12/01/07
財閥解体と公職追放3(稲作と牧畜農耕と遊牧民の違い2)
アメリカ・ブッシュ政権は、日本での占領政策が偶発的成功(再生妨害のつもりで指導層追放をやったものの、意外に再生がうまくいったこと)したことで、イラクでもアフガンでも占領して、アメリカにまつろわぬ支配層と関係者さえを追い払えばうまく行くと思ったのでしょう。
イラクもアフガンも、基本は遊牧民としての歴史が長いのですから、支配層・・指導者およびその関係者を追い払ってしまえば、後は羊の群れのように混乱するばかりです。
ブッシュ政権に限らず歴代アメリカ合衆国は、世界中にアメリカ型民主主義を押し付けようとしていますが、それぞれの社会は経てきた歴史基盤が違うのですから、アメリカ型政治スタイルをそのまま根付かせるのは無理があるでしょう。
民主主義の典型・モデルとして西洋型民主主義を学校で習いますが、実はこの政治システムは西洋型牧畜と畑作農業の混合型社会経験を基礎として、たまたまうまくいったシステムに過ぎません。
この混合割合によって、適応する政治システムもおのずから違ってくるべきなのです。
遊牧性の強い社会では、個体は強くないと生きていけない社会ですが、その厳しい自然環境・・社会構造が、逆に反語的ですが、イザとなれば強力な指導者になじみやすいし、軟弱な指導者には逆に不安を感じて信頼できないでしょう。
(環境が厳しいので、忠孝などの義理だけでは従っていたのでは、生きていけませんから指導者の資格も厳しいのです。)
日本列島・・と言っても、みんなが稲作をしていたわけではありませんが、原則としては、集議性社会(寄り合い民主主義は昔からの伝統です。)ですから、民主主義・・みんなの意見でやっていく方法には適合するのですが、follow the leader・・・強力な指導者には、違和感を感じる国民性です。
稲作農業では、田植えのときはみんなが田植えをやり、稲刈りのときもみんなが稲刈りをするなど、仕事内容が、時間差で移ろうものの、それほど分担する必要がないので、みんながいろんなことを少しづつ出来る社会です。
サラリーマンで言えば、スペシャリストになるよりは、あちこち転勤して、総合的能力を積んでいくのが善しとされているのは、そのせいです。
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