12/02/06

先行き不安と少子化12(絶滅危惧種とは?)

話が飛びますが、絶滅危惧種と言うのは、将来に対してあまり危機感を持たないために子沢山になれない種属なのでしょうか。
まさか、そういうノー天気な種はないでしょう。
種の存続に対する不安感が、子沢山になると言う私の珍説からすれば、どうしてこういう本能に反した事態が生じるのでしょうか?私の思うには、身近に敵がいて子供を生んでもすぐに食べられてしまうような種の場合・・・あるいは発芽が困難な場合には、その危機感に比例して卵や種子を多く作る仕組みなのです。
ところが、こうした目立った敵がいなくて、どちらかと言うとその地域の強者の場合に、敵に負けて食われてしまうのではなく、環境変化によって食料の方が、次第に少なくなってくるような事態に対しては、子沢山になって対応すればいよいよ食えなくなるので、むしろ出産・卵が控えめになると言うことではないでしょうか。
気候変動や人間による生息地域への侵入によって生じた食糧難に対して、生活域を広げる能力は本能だけでは無理で、それなりの適応力が必要なのでしょう。
こうして食われるような敵のいない筈の鷹や鷲が、生息域を狭められるに連れて、その子孫を減らし、烏や雀など環境適応力の高い小鳥の方が、数を増やしているのです。
恐竜のような大型動物・渡りをしない大型の鳥の方が、環境適応力が弱いので、絶滅しやすいのはこうした原理によるのでしょう。
人間の場合には、食料不足になると出産を抑制する方向でなく、他集団をやっつけて(縄張りを広げて)生き延びようとする方向へ行くので、人数の多い方が有利になる長い歴史があります。
毛沢東の、「農村から都市を包囲する」人民包囲論などは、こうした考えによる思想でしょう。
しかし、近代に入ってからは兵員(分母としての国民)の数だけでなく、優れた武器の有無に勝敗(市場競争も同じです)がかかってくるのですから、これからは優秀な国民の数こそが民族の消長を分けるのです。
現在行なわれている少子化対策は、国民の質を問わず数さえあれば良い式の思想によるものです。
これから、ただの数合わせではなく、優秀な人材を多くするには、「生みさえすれば何とかなる」式の出産補助政策をなくして行くべきです。



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