12/02/03

身近な行楽3(豊かな自然と千葉の歴史2)

千葉県、特に千葉市周辺(もしかしたら、下総の国全体でいえることかな?)では、不動産の地目(不動産登記法・施行令で土地の種類として宅地、田、畑、雑種地等に分類されることになっています。)が山林となっていても、実際は山ではなく、平地なのに耕されていない、ただの雑木林が多いのです。
そして、住宅地の周りに、こうした平地の雑木林が無数に残っていて、誰も開墾しないのですから、多分関西以西の出身の人にとっては、驚くような光景です。
御隣の茨城県だって、耕せるところは耕し尽くしている感じです。
つい最近函館へ行ってきましたが、車窓から見ていると、北海道でも耕せ得るところは、すべて耕されている様子でしたよ。
千葉県に残っている豊かな自然のお陰で、私たち家族は、子供が小さいころは、犬を連れて、乳母車などで、一日中雑木林の中を抜けて散歩してまわったものでした。
大阪寿司のお店が、当時の私の家のむかいにあったので、御弁当を作ってもらって、ピクニックに出かけたものです。
 雑木林を抜けると、丘陵の谷間に、入り江のように入り込んだ谷津田があって、そこには、白鷺が数羽いて、更のその向こうに雑木の繁った丘(と言っても、水田から高いところで7〜8メートルプラス、樹木の高さ程度)が連なる、本当にのどかな光景が広がっているのです。
谷津田に向かう斜面にレジャー-シートを敷いて、犬(当時はコリーでした)や小さい子供たちと、(赤ちゃんのときはオムツを取り替えたり)お昼を食べて、おたまじゃくしを掬ったりして遊んで、夕方戻るのが休日のレジャーの定番でした。
話が変わりますが、生態系の復活策として、冬期湛水水田・不耕起農法が優れているとして、最近注目されています。
注目しているのは、私だけかもしれませんが、関心のある方は、「冬期湛水水田・不耕起農法」でインターネット検索してみてください。
新しい試みで頑張っている方のホームページが出ますので、ぜひ御読みくださるようにお勧めします。
確かに冬に水田を乾燥させないことが、タニシやザリガニ、蛙などの小さな生き物の生息環境を作り、ひいては、そこに餌を求める白鷺、白鳥などの鳥が寄り付く田園が復活するのかも知れません。
私が散歩していた界隈の水田は、谷津田と言って、丘陵からじわじわと染み出す自然の湧き水利用の水田ですから、冬の間も水田から水が引くことはありません。
お陰で水田跡には、タニシや、めだか、ドジョウ、おたまじゃくしなどが生息でき、白鷺が来るわけです。
勿論、縄文以来ののんびりした千葉人であるからこそ、昔ながらの農法・こうした風景がいくらでも残っていたのでしょう。
こうして一日中森を抜け、谷津田を渡って散歩していても、私達家族のように、散歩・ピクニックを楽しむ人に全く出会わないのは、不思議なものでした。
私の好みが、万人に1人にも合致していないのかな?と思っていましたが、それはそれで、静かな散歩を楽しめるので、有り難いことだと感謝していたものです。
私が千葉市にきて、初めて住んだ団地は、雑木林を切り開いて、丘陵を均して作った居住者が数万人にのぼる大規模なものでした。
そこは、一戸建て住宅群、市営、県営住宅群、日航の社宅群、公団住宅群、など種々のグループを混在させて、人口構成が偏らないように考えて作った新らしい形態のニュータウンでした。
スーパーや高校どころか、今では大学すらある大団地ですが、出来たばかりでしたので、私達のように若い夫婦中心の町でした。
近隣公園などは、満員になって遊んでいるのに、ほんの数百メートル歩いて団地を出れば、すぐに雑木林に着き、そこには、炭焼き小屋があったり、一日中歩いても、その先にまだ雑木林、水田が交互に存在する風景の連なる万葉・縄文の世界に入れるのに、そこには、誰も遊びに来ないのです。
雑木林を整備して、休憩し易くすれば、どんなに良いだろうと、私は思っていましたが、(赤松林は、そのままでも下草がなくて、しかも明るくていいですね。)行政は、公園を作ると言うと、せっかく自然に生えている立派な木を切り倒して、ブルドーザーで均して、苗木を植えなおし、滑り台やブランコを作リ、これまた不思議ですが、鉄柵などで公園を囲いたがります。
住民が求めるから?なのか、土木業者が儲かるようなことばかりして、却ってこんもりとした林がなくなって、剥き出しの土がほこりを立てるようにするのが、好きなようです。
ただし、私が家族や犬とで、散歩した雑木林は、舗装が完備した幅6メートル前後の道が縦横に走っていましたので、子供の小さいときには乳母車を押して、子供が小学生になると自転車で何時間も走り回ったものです。




関連ページリンク

Powered by msearch
稲垣法律事務所:コラム:検索

検索ベースはこちらから

稲垣法律事務所コラム内:社会、サービスに関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:地方に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:消費に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:ゆとりに関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:消費者に関するコラム 
稲垣法律事務所コラム内:商人に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:文化に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:先進国に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:旅行に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:観光に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:行政に関するコラム


コラムTOP

リンクを当コラムにはられる方はお読み下さい

©2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design / Maintained by Pear Computing LLC



ブログ
株式投資