11/11/06

人口政策と第2次大戦8(「おしん」の社会的背景)

今でも日本は、韓国やその他の国と競争がありますが、ジリジリと競り負け続けたからと言って、それが政権交代になるとは限りません。
国内選挙は、いろいろな要因で勝ったり負けたりするからです。
負けが込みすぎて、暴発すれば、日本の第2次世界大戦で負けた例や、イラクのように外国軍が占領してしまうようなことがありますが、単なるジリ貧くらいでは、そこまで行きませんから、国が滅びる訳では有りません。
要するに外に向かって暴発さえしなければ、近代社会では、どのような失策続きでも反乱軍など発生出来そうもないので、政権は安泰なのです。
ここで言う政権とは、自民党政権とか小泉政権と言う細かな意味ではなく明治政権・・ないし東京政権の転覆のことです。
第2次世界大戦に突き進んだ原因・・・戦犯探しはいろいろ出来ます。
精神主義化・軍国主義化・・人材難その他いろいろな言い出せば要因がいくらもありますが、明治中〜後期ころから明らかであった筈の将来の人口圧力を制御できなかったことが、大元だったのです。
極東軍事裁判で定義付けているA級戦犯、B級戦犯と言う単純な階級別の話では有りません。
彼等は、最後の倒産処理要員として、外部から送り込まれて社長になったような立場でしかないのです。
経済で言えば、明治末からせっせと作ってきた製品あるいは製造設備が、大正から昭和始めに出来上がってきたようなものです。
第1次世界大戦では、主戦場にならなかった日本は一種のバブル景気があって、一息ついたのですが、戦後が終わってメッキがはげてみると、再び人口圧力に悩まされます。
これが、景気拡大どころか昭和恐慌になってくると、社会矛盾が激化し、どうにもならなくなってきます。
昭和の政治家・・軍人その他指導層は、販売能力以上の生産設備を抱えて、倒産寸前の会社の社長に就任したようなもので、困った状態だったのです。



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