11/13/06

受験技術の発達と国民の軽薄化2(試験する方の責任)

受験技術化の進展に対する反動かどうか知りませんが、ここ4〜5年のことと思いますが、両訴訟法が司法試験の必修科目になったようですから、最近の合格者は両方とも勉強している筈です。
このように見て行きますと、試験者の方は受験者の傾向を見て、必要な人材に合わせて、試験科目を修正して行けばいいのですから、世界史や地理の選択制をいつまでも修正しない大学も大学です。
受験者のレベルの低さと言うよりも、これを許す教育者(一人二人ではなく全国的に)のレベルの低さが問題であることが分かるでしょう。
指導要領では、必修科目としていたにも拘らず、現場では、積極的にこれを無視して、履修しなくとも進級させる・・・すなわちこれを奨励していたと言う結果ですから、驚きです。
世界で通用する人材育成の目標が、英会話だけで足りて、世界地理も、世界歴史も知らなくとも良いと言う考えで運営している教育界のレベルは、どうなっているのでしょうか?
司法試験合格者が、プロになってから絶対に必要とされる法の基礎を勉強しないで試験に出る問題ばかり勉強している困った風潮を、10/28/06・・・3「法律家の質の維持と2回試験の大量不合格1」前後で書きました。
今回の騒動で明らかになったことは、そうした風潮は、受験生の責任と言うよりは、その前段階の大学受験・・高校の教育者自身が奨励していたと言うことです。
こういう受験技術に偏る原因として受験予備校の弊害が繰り返し叫ばれてきましたが、実は公立その他の有名校で、積極的に履修免除の後押しをしていたのですから驚きです。
ことは、教育者の人間育成に関する考え方・基礎レベルの問題と言うべきでしょう。
勉学は、自分のための一生の問題なのに、勧める方もその方法(テクニック)に乗る方も「合格さえすれば、手段を選ばない」と言う根性が情けない話です。
これでは、不正行為・・カンニング奨励と紙一重の精神です。



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