自発能力と借り物技術の違い1

朝鮮民族が自発的能力で工業施設を設置出来たのではなく、日本が作ってくれた機械を練習させて貰って使えるようになっていただけのことですから、時代進展に併せた更新発展能力がないので、北朝鮮の国力はその後沈下して行く一方になって現在に至っています。
中国も同様で既に一定水準の機械設備を日本から既に手に入れたので、後は日本を追い出しても良いという甘い発想で反日暴動を仕組んだのでしょうが、導入した技術ではそれを学んで活用するのがやっとで、その次の発展技術の開発までは簡単に行きません。
中国は日本の代わりに欧米から技術導入が出来なければ、日本の進出抑制(ゼロにはならないので、ゼロになっている北朝鮮に比べてその点は有利ですが日本の進出意欲は徐々に減って行きます)で北朝鮮のように停滞に直面するしかないでしょう。
西洋諸国も中国へ進出したいでしょうが、植民地時代に現地に工場を造らないで差別化しておく方針の遺伝子が残っていますので、日本ほど技術移転に協力的ではありません。
韓国の財閥系大企業の企業業績としては、日本を追い越して躍進が著しいですが、内実は大分異なっています。
彼らは未だに先端技術は自前で育成する能力がないことから、しょっ中日本技術者の招聘・・引き抜きによって更新が繰り返される最先端技術に適応出来ていることは、周知のとおりです。
(この種のことは週末になると韓国行きの日本の技術者の航空便利用者が増えるなど、しょっ中報道で見かけますが、具体的企業名を書いてあったか、どこに書いてあったかまでは覚えていませんので、ここでは企業名はぼかしておきます)
自前技術がなくとも企業化に成功しているのは、無茶に安いウオン・・例えば日本企業の同種製品の半値以下での競争が出来るとした場合、日本でお役御免(リストラ)になった1、5〜2流の技術者の引き抜き程度でも、日本との競争に勝てるからです。
ここ1ヶ月間ほど前からウオンが上がり気味になって来て、韓国企業が大騒ぎになっているのは、こうした価格差だけが取り柄の競争をして来たからです。
今回の竹島問題による日本の強烈な拒否反応に最も驚いたのは韓国政府よりも企業家・経営者ではないでしょうか?
日本人は恥ずかしいと言うか、はしたないので愛国心を強調して大騒ぎしませんが、その分、心の中での愛国心の強さは半端ではありません。
中国や韓国では富裕層から順に国を捨てて外国に逃げ出すことが第一の希望である社会ですが、我が国では敗戦時・・命からがら帰って来ても食えるかどうかすら分らない・・・アメリカの奴隷にされてしまうかもしれないと言う危機時にも、あらゆる私財をなげうってでも、母国に帰りたいという思い、必死に帰って来た人が全員と言える状態でした。
日韓対立が激化した場合、こう言う日本人がいくら給与を従来の2〜3倍払うと勧誘されても、敵となるべき韓国企業の応援をする日本人は滅多にいません。
韓国の一般国民にとっては韓国大手企業が世界制覇したような気分でしょうが、内実は1.5〜2流の日本人技術者の絶えざる引き抜きに頼っているのですから、日本での対韓国拒否反応が強くなると、今後は技術者の引き抜きが困難になって来ることを産業界が恐れているのです。
一般に良く知られている「韓流ブーム」と言っても、日本の企画者が企画して演出しているだけであって、韓国人が自分で売り出しているのではありません。
韓国が日本の憤激に対して急激に静かになったのは、日本人技術者の引き抜きや情報流出に頼っている韓国各種企業におけるこうした内情があるからです。

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