国製品が世界の90何%を占めるレアアースの禁輸によって、レアアースを利用する日本の高度製品生産を停止させる、日本を屈服させようとしたのですが、こうした商品を政治上の主張を通すために禁輸するのは、所謂世界貿易ルール上での禁じ手の実行でした。
自分が優位であると錯覚すると、何をしても良いかのようなルール違反をする中国は、まだまだ世界市場で交際を出来るプレーヤーではないことが立証されました。
また虚偽に満ちた統計発表でGDPで日本を追い抜いたと発表した直後から尖閣諸島への準軍事活動を強化し、あるいは南沙諸島など周辺国へ次々と挑戦的行動を始めました。
これに加えて国内では官制の反日暴動を起こすなどを総合して中国は国際社会で大人としての行動のとれない国・・高リスク国であることを自ら証明しています。
国家間のルール遵守能力以前に、知財その他の剽窃はしょっ中ですし末端に至るまで金にさえなれば食品に毒を入れてでも儲けようとする商道徳のなさ・・等々、そのそもそも国民には法を守る意識がない・・政府自身が嘘で塗り固めた教育をしている以上、国民もルール無視になってくるのは当然の結末です。
国民に虚偽教育を繰り返していると国民自身が腐って来る見本が韓国や中国人民の現在の姿ではないでしょうか?
このような国では公共のために生活する意識も育ちませんし、豚の死骸が何万頭も川に流れ着くような快挙?をやって恥じない国民だらけになります。
日常生活のあらゆる分野から腐ってしまっているとしか言いようのない社会を作り出して来たのは虚偽教育の蔓延に基礎があります。
このような国・・道徳というものを根底から無視している国に対して合理的説得によって国際貿易上のルールに従うことを求めても無駄・・国際協調を求めるのは無理があることが誰の目にも明らかです。
食品の中に毒を入れても何でも売れれば良いという商道徳の国・・ルール無視の国に対しては話し合い解決は無理ですから、強制しかない・・1つにはスーパー301条のような不公正貿易国に認定してこちらも(日米欧で協力しないと中国経済が大きくなり過ぎしているので無理でしょう)輸出入制限を掛けるしかないのかも知れません。
不公正貿易国の認定は角が立つからと言って、アメリカも尻込みしているのが現状ですが、今後は(防衛問題同様に)米国一国に任せずに国際協調で対抗して行くのが筋です。

 中国の国際協調能力1(虚偽教育による道徳低下1)

