11/29/06
ポツダム宣言の無条件受諾と無条件降伏2
前回紹介したように政府自らが全面無条件降伏であると主張していたのですが、今では、以下に紹介する降伏文書の文字を利用して帝国陸海軍が無条件降伏しただけであって、日本自体が無条件降伏したものではないと言う訳の分からない意見が幅を利かしているようです。
これなどは、世界第4位と言われる軍事力を保有しながら、自衛隊を憲法の禁じる戦力ではないと言う政府見解・・詭弁と同類でしょう。
「勝てば官軍」と言いますが、政権の主張する意見は、無茶な議論でもなんでも正しくなってしまう仕組みです。
こんな無茶な解釈は、権力を握っているから出来る議論であって、国内だけで通用する議論に過ぎず、独りよがり、戦前の大本営発表の焼き直しでしょう。
こんな、しょうもない子どもじみたこじつけをしていて、歴史認識を問題にする朝鮮、中国に付け入らせる隙を与えるのは、愚の骨頂と言うべきでしょう。
もしかしたら、平家政権が倒れても、あるいは足利政権が倒れてもそれは武家間の争いであって、朝廷に責任がないという2重構造を想定した議論でしょうか?
だからと言って、武家のことは知らないで済むのは、国内戦だったからであって、対外戦では通用しない論理です。
もしも蒙古襲来で、負けていたら、負けたのは武家であって、朝廷は関係がないと言えたでしょうか?
近代でも戦争状態の終結には、実際に戦っている軍部の了解がないとうまく収まりませんから、軍部代表も署名する仕組みですが、だからと言って政府が降伏したのではないと言うことにはならないでしょう。
政府が如何に強弁しようとも、昨日紹介した玉音放送の1文にあるように、
「 朕カ陸海将兵ノ勇戰 朕カ百僚有司ノ勵精 朕カ一億衆庶ノ奉公 各々最善ヲ盡セルニ拘ラス 戰局必スシモ好轉セス 世界ノ大勢亦我ニ利アラス」
と言うのですから、天皇自らが、官民一体になって戦ったことを認めているのであって、軍部だけが勝手に戦った戦争と言うことではなかったのです。
原爆投下によってついに刀折れ矢尽きた状態で、上記の政府答弁どおり、国をあげて無条件降伏をしたことは紛れもない事実と言うべきでしょう。
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