11/06/05

国民総生産環境破壊

鉄鋼や紙など必需品の生産でも似た様なことがあります。
公害華やかなころの代表格は、河川や港湾に溜まったヘドロですが、この膨大なヘドロ浚渫のための活動や関連生産も、国民総生産に加算されていくのです。
これは必要悪だから煙突から出る煙から硫黄分を除去する設備などと同様に、カウントしてよいのだと言うことになるのでしょうか。
公園のゴミ清掃も必要悪だから、清掃業のためのトラックや清掃工場の建設費などもみんな国民総生産に加算してよいとなってきます。
人口の少ないときはゴミは自家処分で間に合っていましたから、清掃工場など要らなかったのですから国民総生産も低いのです。
このように正確に考えていけば、人間にとって無駄かどうかは、神ならぬ身、誰が判定するのかと言うことになるのでしょう。
そうした学問的正確さを言い出したら、確かにタバコも精神のくつろぎに役立っているかもしれませんし、ときどき暴力を振るったりするのはより大きな犯罪を防止しているのかもしれません。
私がいつも環境破壊の代表として槍玉に挙げるゴルフの効能と大差ないじゃないかという議論になります。
こう言う細かな言い訳を聞いていたらキリがないのですが、これを極端に推し進めたのが犯罪所得と言うものでしょう。
犯罪だけは、いくら何でも国民総生産に加算しないのだといえば、分りよいですが、じゃ、禁煙を道徳にとどめず、刑法で処罰するようにすれば、国民総生産に加算されなくなるのか、ゴルフ場もそうかとなってきます。 
公害排出企業活動の内、どの部分まで禁止すれば、国民総生産に加算しないのかの議論にもなってきます。
私は学生のころから、国民総生産についてこうした疑問をもっているのです。
無駄なものを作れば作るほど、環境にやさしくなければないほど、国民総生産が上がる仕組みっておかしいと思いませんか?



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