11/20/05
そこで、いよいよ(私には)難しい?朱子の論理の紹介に入ります。理気二元論 とは?
「宇宙は気によって構成されており、さらに理の原理によって運行するため宇宙には秩序がある。」
というのです。
この程度の抽象論では、[?・・]何も分りませんが、ま、これは今の科学でもそうでしょう。
ニュートンの万有引力論やさらには相対性理論が出来たと言っても、今では相対性理論でさえも説明のつかない世界があるようですから、宇宙の理が解明し尽くされていない点では、現在科学と50歩100歩かもしれません。
朱子学では、「天は理なり」とする自然法則的な宇宙観と宇宙の質料を「気」によるとする宇宙構成論を二つの主軸として、合理的な宇宙論を構築したらしいのです。
西洋(キリスト教)では、古来から宇宙は神様の創造したものと言う立場で、これに反する宇宙の事象に関する客観的即物的な意見が禁止されていたのに比べると、大分進んでいたというか東洋では思想の自由があったことがわかります。
ガリレオの
「それでも地球が動いている」
が有名ですが、朱子の生没年は、1130-1200年と言われますから、西洋に比べて何百年も早かったことが分るでしょう。
思想・信条の自由など人権思想は、フランス革命を経た西洋の専売特許みたいに思う方が多いでしょう。
しかし、西洋では革命があるまで思想信条の自由がなかったたから、大きな成果のようにいうだけであって、東洋では、宗教に基づく思想の縛りがなかったのですから、あえて「自由」などと宣言する必要がなかっただけともいえます。
何故東洋では思想の自由があって、西洋ではなかったかというと、西洋では古代ギリシャ神話で星座に関する考えがあることから分るように、人の生き方に関する哲学だけでなく、宇宙に関する観察も古代から発達していたことが原因でしょう。
その他の学問もギリシャ哲学で知られるように、古代に完成度の高い学問が成立していた基礎の上に、キリスト教の神学が成立していますので、当時の水準で出来上がってしまった神学体系による束縛が生じてしまったと言えるかもしれません。
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