11/27/06

先行き不安と少子化6(ベビーブーマー1)

先行き不安が子沢山社会の基礎であり、豊かで将来の保障された社会が少子化の基礎であると言う私の意見ですが、この関係でいわゆるベビーブーマー世代に触れておきましょう。
 「子供を生まないまま出征していた若い男が帰って来て、一斉に産んだ」
と言うのが、ベビーブーマー発生に対する一般的解説ですが、いつものとおり、私はこの通説的解説(俗説?)には、若干異論があります。
そういう面も少しはあったでしょうが、さし当たり日本に限って議論すれば、これだけではないでしょう。
(アメリカなど戦勝国とは、別に考える必要があるのです)
私の廻りの昭和21〜22〜23年ころ生まれの男女を見れば、殆どの人が既にお兄さんやお姉さんが4〜5人いるのに、更に生まれている人が多いのです。
勿論長男も一定割合でいますが、それ程特徴的ではないのです。
こうした人口統計をとった調査があるのでしょうか?
いつも書くことですが、統計と言うのは、大雑把な人口数だけでなく学問的に考えるためには、もっと細かな統計を取る必要があるのですが、大雑把な統計で満足しているのは学者の怠慢でしょう。
弁護士過疎地域のコラムで書いたことがありますが、千葉の例で言えば、一宮支部には弁護士事務所が一つもないのでいわゆるゼロワン地域と指定されて、弁護士会の法律相談所が設置されるなどしました。
しかし、一宮は地名から分かるように歴史があるものの、産業もなく人口減ですぐ隣の茂原市にその地域中心的都市としての機能を奪われて久しいのです。
(裁判所だけ残っているだけですから、むしろ裁判所のほうこそ、茂原市に移るべきでしょう。)
茂原市には、千葉県でも有数の高い能力を持つ中堅弁護士が、そのころ4〜5人居住していて、(今は50代から60代に差し掛かる所です)、茂原から千葉の事務所に通勤している状態でした。(電車で約40分)
実際彼らが、地域の法的需要を引き受けていたのですから、公的な事務所としての表示がないと言うだけのゼロ地域だったのです。
一般消費者にとっては、大違いともいえますが、地域の電話帳には弁護士として記載されていますし、まったく一人も弁護士がいない地域とはまるで実情が違うのです。
このように全国的な統計は、ある程度地域特性を加味しないと間違いの元でしょうし、人口統計ももっと細かく吟味して議論すべきでしょう。



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