日中・日韓の復縁?(日中、日韓議連は何をしていたのか?)2

中韓政府が日本に対して拒絶的なときに、「詩人と政府とは別だ」と言って何故友好活動しなかったのか疑問に思う人が多いのではないでしょうか?
相手がすり寄って来たらイキナリ友好関係が復活する関係って、何なの?と言う疑問に感じる・・あるいは、「恥ずかしいよ!」と言う人がいないのでしょうか?
(少なくともマスコミ界にはいないのでしょう)
中韓双方では、日本の政治家や文化人を都合よく利用出来るときだけ利用していた・・都合悪くなったら約束していた訪問さえ(国際儀礼に反して)どたキャンし、コチラの訪問を拒否する関係が続いていました。
二階進氏一人の問題ではなく、日本の政治家や文化人はイザとなったら何の役にも立たないことのために「何とか議連」何とか協会を造り、相手に迎合しているだけで◯◯国通になっている「つもり』だったのではないでしょうか?
何とか議連の役割は日本の国益のために相手国の政治家と協力関係を築いておくことであって、相手の都合に合わせて言われたとおりに受け売りするためにしか働かないのでは売国奴集団あるいは、中韓の工作員集団と言われてしまいます。
アメリカで慰安婦像を日本寄贈の庭園入口に建てたアメリカのグランデール市は大阪のどこかの市または府と姉妹都市関係で相互交流していたと言われますが、長年の交流が同市の反日行動実現阻止にどのように役立ったのか何の説明もありません。
いろんな姉妹都市交流って税金を使って相手に利用されているだけではないのか、韓国親善訪問の高校生が土下座させられる例を聞きますが、そんなことのために日頃から交流していたのでしょうか?
あるいは政治家や事務方が、親善訪問などと称して公費を使って海外旅行しているだけか・・など再検討が必要です。
本来平和時の姉妹都市関係構築や民間交流活動はイザと言うときにブレーキ役になってこそ意味があるのですが、彼らはどう言う役割を果たしてくれたのか、今回の中韓共同での計画的反日行動関連で日韓、日中議連が日常交流して来たことが、どう言う役割を果たせたのかに焦点を当てた検討が必須でしょう。
東北大震災以降原発設置基準の見直しがあったように、日中、日韓両議連あるいは、各種文化交流関係者は国内で中韓の取りなしや中韓の宣伝をそのままするばかりだけではなく、中韓文化人にどう言う働きかけをしていたかです。
頑張ったが相手がシャットアウトして会ってくれないので何も出来なかったと言うのでしょうか?
そんな都合の良いとき(日本から援助金や技術を欲しいとき)だけ頻繁に会ってくれるような関係ならば、始めからやめた方がマシです。
困ったときこその友人と言いますが、日本が地震等で困ればそっぽを向くこの機会にやっつけようとするような相手とは付き合いはやめた方が良いでしょう。
元々、中韓の態度は日本から技術や資金を貰えるだけ貰って、技術力が付けば日本を見返してやりたい・報復としての侵略もしたいとと公言している関係ですから、日本から利益を引っ張るのに都合がいいときだけでの付き合いであることは明らかです。
日本が大震災で最も弱った好機と見て、攻撃態度を明らかにしたものの、意外にまだ自分の方が日本よりも弱いことが分って仕方なしに態度を豹変させて来たに過ぎません。
こう言う国々に日頃から、喜ばれる御土産満載で友好?訪問ばかりして来た議連や各種文化人の真意を疑う人が多いのではないでしょうか?
お土産満載と言えば日本からのODA口利きのバックマージンもお土産の1つだったかも知れません。
市会議員らの何とか国訪問と言う旅行案内(政治資金集めパーテッィーの新型版です)がしょっ中来ますが、二階進氏が習近平と合わせると言って3000人募集して連れて行ったことの小型版です。
習近平は今では困っているので、やむを得ずどうでも良い人?との面会に応じたのでしょうが、国力を背景にした押しつけ友好訪問ばかりでは、相手は仕方なしの傾向があってマイナス効果しかないし、日本が困ったり弱ったときに助けてくれるどころか逆効果・・会ってくれないでしょう。
相手が悪いだけではなく、コチラの人材に問題があった・・友好訪問と言いながら押し掛けだった?・・可能性もあります。
「俺はあいつを引き立ててやっている」からと部下の家に押し掛けてしょっ中ごちそうになっていると内心嫌われますので、落ち目になっても本気で力になってくれません。
こうして見ると、現地進出企業の信用や個人がコツコツ現地で植林指導したりしている草の根の交流こそが日本の国益になっていて、政治家の相互訪問はその貯蓄を食いつぶしているマイナス効果しかないのかも知れません。
姉妹都市になっては政治家が相互訪問しても相手が接待疲れするだけですから、日本の国力衰退になると、背を向けられるだけです。
グランデール市には日本寄贈の日本庭園があるようですが、その恩着せで仕方なしに日本の市長らの訪問を歓迎してくれたでしょうが、慰安婦贈設置反対には何の効果も発揮していないどころか見せつけのように、日本庭園入口に慰安婦像が建てられたと言うのですから、逆に(経済力を背景にした押しつけが)嫌われていた可能性があります。

