中韓両政府の日本占領慾2

日米韓共同で北朝鮮や共産圏に対峙する戦略を保持して来たアメリカの圧力があって中国のように日本占領意欲の公式発言まで出来なかった・・発言しても米国は公表しないで最近まで伏せて来たに過ぎません。
良く知られているところでは、李大統領前任者である韓国ノムヒョン元大統領が日本を仮想敵国に正式にしたい・・だから航続距離の長い飛行機、外用航海用の軍艦が必要・・長距離ミサイルの開発が必要とアメリカに要望して却下されたことです。
オーストラリア大統領相手に中国総理が発言したことを最近まで隠されていたように、アメリカもノムヒョン大統領の発言を最近漸く出して来ました。
多分現朴槿恵大統領の中国寄り行動が度を過ぎて来て、許せなくなって来たからいろいろな情報が意図的にアメリカから漏れ出して来たのでしょう。
アメリカによる一種のリーク・情報操作ですので、真偽は分りません。
ただし、アメリカは韓国の対日侵略意欲が強過ぎるし、いつ中国側に転ぶか分らないので日本に対するよりも低レベル兵器しか引き渡していないと言われています。
これがまた韓国のアメリカに対する不満となっていて、中国へのすり寄りの引力になっています。
アメリカが対日攻略戦用の武器を供与してくれないならば、韓国が中国製武器を買うようになるのでしょうか・・。
現在ではリーダー国の供与する武器を使うのが同盟国・服従の証であることを05/23/05「近代戦と戦争遂行能力1(零式戦闘機)主権と男の沽券」前後のコラムで書いたことがあります。
中国からの武器購入にまで韓国が踏み切れば、最早アメリカ陣営と手切りになる意思表示と同じですから、中国軍の兵器レベルが低いこともあって、まだ簡単には踏み切れないようです。
日本は次々と最新ロケット発射に成功している(昨日14日にはイプシロンの打ち上げに成功しました)ので口惜しくて仕方がない韓国は、アメリカに見切りを付けてロシアから技術援助を受けてロケット発射実験を繰り返して来ました。
ロシアは日本と違って絶対に核心部分をブラックボックス化しているし、技術も教えないので、韓国は発射実験の失敗続きで一回も打ち上げに成功しておらず(北朝鮮に負けています)どうにもならなくなっています。
このように少しずつアメリカ離れを企図して来たのが韓国です。
サムスンは、日本企業のノウハウのコピーで効率がよいので、競争上有利になっているだけという批判があって、パナソニックやシャープなどが携帯等から撤退するとコピーする日本企業がなくなって、直ぐに凋落するだろうという意見があります。
自己研究開発能力のなさについては別の問題として書くとして、ココでの関心は、韓国は武器調達面では既に多方面でアメリカ支配からの脱却を試みていることに意味があります。
ソ連崩壊以降対共産主義勢力との対立軸がぼやける一方ですが、これに比例して韓半島の戦略的位置づけも低下しています。
今後対共産主義の対立軸がぼやけると韓半島の戦略的位置づけも低下し、アメリカも強く韓国を引き止めるメリットがない・・今後も面倒を起こすばかりとなれば、アメリカ陣営からの離脱ハードルが下がります。
中国へすり寄るどころか中国から武器供与を少しずつ受けるようになり、その内に共同軍事演習も行なうようになり、更に正式に中韓同盟に発展すれば、中国同様に、韓国は日本侵略意欲を隠す必要がなくなるので公式発言・・行動に邁進するでしょう。
盗んだ対馬のお寺の仏像を返さないで良いと裁判所が決めたことや日韓条約で解決済みの戦時徴用工の未払い給与支払い命令などを見ると、韓国って法治国家なの?と日本人は驚いています。
アメリカから手を切ったときには、仏像どころか壱岐・対馬そのものが韓国領だという主張が始まるでしょう。

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