12/04/04
札幌旅行・・・1(都市間競争とセンスの重要さ)
11月25日から、29日まで札幌へ行って来ました。
11/28/03以下のコラムで旅行の話を書いているうちに、12月2日を最後に話が横へ行ってしまいましたが、この機会に再び旅行の話を書いてみましょう。
千葉を出るときは、気温17度前後が続いていましたが、千歳空港が近づき着陸態勢になって眼下に見る北海道の大地は、1面落葉が終わった裸の木ばかりなのには驚きました。
「草木黄落して雁南に帰る」
と言う武帝の秋風の辞は、もう少し早い時期の描写でしょうが、ふとこの詩を思い起こしました。
普通渡り鳥は、冬に来て春に帰る日本の習慣から見れば、逆ですが、黄河北辺はそれだけ寒いのでしょう。
落葉樹の中に常緑樹も混じった風景しか知らなかった自分に驚くとともに、北海道の自然の厳しさにも感を深くしたものです。
千歳空港から、札幌へ向かう車窓から見えるあちこちにある林は、全て幹だけでのもので異様な感じがしましたが、寒気の厳しい北国ではあたり前のことなのでしょう。
こうした「たわいのない」ことに驚きながら、2時ころには札幌駅につきました。
10年程前に来たときには、古い2〜3階建ての建物でしかなかった(と思う)駅がとても立派になっていました。
昨年11月中旬から4泊で函館へ行ったときの会合では、地域経済の疲弊がひしひしと伝わってくるような気がしたものですが、札幌は約10年前に比べて逆に活気が出ているような印象をうけました。
昨年より、景気が良くなっているだけのなのかと思いましたが、昨年の会合は札幌、仙台をのぞく東北北海道ブロックの小規模単位会の会合に出たのに対し、(釧路、旭川、函館、青森、山形、盛岡、秋田の各弁護士会)今回は東京3会と横浜、埼玉、千葉、札幌と言う大規模会の会合であった違いもあります。
函館での情報では、東北6県で(仙台を含む)、新規登録弁護士は、昨年わずかに2〜3人との説明でした。(ちなみに千葉県だけでも毎年平均10数人の新規登録があります)
要するに同じ地域でも、大都市に人口や資源の集中傾向があるのではないかと言う事です。
札幌駅が新しくなって(函館も駅を新しくしたばかりでしたが、・・・・)大丸百貨店が出来ていて、中に入るとお洒落な感じで、店員の応対も良く、札幌は美人ばかりかと思い違いしたくなるようでした。(町を歩くと残念ながらそんなことはありません)
7年程前に、京都駅に出来たばかりの伊勢丹へ行ったときにも、素晴らしいデパートが出来たと思いましたが、今年の秋に行ってみるともうそれほど斬新に感じなくなっているのです。
時代が少しづつ動いていたのを、札幌で感じました。
また、10年前には、すすき野あたりから地下鉄南北線に沿って存在する地下道を歩いて見て、田舎臭かったのには驚いたのですが、今回はすすき野あたりは歩きませんでしたが、駅前地下街に限って言えば、近代的なセンスのあふれた街になっていました。
最近の新駅ビル競争で比較しますと、名古屋駅が近年変わってから、1昨年、昨年と今年の3回行っていますが、背景の経済力は抜群と思いますが、札幌ほど垢抜けた印象がありません。
私は、これからの都会や人間・家屋、料理その他の価値は、垢抜けているかどうかがポイントだと思っています。
豊かさの指標として、料理や洋服その他いろいろな事柄は、単に量があればいいのではなく、センスが良いかどうかが問われる時代になっているのです。
01/11/03「文化発信国家へ(教育改革の方向)1」以下の連載で、これから国の進むべき方向として、「センスを売り物にして行くべきだ」という考えを紹介していますので、参照してください。
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