11/13/05

田中元外相鈴木議員バトル日中政策日露政策

小泉さんは、米露の性質の違いを分った上で、4島同時返還にこだわっているのでしょう。
1昨年春だったか、田中真紀子外相(当時)と外務省に口出しする鈴木宗男議員が相打ちを演じて大きな話題になりました。
しかし、実は鈴木宗男議員は、適当な所でロシアと手を打って(2島返還論)、ロシアとの国交正常化を図るべきだと言う持論で、外務省にトテツもない影響力を持っていたロシア関係の族議員の重鎮でした。
他方田中元外相は、言うまでもなく日中国交の重視論者でした。(勿論今でもそうでしょう)
他方小泉さんの外交の基本的立場は、私が10/23/05「ドミノ理論と靖国参拝1」以下の連載で靖国参拝問題で分析したように、    
  「これ以上仲良くなるよりは、適当に距離を置いておきたい」
ですから、田中、鈴木両人の主張や行動は、ボスである総理の意を理解しない、とんでもない「でしゃばり」もいい所だったのです。
一見2人は対立していたようでいて、実は小泉外交の基軸からずれている点では、同じ立場だったので、したたかな小泉さんにうまく喧嘩を煽られて、あとは喧嘩両成敗・・始末されてしまったと言う所でしょう。
北方領土の一部返還で納得してしまうと、ロシアと仲良くしなければなりませんから、韓国、中国に対しては、彼らの嫌がる靖国参拝を続けているのと同様に、(勿論北朝鮮には拉致疑惑ですが、これも小泉総理になってから、いきなり政治問題化したものですから、小泉氏の基本政策が分かろうと言うものです。)ロシアに対しても4島返還を唱えていれば、これ以上仲良くしなくて良いし、経済援助もほどほどで良いと言う読みではないでしょうか?
今回の靖国騒動など見れば靖国参拝がいいかどうかではなく、国益として、中、韓や北朝鮮とほどほどに付き合うか、もっと仲良くした方が良いかの政策選択に対する国民判断でしょう。
私は領土なんか、大げさに喧嘩するほどのものではないと思っていますので、日ロ関係をこれ以上進める必要があるかどうかだけを冷静に判断すべき問題としてこれを見ています。
しかし、国民の大方はそうではないでしょうから、小泉さんは国民世論を読んだ上で、あえて妥協しないのでしょう。
一般論から言っても、貧乏な人や国との付き合いは、ほどほどで良いに決まっているのですから、国民の嫌がる妥協をあえてして、仲良くする必要がないのです。
あんまり仲良くなって、泊り込みで遊びにこられるのは、(異民族混在です)迷惑ではないでしょうか?



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