中韓の反日運動・反日教育に対して日本では一々相手にするのも大人げないと思ってこれと言った反撃をしないので来たので、中韓政府は良い気になってエスカレートし放題になっていたのですが、中韓の目に余る反日行動のエスカレートに今や日本も我慢の限界「・・いい加減にしろ!」となって来ました。
日本が韓国大統領による天皇に対する発言に突如怒り出したので、中韓政府はどうして良いか分らないほど困っているのが現状でしょう。
いずれも自分の失敗を隠すためにヒト(日本)に責任に転化し続けて来た両国の自業自得と言うべきではないでしょうか。
中韓政府がマトモな政治を出来ない・・自己の失政を隠蔽するために、長年偏狭な反日教育に精出して来た咎めがそろそろ出て来るころです。
自分の不都合を何でも日本の所為にする悪習慣・・歴史事実も歪めて国民教育し世界中に大量宣伝さえすれば勝ち・・嘘で塗り固めても繰り返せば勝ちみたいな教育を続けて来た結果、元々低かった国民同義レベルをもっと悪くしてしまった感じです。
ここ数年の中国の動きを見ると、こうした不正な教育の成果が現れて来て大した能力もないのに自信過剰に陥っていてしかも傲慢・礼儀知らずな行動が目立つようになってきました。
レアアース輸出規制は、仮に臨時に成功していたとしても世界の貿易ルールに真っ向から反するものでしたから、世界中から反発を受けただけで結果的に大損な強行策でした。
増して自信満々実行してみたところ日本が見事にレアアース代替品開発に次々と対応してしまったのでこれが見事に失敗してしまい、今や売上が25%に減ってしまいしかも禁輸して値段を吊り上げるつもりが逆に暴落気味になっています。
世界貿易ルールに反ししてひんしゅくを買った結果がこれでは、目も当てられないみっともない状態に陥っています。
政治・軍事的には反日暴動による信頼低下(チャイナリスクを世界に自ら喧伝した)・軍拡をバックにした周辺国威嚇・・少し強くなると何をするか分らない危険性・・全ての分野で中国が世界中の信頼を失い始める契機になっていますが、中国人民は情報統制の結果何もかもが失敗に終わっている状態をまるで知らされずに、自国の権威を世界に知らしめたと誤解して悦に入っているようです。
最低レベル品を漸く作れるようになったと謙虚に喜んで、更なるレベルアップを目指す努力をすればまだ見込みがあるのですが、その前に増長してしまう傾向から見れば、中国の将来の発展限度は先が知れてしまいました。
最低レベルの低賃金工場が一杯出来たことによって、急激に輸出大国になりましたが、輸出品と言っても大部分は自国製品ではなく日本から製品輸入して加工しているだけのことであって自前で殆ど何も作れません。
例えば日本から98の部品を輸入してこれを組み立てて・あるいは最後の箱詰めだけして100円にして輸出すれば、中国の輸出額は100であり、日本の輸出額は98ですから、中国の方が貿易大国のように見えますが、内実は2しか作っていないことになります。
この程度の数字のマジックで自己肥大して世界一になったつもりで世界中に威張り出しています。
この結果人件費が上昇すれば、何でレベルの低い・リスクの大きい中国で工場を維持する必要があるかと世界中が考え始めているのに全く気がつかないで威張っています。
今後続々と中国国内の汎用品工場が縮小に転じて東南アジア新興国に移転して行く動きが始まりつつありますが、水面下で動き始めているこのリスクすら気がつかないでレアアースの禁輸や反日暴動や尖閣諸島領有主張にうつつを抜かして・・自分で中国リスクを強調宣伝しているのですからおめでたい限りです。
人生経験で多いことですが、大成功と思っていたことが後で裏目に出ることが多いものですが、冷静に考えれば思慮が足りない結果こういうことになるのですが、凡人はこういうことになり勝ちです。
(いつも依頼者に説明することですが、大ピンチは別の視点で見れば大チャンスであることが多いのも同じ発想です)
高度成長期の規模拡大の成功体験がバブル崩壊誤裏目に出ていたことがあるように、何事も別の見方が必要ですし、国家の場合も勝ち誇って行動するとロクな結果ならない事例の1つと言えます。

教育期間の長期化と根気力

日本の企業全般でだらけた勤務ぶりがなくなったのは、私が弁護士になってから数年ないし10年くらい経ってからのことです。
世の中が昭和50年代になって何故変わったのか今でもはっきり分りませんが、ほとんどの企業が輸出産業化して行き国際基準(当時は欧米向け輸出が中心)の労働力が要請されるようになったことが大きいのでしょうか?
競争の激化と労働者の主力が戦後アメリカ式教育を受けた人種に入れ替わって行ったからなのか、あるいは前回書いた教育期間が延びて行った影響で持続力がついたと見るのも一つです。
戦前からの労働者は高等小学校卒が中心だったのですが、(戦前の教育制度については02/09/08「期間の計算法3( 初日参入・・年齢計算2)満と数えの計算法」以下で書き始め中でしたが、間に色々はさまって先延ばしになっていますがそのうち再開します。)戦後は中学まで義務教育になり、(これで拘束期間が9年に延びました)更には高学歴化が進み底辺労働者でも高卒が中心になって来たので、教室に長時間縛り付けられる期間が延びて合計12年になりました。
戦前に多かった高等小学校卒の場合、6年間の被拘束訓練ですが、戦後の高卒では合計12年間(もっと言えば幼稚園に誰でも行く時代になったので合計もっと長い期間です)もの長い間、朝起きたら毎日学校へお勤めですから、ここでついてしまう習慣の影響は大きかったでしょう。
高学歴者を企業が歓迎するのは、(次代を担うトップクラスを別として中堅層以下に関しては)優秀かどうかではなく、長年長時間労働に堪える訓練を経ているか否かの基準で見ることが可能です。
もしもこうした基準が正しいとすれば成績はビリでも中退せずに高校をやり抜くこと、体育系でもそのチームのレギュラーになれず下手でもやり抜いたかどうかを企業・採用基準に見ていることになります。
私が育った頃には「継続は力なり」と長年のたゆまぬ努力を賞賛する声があちこちで聞かれたものでした。
教育環境・労働環境の変化は上記の通りですが、それにも関わらず公務員の勤務態度の変化が最も遅かったのは企業のように対外競争にさらされていなかったことによるのでしょう。
「親方日の丸意識」「ダラ勤」として批判が強まり、国鉄その他の民営化が始まりその影響からか、民営化されなかった公務員も平成に入った頃から勤務態度が急速に改まったことも記憶に新しいところです。
千葉県の労働者は、明治以降の教育にも関わらず長時間勤務に耐えられない県民性があると12/11/03「千葉の歴史9(千葉県人と勤勉革命の素通り5)(会津の悲惨)」前後で連載したことがありますが、長時間持続労働に耐えられないというか苦手なのは、元々オス全般の傾向でした。

