11/25/06
先行き不安と少子化1
11月23日・・・・・3「明治末から大正の世相(人心)2(マルサスの人口論1)」のコラムで少し書きましたが、先行き不安になれば、危険がいっぱいであればあるほど、多くの子供を生むのは、生き物の本能的原理です。
ひと昔前には、「公害薬害など不安だらけ」といい、最近では、
「地球温暖化、その他不安がいっぱいだから、子どを生む気になれない」
「安心して生める・子育てできる社会にして欲しい」
と、まことしやかに言う女性や評論家がいますが、トンでもない間違いです。
むしろ、先行き不安なら、いっぱい子どを生むのが、生物ですし、人間もその法則から逃れられません。
タラコ・シシャモなど魚類の卵の多さを、想像してください。
この世の中で、育て難い生物ほど無茶苦茶にたくさんの卵を産むのです。
現在日本は、豊かで安心して暮らせているから、(赤ちゃんも簡単に死ななくなったし)多くの子を生む必要を感じないだけなのです。
(少子化は、危機感の欠如が原因です・・・良いことではないですか・・!)
理性的にいえば、先行き不安なら出産抑制に働き、先行き希望があれば、子沢山になる筈です。
しかし、11/19/06「小人は度し難いか?(広告・宣伝の時代)」のコラムで書きましたが、庶民・大衆、あるいは子宮で考えるといわれる女性の出産意欲は、そんな浅はかな理屈で動きません。
女性の出産行動は、万年単位で育まれた、種族保存の本能で、コントロールされているのです。
これが、不安の極限にあった敗戦直後にいっせいに子供を産み、高度成長期以降、豊かになったことで安心してしまった女性が、多くの子を生まなくなった原因です。
高学歴や共働き・女性の社会進出は、その結果的現象であって、原因では有りません。
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