11/13/04
捜査機関の民営化=2足のわらじ2
話を警察の前身である岡引きや目明しに戻しますと、私が子供のころ、よく見た映画・鞍馬天狗シリーズ(原作大仏次郎・アラカンこと嵐寛寿郎の鞍馬天狗・・美空ひばりの角兵衛獅子・杉作少年)では、杉作少年(美空ひばり)を追いまわす悪役が、岡引きで出てきましたが、それです。
ついでに、思い出の名場面?を紹介しておきますと、危機に際してアラカンの扮する鞍馬天狗が、騎馬で登場し、杉作の救出に向けてどこかの土手を疾走する場面がありました。
観客が割れるような拍手でこれに応じ、固唾を飲んで見守ると言うパターンが多かったものです。
07/24/04「放送法2(表現の自由)憲法78(マスコミの中立と巨人ひいき)」のコラムで、放送の中立に関して、プロレス・力道山の実況放送の様子を紹介をしましたが、そのころは、大人に至るまでみんな純朴でした。
今年の2月ころから北海道の旭川中央署の、報償費利用による裏金つくりの疑惑が取り沙汰されています。
民間の協力者に対する謝礼目的のお金が流用されていたと言うのですから、今風の目明しを使っているのでしょうか?
目明しや岡引きの使用は、幕府で禁止しており、同心の私的雇用であったところから、幕末ころに天領を中心に発達したやくざの親分による「2足のわらじを履く」ことも生まれたわけですし、今でも、刑事と暴力団は密接な関係が取りざたされるのは、こうした歴史があるからです。
誤解のないように書いておきますが、今の刑事は、れっきとした公務員ですので、2足のわらじを履くことはあり得ませんが、その代わり決まりきった事件しか扱ってくれない問題が生じているのです。
捜査は「蛇の道は蛇」または、役所仕事ではどうにもならない分野の最たるものでしょう。
外のことと違って、威張っていても向こうから許可申請が来るような仕事ではなく、(泥棒や殺人は許可申請しません)積極的に犯罪者を探さなければならないのですから、普通のお役所仕事的感覚では勤まりません。
桶川のストーカー殺人事件などは、被害者が何回も頼みに行っても「忙しい」と相手にされなかったくらいですから、役所が役人のままで、捜査権を持つのは、今でもどだい無理な話かもしれませんね。
平家が利用した禿(かむろ)などの例で明らかなように、本気でやろうとすれば私的なものにならざるを得ないのでしょう。
民間の力を借りると言っても、善良なサラリーマンでは何の役にも立ちませんので、ヤクザ組織その他の情報(覚せい剤取引、闇金融、ヤクザをバックにする自動車泥グループなど蛇頭などの密入国組織)に詳しい人となれば、元やくざないし周辺人物とならざるを得なくなりがちです。
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