12/04/05
こうして儒教的支配関係の強化が進むと、不正行為すなわち概ね国家が定めたルール違反することに対する、国民の抵抗力が弱まって来るパラドックスになるのです。
こうなると支配関係強化に必死だった政府のほうで、今度は内部告発を奨励するようになって来るのですから、珍妙な話です。
サラリーマン化=儒教秩序化の進行が、個人としての主体的思考を鈍磨させるのです。
サラリーマン化が企業活動としての創造性を衰退させ、企業活力が弱体化する問題点については繰り返し書いてきましたが、違法合法に関するモラルでさえも自分で考える力が麻痺して弱くなるのです。
違法合法(白と黒)の区別さえつかないような人ばかりで構成される社会って、もっと微妙な色合いの製品・複雑な製品の創造・・・・・・新たに何か創造する事の出来ない(国際競争力のない)社会と同義ではないでしょうか?
私は、こうした状態になっている日本の将来を憂えているのです。
このようなモラル低下・あるいは鈍磨現象は、高度成長期ころから現れていて、社会体制に組み込まれていない主婦層の健全な政治意見(公害や汚職・・談合などの組織的不正・・自然破壊)や怒りが、意味を持つようになって来たのです。
社会にどっぷり浸かっている(何もいえないだけでなく価値観も鈍磨している)男達に任せて置けないと言うわけです。
つい最近日照権問題で相談に来た女性も、社会にどっぷり浸かっている夫は当てにならないから、自分でやっていると言っていました。
ところがこの元気印の女性達も、社会進出が進んでくると元気な順に組織に組み込まれて行きますので、男性同様にモラルが鈍磨して来たように思います。
いかにも発言力のありそうな、女性ニュースキャスターや会社の管理職女性が増えるよりも、どこの組織にも属していない一介の主婦の意見の方が健全なのです。
主婦連などが活躍したころは、女傑が組織外にいたのですが、こうした人材は、男女共同参画法の効力でみんな体制に組み込まれていきます。
これから家庭に残っている専業主婦層には、こうした女傑は少なくなるでしょうから、社会的発言力が却って低下していきます。
関連ページリンク
©2002,
2003, 2004, 2005, 2006 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design
/ Maintained by Pear Computing LLC
