11/01/06

土地区画整理法4(減歩)

ところで、区画整理中の土地でも一応売れると言われても分り難いでしょう。
土地区画整理法など見たこともないでしょうが、ここまでのコラムで何回も出てきた言葉ですので、少し紹介しておきましょう。
なお区画整理法はこれまでも、紹介しいていますので、これが3回目になります。
土地区画整理法の1回目と2回目についてはサーチしてみてください。
この制度は、戦後の都市街区の形成に(特に車社会化)大きな役割を果たした制度です。
東京などでは既成市街地に一軒づつ家を建て替えていくのが原則ですので、神楽坂や雑司が谷・私の住んでいた池袋なども昔のまま古い狭い路地が残っています。
あるいは神戸の大地震被害の大きかった長田地区を見れば分かるでしょうが、昔のままですと道路が狭いのです。
(昭和30年代半ばころだったと思うのですが、大塚駅前とか蒲田から池上付近は区画整理している最中に見ていましたので知っていますが、その例外でしょう。)
高度成長期以降開けた場所の多い千葉県では、大規模住宅団地や、区画整理方式による宅地造成が盛んでした。
こうして千葉の新しい街では、殆ど一定規模の区画整理された市街地になっているのです。
土地区画整理方式は、一定の規模で、まとめて造成しなおして、駅前広場や公園、道路を拡幅して、住みよい町並みに変えます。
東京など旧市街では、環7などの道路を造るためには、その予定地の買収をして造るのですが、高価な買収費用で買収した結果、裏側の人の土地が偶然道路に面することになって百倍にも値上がりした利益を手にするわけで、不公平な制度です。
(高額の税金で駅前広場を広げた利益を、広がったことによって突如駅前広場に面することになった裏側の土地所有者の利益になってしまうのです。)
区画整理の場合には、道路や駅前広場や公園を造るのに、買収ではなく、その分従来から持っていた土地(これを従前地と言います)から少しずつ出し合うので、各人の面積は減るのですが、これを減歩と言います。



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