(2)男性と営業職

長期間の学校・受験生活をして来た今でも、ほとんどの男性は経営者あるいは管理職・・あるいは営業等になって勤務時間が朝早くから夜中までの長期になっても良いから、そのかわり途中で自由に出たり入ったり出来る非連続労働環境を望んでいる筈です。
私等弁護士も男が多いのですが、幸い出たり入ったりで変化があるので成り立っていますが、経理事務みたいに一日中机に向かうのは苦手な人が多い筈です。
こんなことを書くのは私自身の経験にもよるのですが、あまり勉強せずに大学を出る頃になって、いよいよ勉強しなくっては・・・となって驚いたのですが、長時間勉強の経験がなかったので、一日中机に向かって見るとどうもお尻がむずむずして来てじっとしていられなかったことがあるからです。
さしあたり高校時代から読みなれた文学系あるいは哲学系あるいは経済学のサワリみたいな本を読んで、まずは机に一日中座っていることに慣れるようにした経験があります。
この頃は神田の古本屋街で紙が赤茶色が変わっているような文庫本を1冊10円から20円で買って来ては読みふけり、まぶたが熱くなるほど数ヶ月間以上読書三昧でした。
今思い出してもこんな幸せな時期はなかったと思いますが、それにしても友達はみんな就職しているのに自分は浪人のままで将来の不安もあるしで、その頃流行した「若いと言う字は苦しいに似ている」と言う歌詞のとおりで、いつでも人生と言うものは大変です。
ようやく机に向かうのに慣れた頃に、法律の本を読み始めたのですが、ちょっと読んでいると図書館の中をウロウロしたくなったものです。
と言ってもトイレくらいしか行くところがないので、自分で刑務所・・実際の刑務所を見学するとトイレは同じ室内にあるのでトイレに行きたいと言っても廊下にも出られません・・に入っているような気分の人生でした。
そんなことをしているうちに、一日中机に向かう生活にも慣れて来て何とか試験に合格したのですが、この経験から言って男と言うのはじっとしているのは大変な種族だと自信を持って言えるのですが、(これは私一人の体験にすぎないので普遍化するのは問題かもしれれません・・まして今の若者は訓練が行き届いているでしょう)男性読者の感想はいかがですか?
今でも事務所内で一日中起案していると、無意識の内に立ち上がって室内をぐるぐる回ったりしていますが普通のサラリーマンが会社内でそんなことは出来ないでしょうから、男性が事務員になって一日中机に向かうとストレスが大変だと思います。
平社員で言えば、出たり入ったりの営業マン・・しかも直行直帰が時々出来る環境が最も適した職種でしょう。
このように、自宅から遠くはなれた場所でだらだら長期間拘束されながら、営業等で歩いているのは(富山の薬売りがその原型です)途中で息抜きをいくらでも出来る便利なもので、明治以降に定着した労働環境・習慣は、適宜働いては休憩出来る農作業とも似ているし、男性には縄文時代以降慣れ親しんだ環境でした。

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