12/08/07

産業の存在意義1

産業とは、それ自体儲かるもの・・関係者を食わしていけることが第一であって、副次的に、社会のためになればいいし、副次的に社会のためにならないことが発生するならばこれを少しでも減少していく努力をすべきであって、公害を出さないことや排ガスを出さないことが主目的であったりするのは、いびつです。
タマタマ社会が豊かになれば、こうした副次的目的の産業自体が成り立つ分野もいくつも出てきますが、(脱硫装置を作ることで儲かる会社など)それは飽くまで他の産業が活躍してくれているから、こうした寄生的産業が成り立つだけの話であって、寄生的産業が国の中で大部分を占めるようになれば、国が滅びます。
マスコミ論調では、何かと言うとサービス業の拡大や消費拡大を主張していますが、消費拡大による好景気は、その後で必ず結末が来るのですから、危険です。
個人で言えば、借金でパーテイを開いていても、来月末には支払いが出来なくなるので、サラ金に走り、ついには破産するのと同じで、これが国家だとちょっと長くかかる・・アメリカのようにドルの垂れ流しのできる国は、もっと長くかかるので分かり難いだけの話です。
基軸通貨国アメリカでも、何時かはツケの先送り・・・無理がとおらなくなるから、結果的にドルの信任が揺らぐ事態になるのは必然です。
アメリカのサブプライム問題が世間を騒がせていますが、要は、生産以上の消費活動があれば、その国・社会は、いつかは赤字の結末を着けければなりません。
その咎めが出始めたただけでしょう。
間接部門に戻しますと、脱硫装置その他公害防止装置を輸出できれば、それで儲かるのですが、視点を国から世界全体・・人類に広げれば、結局は主たる産業(宿主)以上に大きくはなれないのです。
世の中で、寄生的産業の歴史を見れば、(寄生的といえばお叱りを受けそうですが)、王様などの公的機関が最初で、民間では、医療関係が最も古いものでしょうし、今ではこの発展形態として老人・障害者関連の各種施設・産業の隆盛があります。
世のため人のために働くことが主目的の分野で働くといえば聞こえが良いのですが、実は産業的にいえば社会の寄生的存在でしかないです。
人を食わせていける産業があってこそ、こうした間接分野を拡大していけるのであって、間接部門が充実しているためには、直接部門の大きな利益がなければなりません。
主たる産業(医学的には宿主というのかな?)の能力以上に間接部門が肥大・拡大して行けば、寄生部門の産業も存在しえません。
世のなかで、寄生業種・・間接部門従事者が少なければ少ないほど効率的ですから、社会の間接部門・・公務員の削減がいつもテーマになるのです。
「癌細胞と同じにするな」といわれそうですが、癌がいくらはびこっても宿主の体力以上には、大きくなれないのです。



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