11/05/06

人口政策と第2次大戦1(ねずみ講の元祖)

人口動態は、難しい学問がなくとも、出生時の統計で20〜30年先の労働力が分かるのですから、明治末年ころからこうした事情は、子供でも分かっていたはずです。
当時と言うか、私の兄弟は4人でしたが、親戚では6〜7人と言うのが普通でした。
また私の親の兄弟(伯叔父母)も(いずれも明治40年代生れです)4〜5人はいました。
このペースで3〜40年続けば、(1世代入れ替われば)人口は倍以上になる勘定ですから、大変な事態です。
(寿命の延びによる滞在期間延長を含めれば、そのまた倍になるでしょう)
これを繰り返していけば鼠算みたいなものですから、世界中に日本人が押し出していかない限り論理的に無理があることは子供でも分かるでしょう。
(ねずみ講の元祖を政府がやっていたのです・・・・ねずみ講で有名な「天下一家の会」はこれをもじったものでしょうか?)
ものごとには短期的施策と長期的施策があって、人口問題は長期に影響しますから、余ほど慎重にしなければなりません。
一時的膨張政策・一種の設備投資をするならば、直ぐにも転換できる仕組みを備えないまま膨張に転じると大変な事態になるのです。
機械設備は一回買っても自己増殖しませんが、人口は一回倍にするとその人がまた子供を生むから大変なのです。
いつも書くことですが、司法試験合格者を従来の500人から3000人にすると言うのも同じで、よそからの大幅採用ならば、1年だけとか一定期間で採用を打ち切れば終わりです。
しかしシステムとして、毎年3000人供給体制を作ってしまうと大変です。
最初のうちはもともとの不足分の充足や業容の拡大で何とか吸収できますが、これが何十年も続けば、産業構造として無理があるのは当然です。
この場合は、自己増殖・・鼠算の危険がないだけマシですが、世代交代するまで続けばちょうど6倍ですから、約9万人でやっと安定する計算です。
(私が弁護士登録したころは、約1万人でした・・500人×30年で約1万5000人が予想安定ラインでしたが、これの6倍を安定ラインにしようとする政策です。)



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