11/30/03
身近な行楽1(ゆとり5)
私は、どこかへ引っ越すと、自分の住んでいる所の廻りをぐるぐる歩きまわったり、自宅周辺は半径3キロくらいは住宅地、雑木林を問わず、自転車で隅から隅まで、自分ひとりで、または子どもが育つてからは、子どもと連れ立って走り回ったものです。
こうした習癖は、いつかからだろうと考えてみますと、平成15年10月30日のコラムで、池袋周辺の昭和30年代の様子を紹介しましたが、既にそのころから習慣化していたように思います。
住んでいた半径500メートルくらいは、密集し、迷路のように入り組んだアパート群の、どこにどういうアパートがあって、同じ名前のアパートでも、「どこそこの角を曲がったところ」と説明されると、あ、あそこだと分ったものです。
大学を出てからは、あちこち2〜3年ごとに引っ越しましたが、何しろ良く歩きましたね。
目黒区の柿の木坂に住んでいたときには、周り中歩いたどころか、新宿から歩いて帰ったことさえありました。
新しいところに住むと、先ず半経1〜2キロくらいは、歩き回らないと気が済まないのは、多分、自分のいる場所、座標軸が定まらない不安があるからでしょうか?
司法修習生として、宇都宮で2年間過ごしたときには、もうこれで一生涯住むことはないのだから、と言う気持ちがあって、家の周りや宇都宮中を歩き回ったのは勿論、近くの日光や周辺観光地、或いは山々へ行けるだけ行ったものです。
朝起きてから、気が向いて、日光まで行ってみるかと言うことになると、それから弁当を作って出かけても、バスで1時間足らずで日光東照宮に着いてしまうのですから、簡単なものでした。
こういう習慣が身についたところで、千葉に引っ越して来ましたので、自宅周辺は言うに及ばず、最初の5〜6年間は、千葉県中見て回ったものです。
そうこうする内に、仕事柄県内の移動が多いこともあって、かなり詳しくなったからかも知れませんが、いつの間にか県内旅行は少なくなってきていました。
千葉県は、これと言った観光資源に乏しいことと、首都圏に近いということから、鴨川シーワールド(今ではデイズニーランド)、マザー牧場に代表されるように、児童の喜ぶような遊びを主体とした設備で、客を呼ぶ場所が多いのも、子供が成長するに従って行かなくなった原因の一つのようです。
そういう見方をしてみると、子供の小さいころには、よく行った勝浦市の行川アイランド(フラミンゴの優雅な群舞が有名でしたが、我が家では、アヒルを抱っこできるとか、ハイキングコースが園内の丘陵の尾根伝いにあったので、これも楽しんだものです。)が6〜7年前に閉園したのは、我が家の行動形態の10数年遅れくらいですから、(客が減少し始めてからすぐには廃業しませんので)大体一致していますね。
その後は、国内、海外となっていたわけですが、ここにきて、また近場に限ると言うことになって来て、遠距離旅行は、年1〜2回に逆転して来ました。
遠距離と言っても、このころは、海外に行きたいわけでもないし、国内でも、信州などの一箇所で4〜5日じっとしているだけと言うものですから、何かを見ると言うのではなく、くつろぎが目的になって来たのです。
こうなってくると、名所旧跡を急いで見て回るのが目的ではありませんから、「目玉の名所さえあれば、その周辺はいくら汚くてもいい」という観光地のあり方では、満足できなくなるのは当然です。
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