12/30/05

食料水準兵の強弱ドッグフードジャガイモ缶詰パスタ

12月28日のコラムで書いたように、同じ小麦粉を主食としていても、乾燥地では、その利用方法も単純で貧しいのです。
ついでに、小麦粉の食品化について見ますと、ナンやパンの系統と麺系統があるのですが、食事に際し、なるべく水を使わない利用法である・パン系統を極限化したパターン・・・・ドッグフード或いはビスケットも見ておきましょう。
言うまでもなく、ドッグフードは、イギリス軍の携帯食として発達して、これが(世界中の人の口には)まずいので、ペットである犬の餌として今や世界を席巻しているわけです。
イギリスが世界を制覇した一因として、このまずい食料に不満を持たない味音痴の国民性が寄与しているとも言われています。
(市民革命・産業革命だけではありません)
南方のイタリア軍は、戦場にもコックをつれていかないと承知しない国民性と言われている程でから(伝説または比喩の世界でしょうが・・・。)、行軍が長引くと、直ぐに兵に不満が出てだれてしまうのです。
また折角敵地を占領しても、うまいものを食えないのでは、直ぐに故郷に帰りたくなってしまうのですから、国土の膨張作戦は、うまく行きません。
この点イギリス軍やドイツ軍などは、ドッグ・フードやジャガイモ(これさえも新大陸からの渡来品です)さえ食べられれば満足ですから、塹壕戦でも、長期攻城戦なんでもOKです。
(それで、ドイツ軍は強いと言われるのです。)
まして、北方のドイツの場合南下する戦争が普通ですから、行く先々がパラダイス見たいなものですから、士気も高まるでしょう。
ナポレオンであれ、ナチスであれ、自分達よりも寒い・・・ということは、まともな食べ物のない世界です)ロシア・ソ連に攻め込んだときだけ、失敗するのは、当然の原理です。)
こう言う世界への侵略は、短期決戦しかないでしょう。
これに対し、南方民族が北方に向かうのは寒いだけでなく、各種条件が(そこにある日常的な芸術的センスも)悪いのですから、兵のほうは義務感で戦うだけで、一日も早く帰りたい気持ちになっていますから、その面でも戦意が低いのです。
ドイツとイタリアの中間に位置するフランス軍が、缶詰を携帯食として発明したのは、偶然ではありません。
イタリアほどでないにしても、少し舌の肥えているフランスでは、その程度工夫しないと兵の脱落者を防げなかったでしょう。
(それにしても、じゃが芋だけで満足するドイツ兵には、叶わなかったようです)



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