11/10/05
市場競争を徹底化すれば、敗者・脱落者が出るのは当然の帰結でしょう。
市場競争を進める以上は、敗者復活チャンス・脱落者に対するケアを同時考えていかなければ、社会が持たない筈ですが、社会学者や経済学者の研究が発表されないのが不思議です。
政治家の議論も、敗者切捨て反対というだけですが、そんなことをいってても敗者が出ない社会はないのですから、ここで必要なのは、必然的に出てくる敗者の受け皿をどうするのが良いかこそ、研究し、論争すべきではないでしょうか?
市場化を進めなくとも、何時の世にもそれなりの競争があって、敗者はいつも出てくるのです。
車のエンジンとブレーキが必須の機能であるように、市場競争を主張する以上は、なおさらその敗者のケアを同時に考えるべきではないでしょうか?
今までの所、脱落者が暴れれば、刑罰で叩き潰せばいいという安易な考えでやって来たのでしょう。
こうした結果が出たのが、今回のフランスでの下層労働者・・移民労働者の子弟・・による大暴動の発生でしょう。
今の所フランス政府は、外出禁止令など強硬策で乗り切るつもりのようですが、落伍者に対するケアが欠けている社会矛盾が噴出したものとも言えるでしょう。
厳しい企業競争に脱落した者にとって、刑務所で労働習慣をつけてやるといわれても、もう懲り懲りという弱者が多いのではないでしょうか。
フランスの問題点は、現在連載中のテーマ(合併と協力の違い)のテーマに関しますが、レベルの違う異民族が混在して住む危険・マイナスが顕在化しただけでしょう。
ここで混在と分離と言うのは、郊外と都心とかスラム街と高級住宅街のような小さなグループ化でなく、国単位で別に住むべきだというのが、私の年来の意見です。
私は、01/05/03「外国人労働力移入 2(人口減少賛成)」以下のコラムその他で、労働力不足対策としての移民受け入れに反対していましたが、私の不安・心配が現実化してきたようです。
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