米国による日本支配継続1(日本孤立化政策1)

「日本を陰に陽に道徳的に非難し続けるべし」・・「対日歴史はねつ造し続けるべし」とするアメリカや中国、西洋諸国の基本政策があってこそ(アメリカの後ろ盾があって)、中国や韓国は戦後国内政治が拙劣でうまく行かなくなるたびに、反日運動を仕掛ける誘引になって来ました。
日本は占領され続けて来た(10月27日に基地問題を書き始めていますが・・現在の米軍駐留は占領を駐留と言い換えている)ことから、今でもアメリカによる日本批判の歴史ねつ造政策に服従せざるを得ない状態です。
真っ向から反論すると、アメリカの戦後支配に泥を塗ることになるので、アメリカは黙っていません。
背後にアメリカのお墨付きがあるので、韓国や中国では、何を理由にしても日本の「道徳批判さえしていれば良い」と言う一方的な姿勢がこれまで70年近くも続いて来ました。
戦後も約70年も経つといくら忍耐強い日本人でも(アメリカが裏で支援しているとしても・・)「いい加減にしてくれよ」となったのが今回の日韓・日中紛争の発端の背景です。
日本人がある程度遠慮しながらでも反論出来るようになったのは、アメリカ・イギリス支配のメデイアが、如何に日本の道徳非難を陰に陽に続けても世界中に進出している日本人個々人の人格の高潔さを具体的に知るようになった世界では、根拠のない非難が通用しなくなって来たことによります。
今回日本が恐る恐る自己主張し始めた背景には、世界中の暗黙の支持があると言えるでしょう。
日本はまだ、アメリカと中韓3者を同時に敵に回すには無理がある・・またもや民族大量殺戮・奴隷状態に陥いる危険がありますので、(「嘘ばっかり言うのはいい加減にしろ」とは思っても・・)悔しくとも隠忍自重しかない状態であることは、今でも敗戦直後と基本的には変わりません。
アメリカに刃向かうとイラクのフセイン政権のように問答無用で直ぐに完膚なきまでに滅ぼされてしまう危険があります。
イラク侵攻の口実になった大量破壊兵器のかけらも出て来ないのに、アメリカの攻撃に対する国際世論が沈黙したままです。
今のところまだ日本はアメリカを中心とするいじめっ子グループによるいじめられっ子のママですから、忍耐の一途しかないでしょう。
民族の尊厳を回復出来るまでの再起を図ってそれまでは「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び・・・」という終戦勅語は、けだし良い得て至言だと思いますが、暗黙裡に世界の支持が日本に集まり始めているとは言え、アメリカに逆らうとアメリカはイラクのフセイン政権攻撃同様に大義名分も何もなくとも攻撃する国です。
まだまだ我が国は「堪え難きを耐え・・」の精神で生きて行くしかない状態が続いていることは間違いないので、今でも占領継続を断ることも出来ず、一時的にアメリカ離れを試みても次の政権は直ぐに日米基軸を標榜するしかないのが現状です。
アメリカにとっての駐留軍の存在意義は日本防衛のためではなく、日本を直接支配し続けることと、自国の支配領域を守ることが出来るか否かが基本的な基準であることを前提に10月27日以来書いてきました。
しかし、日本人からの基地存続に対する疑問が次第に強まって来たことから、尖閣諸島問題に限っては、中国が強くなり過ぎるのも困ることもあって、ちょっとばかり日本の肩を持つかのようなそぶりを示しています。
アメリカが真に恐れているのは、日本に限らずアジアの台頭・・西洋の衰退でしょうから、日中韓3者が一致して対抗して来るより、紛争を残しておいてしょっ中いがみ合わせる方が好都合でしょう。
仮にアメリカが尖閣諸島問題について、日本寄りの意見を言うとしてもはっきりと日本の味方をして決着してしまうと困るので、曖昧にしていつまでも紛争状態に置くのがアメリカの基本政策と思っておいて良いでしょう。
これがアメリカの対日戦後基本政策・・日本孤立化・いじめっ子政策であり、彼らはこのやり方で戦後約70年もうまく行っていると思っているようです。
中韓両国としては、アメリカの日本イジメ・孤立化政策に便乗していれば漁父の利があるので彼らにとっても利益ですから、戦後この体制が約70年近くも続いて来ました。
アメリカが戦争中やり過ぎたと反省してアメリカが謝ってくれれば、日本人は別に恨んだりしませんが、謝るのがいやだからといつも陰で足を引っ張ってばかりいるので、私のようにアメリカ全面礼賛下で育った世代でも何となく「おかしいな?」と感じるようになってしまいます。
中韓が根拠のない誹謗を続けるたびに「何故か知らないが、アメリカがいつも日本を貶めるようなことを陰で画策している国らしい」
という意識を日本人に浸透させてしまいますが、アメリカ嫌いを増やして行ってアメリカに何か有利なことがあるでしょうか?

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