11/27/06
先行き不安と少子化5(人口構成の適正化4)
たとえば、年収数百万の夫婦には、年500万円まで面倒見てやるとか、老後も心配ないようにしてやるなどすれば、低所得層の出産意欲は目に見えて減退するでしょう。
こうすれば、モラルハザードが起きると心配する向きがあるでしょうが、例えば若手弁護士の場合、一定額まで年収保障形式が普通ですが、だからと言って真面目に働かないと言うことは100%有りません。
仮にモラルハザードを防げないとしても、被害は1代限りですから、低レベル層の再生産の奨励になる現行の補助金よりも、長期的には、被害が少ないでしょう。
何かと言うと、直ぐにモラルハザードと言いますが、不良品は生まれたときからどこまで言っても不良品ですから、いくら磨いても大したことがないのです。
工場製品で言えば生産し、造ってしまった以上はどのような補修をしても、ある程度までしか行かない・・仕方がないのです。
彼らの出生について彼らには、何の責任もないのですから、不良品を生ませてしまった社会・・工場が、必要なだけ面倒見てもいいじゃあないでしょうか?
それよりも、不良品の生産率を下げる努力をする方に智恵を絞ることこそ、必要でしょう。
モラルハザード論の裏返しで、将来不安を煽って、真面目に働かそうとするのが現在の基本的政策・社会の暗黙の了解ですが、これは間違いです。
いくら不安を煽っても、彼らが、将来安心できるほどの貯蓄を出来るわけがないのですから、結局は不安ばかりが先行して、老後は子供に頼ろうとする、長年の慣習にすがりつき、子沢山となってしまうのです。
(政府は、下層労働者を永久に不安にしておいて、死ぬまで働かそうとしているのかも知れません。)
実際には、この20年前後の経過を見ると子供世代は自分のことで精一杯で、親の面倒を見られる人は滅多にいないのですから、将来を子供に頼ろうとする願望は、すでに実態に合っていないのです。
しかし、11/19/06「庶民意識1(現実直視能力)と陋習」で書いたように、庶民の方はいつまでも過去の慣習・・陋習にすがる傾向があって、いよいよ子供を生みたくなるのです。
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