日中・日韓の復縁?(日中、日韓議連は何をしていたのか?)1

中韓が自分の都合で・・まだ日本の力の方が大きいことが分り、今喧嘩するのはフリだから当面仲良くしてやる・・ついてはもっと中国(韓国経済)が強くなるように技術移転してくれと言うスタンスに変わりました。
「都合が変わったので、・・日本総理と面会してやる」と言っても、日本人から見れば礼儀知らずブリ・・自己中心的行動に驚く方が多いでしょう。
マスコミは中韓首脳が会ってくれるならば、会いに行った方が良いと言わんばかりの誘導的記事・・日本人は心を広く持つべきとか・・反対するのは如何にも心が狭い人物の行為と批判する文章ばかりですが・・。
こう言う誘導的識者?の意見が連載されると、殆どの人がフザケンな!!と「怒っている」のは自分が度量がなくて恥ずかしいことなのか?と思ってしまいます。
感情的になるべきかどうかと相手が無礼なときにどのように対応すべきか・・、「一定のけじめを付けないと(今後のために)いけないのじゃないか」を冷静にチェックする必要性があるかは別問題です。
また今回の反日騒動の教訓として、今後の技術移転などうあるべきかを冷静に再検討すべきです。
「陽光韜晦」を振りかざして、今はまだ弱いからもう少し日本技術を取り込んでから再挑戦したい・勝てるようになればどんな侵略も辞さない意図を明らかにしている中国相手に日本侵略に利することになる技術協力する合理性があるかこそを冷静に吟味する必要があるでしょう。
「大人の態度」を強調するムード的マスコミ議論こそ、感情論に訴えているだけです。
感情論と冷徹な利害衡量論の違いをマスコミはあえてすり替えているか、智恵が足りずに区別が付かないのか不明です。
もしかしたら、表向き大人の態度で・・具体的交渉になれば冷徹にと言うこと・・企業は自己保身のために冷徹に考えるに決まっているから、「言わずもがな・・・」と言う前提もあるでしょう。
上記のとおり本音を明からさまに言わないのが日本の基本ですが、国民の多くもこれに乗ってしまい、中韓もその気になってしまう・・これが続いてきたのが戦後70年でした。
中韓は(日本の本音を誤解して)日本に対しては何をしても許される・・「攻撃して失敗すれば仲直りしたいと言えば良い」と気楽な関係になってしまったようです。
今回はケジメを付けてくれないと、日本の国民感情が許さないだろうと言うのは、私の直感的推論・・国民感情の勝手な代弁です。
政治家の中には(何らかの裏での利害関係もあって)何としても、中国や韓国への進出を応援し、後押ししたい勢力も勿論一杯います。
二階進氏は3000人も連れて行ったりして中国との密接なつながりをアッピールしている様子ですが、(この辺は数ヶ月前に書いた原稿ですからその頃に行ったと思います)中国が何としても日本にすり寄りたくなってから、その代弁者として「犬馬の労をとっている」ようにみえます。
日本のために彼が中国との密接な関係を活かすならば意味がありますが、反日騒動で日本企業が困っているときに彼はどう言う仲介の労を執ったのでしょうか?
中韓主張の尻馬に乗って「日本も反省が足りない」と言うくらいならば、何のために日頃の交流があったのかとなります。
日本企業が困ったときに何の役割も果たさなかったとすれば、中国が困ったときイキナリしゃしゃり出て来て日中友好の大切さを主張する政治家って、どちらのために動いているのか疑問に思う人が多いのではないでしょうか?
日韓議連も同様に韓国の困っているときにあれだけ友好関係の行事をしていたのに、日本が困ったときに何の役に立ったのか不明です。
困ったときこそ本来役立つべきトキになったら、相互訪問すら出来ない状態が日韓、日中の両議連で続いていました。
8月11日日経朝刊36p・最終ページには、「文化往来」として日中韓詩人合同発表会の記事が出ています。
国と国の関係がぎくしゃくしているときにこそ必要と言う記事ですが、中韓が居丈高になっているときに活動しないで、中国韓国が自分の都合が悪くなってすり寄って来るようになってから、こう言う活動が始まるのが不思議です。

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