11/15/04

膨大な警察官が必要か?2

大雑把に見て、千葉県の例ですが、人口600人弱に1人の割合の警察官が必要でしょうか?
江戸時代と同時期の人口調節は、中国では大失敗だったことは03/09/04「近世初頭の日本と中国」のコラムで紹介しました。
また西洋では、アメリカ大陸への移動で解決していたのです。
江戸政府の人口調節は、何故うまく行ったのでしょう。
農村の2男3男が江戸に出るのですが、仕事らしい仕事がなかったのと貧困の為に、(結果的に劣悪な居住条件、食糧事情、栄養不足から抵抗力が弱まり、そこへ人家の密集で病原菌の繁殖がしやすいということらしいです)若年(20〜30歳)で殆ど死亡していたからだと言う論文があります。
勿論、結婚できるような成功者はまれでしたから、江戸市中には食い詰めた独身男性がうようよいたわけです。
そうしたことから、治安対策としても、吉原などの遊郭が必要とされていたのです。
このように考えて行くと、近代的犯罪はなかったとしても犯罪予備軍の比率では、現在とは比べ物にならないほど高かったのです。
「火事と喧嘩は江戸の花」という言葉をご存知でしょうが、結婚も出来ないし直ぐ死ぬのですから喧嘩早いところが有ったのは仕方ないでしょう。
独身者が悪いと言うのではありませんが、「早く身を固めさせて・・・」などとも言いますように、妻帯した方が安定的になることは、多くの方が経験でご存知でしょう。
殆どの人が結婚し、且つ経済大国化して、高学歴化し、職業に恵まれている現在の方が犯罪予備軍が少ないのです。




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