11/05/05

合併協力違い3(グループ別生活知恵1)

この理屈を実際に経験したのが、東独の西独への吸収合併でしょう。
国際競争力のある国と弱い国とが、関税をなくして一体化した場合、弱者はその競争に敗れて、翻弄されてしまいます。
合併とは、人的関係の垣根をなくした自由競争社会みたいなものでしょう。
別々の会社の場合、時々しか相手の給与水準などわかりませんし、たまに分っても内は儲かっていないから、「少しくらいあそこより給料が安くても良いか」という諦めがつきます。
同じ会社になって、毎日顔を合わせるとなれば、ストレスが大変です。
貧乏人と金持ちが同じ屋根の下に暮らすよりも、別々の方が御互い気にならないし、もっと言えば地域別に住む場所が別れて生活している方が、御互い気にしないものです。
そうした知恵が、お屋敷街とか下町あるいはスラム街などの街区、あるいは職業別街区発達の歴史でしょう。
今では職業別街区が商店街や工場街程度にしか分かれていませんが、昔は博労町や箪笥町など個別に分かれていたのです。
これは同業者が集まる方が能率が良いだけでなく、職業別に、気質・生活習慣その他が違う点も考慮したものでしょう。
呉服町や飲食街の隣に博労の溜まり場があったのでは、馬糞臭くっていけません。
スターバックスなどは、商売にならないでしょう。



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