12/03/07
アングロサクソンの離間政策1
アメリカは今のところ曖昧な表現に終始していますが、(と言うよりは、日本政府はテロ特措法成立までの間、指定解除を待ってくれと頼んでいるのでしょう。
)日本で法案の決着が着けば、多分テロ支援国家指定解除に踏み切るつもりでしょう。
ただし、この段階では、給油なんかに協力してくれなくとも、(給油活動だけなら、人命損傷がないので、結局は経済貢献と変わらないのです。
)その分莫大な協力金だけとって、何も協力しなかったと非難できる・・・貸しを作れるだけ得だと言う読みもあるでしょう。
アメリカの方では、テロ特措法が不成立に決まってくれた方が、却って対北朝鮮政策では、指定解除について、日本に対する遠慮が要らなくなるから、本音では、新特措法の不成立を望んでいるところかも知れません。
日本の周りには、長年にわたって日本の悪口を言い触らしてあるから、(いわゆる「離間の策」です)その影響で日本は、アジアでの孤立しかないので、アメリカ離れをできるはずがない・・アフガンでの協力をできないことについて詫びを入れたうえで、巨額の協力金を払うことになるだろうと踏んでいるのでしょう。
英米は、古来から離間の策が得意で、行く先々の有力部族間分裂を誘い、巧妙にその地の支配を強めてきた歴史があります。
(イギリスのインド支配確立の経過を見れば分かるでしょうし、その終わりに当たっても、パキスタンとインドに分裂させる遺産を残して独立させ、今でも不倶戴天の敵のごとく同胞同士で争そわせているのです。
) 学校ではイスラムとヒンヅーの宗教の違いで2カ国に分かれて独立したと教えられてきましたが、現在インドにも多数のイスラム教徒がおりますし、インド大陸ではイギリスが進出するまでは、殺し合いをするほどの宗教対立などがなく、平和に共存していたのです。
カーストの問題も、元は職業のことでしかなかったのに、階級差別に仕立てて煽り立てたのはイギリスです。
第二次大戦後の中東でのイスラエルとアラブの争い、イラン革命後イスラム世界全体を分裂させるために始まったスンニ派シーア派の争い、(これを凝縮し、その分激しくしたのが、イラク内での両派によるテロの応酬でしょう。
)いずれもアメリカの仕組んだ「離間の策」に地元民が簡単に乗せられているだけの話ではないでしょうか? スンニ派とシーア派の争いも、イラン革命以降アラブ世界を分裂させるために、アメリカの主導で始まったと言えるでしょう。
現在では、スンニ派系はアメリカと友好関係にある湾岸諸国や王政の国々やエジプトとなどですし、シーア派系が反米のイランと言う構図です。
このスンニ系の武闘派の旗頭としてとして、革命政権のイランに対抗するための最前線として、アメリカから武器援助を受けて、イランに対して挑みかかっていたのが他ならぬイラクのサダム・フセインでした。
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